Event 小屋 (2003年 4月)

音楽活劇 レディ・ゾロ (大阪公演 千秋楽)
アフロ13 7th Live「モルヒネと海 −La mer et la morphine」
音楽活劇 レディ・ゾロ (2回目)
奇跡の人 The Miracle Worker
新三国志III 完結篇
SHINKANSEN GOES TO BROADWAY「花の紅天狗」
音楽活劇 レディ・ゾロ (大阪公演 初日)

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音楽活劇 レディ・ゾロ (大阪公演 千秋楽)(2003.04.27 : 大阪松竹座)

今日は千秋楽、ということで、もう客席がかなりできあがってましたね。
最初のひびきさん登場シーンの拍手がそれを物語ってました。
あと、2週間ぶりなので、今日千秋楽やからなのか、この間に変わったのか分かりませんが、ちょこちょこ演出が変わってました・・・というより、なんか千秋楽なので、出演者達がいい意味で「アソんでいた」ように思いましたけど。
そういえば、ここ最近アクシデントで治田さんのお盆の殺陣を、中谷さとみちゃんが代役でこなしていたそうですが・・・千秋楽は治田さんが復活なさってました。
さとみちゃんの増えてた出番が観れなかったのは残念、悔しい〜
結局都合3回観たんですけど、千秋楽+お客さんのできあがり、ってことで、今日が一番面白かったですね。
千秋楽で終わってしまったのでネタ晴れしてもかまわないでしょう・・・
このお芝居、面白いと思うのにどうしもて楽しみきれなかった理由。
何ヶ所か、もっと面白いはずやん、このストーリー、この音楽(音楽活劇ですから)、このキャスト(劇団☆新感線組含め、概ねよかったと思ってるんですけど)やったら、って思ってしまう場面が多かった、どうしてもそう思ってしまってた、考えてしまってた・・・そのため、おいら的には、入り込めて無かったですね。
確かにお芝居観る数って、数年前に比べたらかなり増えてますけど、せやからって「目が肥えた」なんて全然自分で思ってないし。
基本的には、入り込んでしまったらおいらは「面白い」って感じられるほうなんですけど、ねぇ〜・・・
一つは、やっぱり二幕。ストーリーは佳境に入って盛り上がって行ってるのに、その盛り上がりを止めてしまう、場間の暗転時間の長さ。おいら好みでは、もう、「勢い」で最後まで突っ走って欲しかった、です。
もう一つは、これが決定的なんですけど、オーラス、ホントやったら大盛り上がりクライマックスのはずの、レディ・ゾロ=タニアとレイモンドのアクション。
アクションがいい、悪いではなく、なんであのクライマックスでスタント使うかなぁ〜
あそこは、「アクション」を観せるより、「匠ひびきさん」「草刈正雄さん」を観せるべきでは?
正直、あそこでスタント使うことによって、自分の中ではそれまでの盛り上がりが一気に冷めてしまいました。

「レディ・ゾロ」、本は面白いと思いますし、おいら好みな部分もあります。
「また違った形で観てみたい」、そう思いました。

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アフロ13 7th Live「モルヒネと海 −La mer et la morphine」
(2003.04.25 : 芸術創造館)

一昨年の「クロマニヨンショック」以来の関西Live。
出演メンバーがほとんど変わってました。
観に行ってよかたなぁ〜、と思わされるお芝居でした。
シーンごとの盛り上げ方はちょっと唐突な感じも残りましたし、舞台の上がちょっと窮屈そうな感じも受けました。舞台上の人数はそんなに多くはないんですけど。
「クロマニヨンショック」の初演と時も感じましたけど、アフロのお芝居、舞台が小さいとちょっと勿体ないなぁ、って感じます。もう少し広い方が「のびのび感」がでるのでは?って。
あ、珍しくタイソン君、叫ぶ役どころでは無かったです。
全体としては面白かったし、なんていうんでしょ? なんかよかったなぁ、って感じが残ってます。
観終わったあと帰り道で、なんかいい心持ちになれた、そんなお芝居でしたね。

