Event 小屋 (2001年 5月)
[演劇]演劇集団キャラメルボックス 2001 スプリングツアー・ダブルビジョン�� 「風を継ぐ者」(2001.05.19,於 : シアタードラマシティ)
「う〜ん」でした、正直なところ。
何度目かの再演のこの「風を継ぐ者」、シアターテレビジョンで視た時は凄く面白い、って思ったんですけど。
で今回、面白くなくは無いんです、面白かったのは確かなんですけど。
テレビで視た分の方がよかった、とかそんなんじゃないです。
この舞台がいい、悪いではなく、自分の好みの問題なんですわ、きっと。
[演劇]AGAPE store VOL.4 BIG BIZ〜宮原木材 危機一髪!(2001.05.18,於 : 近鉄小劇場)
いやぁ、笑た笑た。
話が進めば進むほど、笑い度数(?)も上昇していきました。
ありえへん話、まるで飲んでる時の話題みたい。ありえへん話がどんどん膨らんでいく、って感じ。
大王作で粟根さん出演、ってに加えて、松尾貴史さん(キッチュ、って方がなじみがあるんやけど・・・それ言えば生瀬さんは三助か?)を観てみたいってので、チケット取った舞台。
最初から面白いのは面白かったけど、話が進むにつれてもう、笑わされまくりでした。
なんかね、「絶対にこんなこと起こりえない」とは言えない状況。でも、舞台の上では「起こってしまう」・・・思わず「そんなことありえへんで〜」って突っ込みいれたくなるような展開。
「ホロッ」とこさせるわけでもなく、ひたすら「ギャグ」でなくお話で笑わされました。いやぁ、面白かった。
[演劇]五月花形歌舞伎 「通し狂言 怪談敷島譚」(2001.05.12,於 : 大阪松竹座)
とってもわかりやすくて面白いお話でした。
そして見所といえば、「市川染五郎 三役早替わりにて相勤め申し候」、染五郎さんの早替わり。
ちょっと前に何かのインタビューに「0秒、というわけには実際にはいかないですけど、観ている人に時間を感じさせない早替わりを目指してます」という染五郎さんの言葉がありました。
実際、早替わりは凄かったです。しかも「三役」ですからね。観応えありましたよ、これだけでも。
一幕だけは途中うつらうつらしてしまった(^^;)ところがあったんですが(どうもあの浄瑠璃三味線においらは弱いようです)、もうそれ以外は「ほぅ〜」と関心させられまくり、なところがありましたね。特にやっぱり「早替わり」。
この「怪談敷島譚」は復活狂言ということです。こういうわかりやすい、面白いお話を観ると、歌舞伎もほんとに難しいとか退屈やとかいうことはなくなりますね。
とはいえ、きっかけは「市川染五郎」さんですけどね。
番附にも染五郎さんに関わる話で「阿修羅城の瞳」のことが結構載ってましたけど、劇団☆新感線ファンにとっても染五郎さんの客演は大きかったし、染五郎さんにとっても劇団☆新感線への出演は大きかったみたいですね。
実際、こうして染五郎さんの歌舞伎を観にいくようになったおいらのようなファンもいるわけやし。
あと、これは以前の猿之助さんの歌舞伎を観にいったとき、その番附で書かれていたことですけど、「通し狂言」だとほんとに分かりやすいです。
「通し狂言」「三役早替わり」という目玉もさることながら、これはおいらの勝手な想像ですけど、番附に書かれている染五郎さんの「面白いモノを作るためには妥協しない」という姿勢が、これだけ面白い舞台になったんやと思います。ホントに面白かった〜