・天保十二年のシェイクスピア
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またまた月並みな表現となってしまうんですが・・・面白かった〜
ここんとこお芝居観る間隔が空いてしまってたんで、「お芝居観るぞ」テンションが下がり気味やったんですけど、オープニングでもうテンションは一気にあがりました。
あのオープニング。音楽も含めて「何かこれから面白いお芝居が始まるぞっ!」って期待させてくれますよね。
一つだけ難点を言えば、長かった(^^;)
お芝居自体は面白かったし、特に観ていて「長い」とは思わなかったんですけど、終盤お尻が痛かったんで、「長かった」んでしょ。実際長いし(^o^)

今回一番印象に残ったのは「王子」阿部サダヲさん。もう、初登場から滅茶苦茶面白い。声あげて笑わされたもん。
もう、テンションが高い、高すぎる〜って演技。
おかげで、二幕途中王子が死んでからは、自分の中でトーンダウンしてしまって、ちょっと中だるみしてしまった。
にしても、おもしろい。
そして、おいらは初めて生で観る上川隆也さん。
いやぁ、迫力有りました。ホント、凄かったぁ〜。もう脱帽。圧倒されました。成り上がっていく姿が最高でした。
で、劇団☆新感線の新太さん、粟根さん・・・ってこれ、演ぶチャート俳優部門BEST3揃い踏みやんっ!
なんて贅沢なキャスティングなんでしょ。
熊谷真実さん、西牟田恵さん、もよかったですねぇ。
劇団☆新感線メンバーも含めて、なかなかどうして、みなさんに楽しませて貰いました。
TEAM発砲B・ZINの武藤ちゃんは、一幕はわかりませんでした。出演者&登場人物多すぎ(^o^)

お話はどうなんでしょ?「お話が」か「お芝居が」かはよう知らないんですけど、なんかこの「天保」賛否両論らしいですね。
でもおいらは、お芝居はもちろん、お話も楽しめました。大前田栄五郎、国定忠治、笹川繁蔵、飯岡助五郎、清水次郎長なんかが出てくるのも、話だけやけど根岸肥前守が出てくるのも楽しめた。
でもそんなとこだけやなく、三世次が成り上がっていくのが面白かったですわ。
あと、演出面では今回生バンド、生音!
これがまたよかったです、陰の(?)儀太夫さんたち(今回は「謎の」やなかったんですね)は大変でしょうけど、生音のお芝居はこれからも観てみたいです。
音楽もよかったし。さすが司さん、って感じ。

観終わったときに、何故かウルウルしそうになりました、何ででしょう?
感動した、とかそんなんとは違うんですけど、う〜ん、敢えて言うなら「こんな面白いお芝居観せてくれてありがとう〜っ!」って感じかな。
いやぁ、それぐらい面白かったんです。
これ、シェイクスピアを知ってたらもっと面白く楽しめるんでしょうね。
ま、ちょっと今から読み始めても間に合わへんけども。
次は千秋楽のチケットを持ってるんですけど、ちょっともう1回位、当日券狙って観に行ってみたいです。

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一昨年年末、チケットを持ってたのに仕事が忙しくって行けなかった「OUT」、個人的にはリベンジです、やっと観ることができました。
なんやけど・・・おいらの好きなタイプのお芝ではなかったでした。
後、風邪ひいいてて体調がかなり悪かったのも楽しめなかった要因かもしれんけど。
いつぞやTVドラマでやってた時も思ったんですけど、前半から中盤にかけては、怖いです、ホントに。
で今回のお芝居でも、非日常的なことが淡々と進んでいくのが逆に怖さを感じさせられました。
ただ、後半〜ラストにかけては、これまたTVの時と同じで、な〜んか、怖さも無く淡々と進んでしまったように、おいらには感じました。
雅子と佐竹の心理状態を深く読みとってあのラストを観ればまた感じ方も変わるんでしょうけど、おいらにはそこまでできませんでした。
あ、松本紀保ちゃんが出演されたので、これで松たか子ちゃん(VOYAGE)、染五郎さん(阿修羅、花形歌舞伎)も観たし、今度はおとっちゃんを歌舞伎と歌舞伎以外で観たい。

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