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音楽活劇 レディ・ゾロ (2回目)(2003.04.13 : 大阪松竹座)

「お話は面白いし、役者さんもなかなかいいし、音楽は、いつもの司さん・劇団☆新感線とはまた違ってこれもよかったし。」
「匠ひびきさんは、やっぱり流石元宝塚トップ、ってだけあって、ミュージカル、お芝居からいきなり歌に入っていく所は凄いなぁ〜、って思ったし。」
というところなんですけど・・・
なぁ〜んか・・・どっかに引っかかる部分があります、正直なところ。
ま、一番気になるのはやっぱり、「暗転」の長さかなぁ〜。
暗転時間がちょっと長い・・・個人的にはちょっときついなぁ、なんか盛り上がってたお話の流れがそこで一端「プッツリ」と断ち切られてしまうような、そんな感じを受けてしまいます。
暗転中、暗幕に光でなんか描いている(雲の流れかな)、もはっきりしないし。
う〜ん、お話は凄くすきやし、面白いんですけどね〜(といいつつ、ちょっと髑髏城の捨之介・天魔王を思い出してしまったりも・・・~\(^o^)/~)

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奇跡の人 The Miracle Worker(2003.04.12 : 近鉄劇場)

たった一つだけ、大きな不満が。それは観客のマナーの問題なんですけどね。まぁ、そのことは「独り言」にでも書くとして・・・
下手すりゃ舞台台無しっ! になってしまいそうなことがあったのもすぐに消し去るほど、ホォ〜ンッとにっ!
凄い、素晴らしいぃ〜! 舞台との再会でした。
3年前に観て、もぅその時の感動と言ったら・・・
これまで何度も再演重ねられてる舞台ですが、その時にも「また観たい」って思い、待ってた舞台は、期待通りでした。
今回、スタッフ見ても、殺陣指導の川原さん始め何人か知ってる人だったので、余計に期待も高まりましたし。
ある雑誌かなんかに書かれてましたけど、「この奇跡の人は格闘技」、ほんとその通りのお芝居でした。
久しぶりにお芝居観てボロボロ涙しましたね。
有名なクライマックス、ラストの「WATER」のシーンはもう・・・っ!
元々ストーリーは、これはもう知ってる人が多いと思いますけど、ええお話なんですね。
そんな中で、主演の大竹しのぶさん、彼女は「凄い」ですね。「凄い」って形容詞がぴったりはまるような、そんな気がします。
もう、「そこに居る」という圧倒的な存在感、観客席に伝わってくるお芝居の迫力。
「これには言葉があるのよ」って台詞と、ラストクライマックスの感極まる様子はもう、最高です。
ほんとに、「女優」そのもの、って感じます。
それから、初舞台の鈴木杏ちゃん。彼女って、去年映画館で観た「リターナー」の予告編とたまにみるCM程度でしか観たことなかったんですけど、とても初舞台とは思えない良さでした。
前回の菅野美穂ちゃんのときもそうでしたけど、今回の鈴木杏チャンも、いっぺんにファンになってしまいましたね。
(TVとか映画を追っかける、まではないけど、たまたまつけたTVに出てたりしたら、きっとそのまま視ちゃうでしょうね)
最後はみんな、スタンディングオベーション!
今年は夏の阿修羅があるのでチケ代をその時まで残しとかないといけない・・・そんな心配さえなければ、間違いなく何度か通った舞台でしょうね。
またまた早速ですけど、また再演して欲しいです。

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新三国志III 完結篇(2003.04.10 : 新橋演舞場)

「完結篇」です。
正直なところ、孔明死後の三国志、「蜀」から観ると悲劇的なお話なんで、IIIは作られないって思ってたんですね。
それが「III」を演る、って聞いても、期待はしててもそれほど大きな期待をしてなかったんです。
でもでも、でもぉ〜、お話は凄く面白く仕上がってました。
役者さんでは、おいら個人的には、Iでは笑也さん、IIでは笑三郎さん、でしたが今回は春猿さん! です。
そして、それ以上に、初めて観た團蔵さん・・・スッ、凄い、凄すぎる! 「目」がっ!
それから今回は、右近さんが「本水」「宝塚ダンス」、といい観せ場が多かったですね。

ほんと、観応えありました。I、IIの観せ場の集大成でもありました。
京劇、本水、屋台崩し、宝塚ダンス、そして宙乗り。
それから今回、舞台装置、馬、そしてレーザー光線が凄かったです。
いやぁ、書いても書き尽くせないですね。
そして、「完結」!
シリーズ最終篇、そしてシリーズの最後の最後はもう、圧巻!
宙乗りのシーン・・・もう、これは圧巻、圧倒されます。このシーンだけでもチケット代の価値ありました。
このシーン、おいら今回は一等席から観たんですけど、是非三等席から全体観渡せるところからも観てみたい!
ただ、1回しか観ない方には、これはもう、一等席がお奨めですね。
一貫したテーマの一つでもある「桃の花びら」、これが、あの新橋演舞場じゅうに舞い散るのですっ!!!
もうほんとに、こんな凄い空間は今までで初めて!
猿之助さんの宙乗り、最後に引っ込む所と二階上手から「桜吹雪」ならぬ「桃の花びら吹雪」が劇場じゅうに撒き散らされ、舞い散るのです。
「本水」の後も客席がそのすごさにざわついてましたが、この宙乗りはその比では無かったです、ざわめきがっ。
こんな凄いクライマックスがあって、そしてホントのホントの最後!
関羽と劉備玉蘭のシーンで幕を閉じます。

来年大阪が決まったようなので、大阪でもまた観ます。
大阪では、もちろん今回のように一等席でも観るけど、三等席でも是非観たいです。

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SHINKANSEN GOES TO BROADWAY「花の紅天狗」
(2003.04.09 : ル テアトル銀座)

この日に限っては、「初日」ってのが思いっきり出まくってました、ちょっと残念。
台詞かみまくり、きっかけがずれてたり・・・

それに目をつむれば・・・楽しんできました。ホンット、「楽しませてもらいましたぁ〜」って感じ。
再演やし、テレビでも放送されてて(録画してあるのを何度か視てるし)、で、まぁ、ストーリーも知ってるわけやないですか、正直。
ま、そんなわけなんですけど、もう、思ってた以上・・・どころか、ほ〜んとに面白かったし、楽しませてもらいました。
基本的なお話は前回と変わってなくて、細かいエピソードやら設定やらギャグ(ネタ)やら、が変わってました。
大きく変わったのは、右近さんのお腹・・・ですっ~\(^o^)/~
という冗談はさておき、前宣伝通り、ミュージカル色が凄く強くなってましたね。
初演もミュージカル的な要素がありましたけど、それよりも「大衆演劇」を材料としたお芝居、でした、今思えば。
今回もそうなんですけど、同じ演劇でも「ミュージカル」を強く押し出してましたね。
個人的にはミュージカル、好きも嫌いもないし、それ以前にあんまり観たこと無いんですけど、今回の「劇団☆新感線が演るミュージカル」、面白かったぁ〜。
いのうえ歌舞伎のように感動させられ涙させられ、ってのとは違って、軽い、肩肘張らずに楽しめるお芝居。
歌はやっぱり森奈みはるちゃん!高橋由美子ちゃんも凄くよかったです。
このお二方、歌だけでなくお芝居もよかったし、今回初めて観た川原和久さん、最初は「?」やったんですけど、お芝居が進むに連れ、「いいですね」って思いました。
他にはいつもの池田成志さん、初演からの木野花さん、川崎悦子先生、そして劇団員の方々も!
今回「ミュージカル」ってことで、粟根さんも歌ってましたね。粟根さんファンは喜ぶでしょうね。
音楽は今回、初演からはだいぶ変わってました。今回の音楽もよかったですけど、個人的には初演で好きやった「組曲 スカーレットファントム」が残ってたのはうれしかったです。初演の「紅天狗」の中でも一番好きなシーンなんで。
いやぁ、面白かった。大阪チケットもう1回増やそう、っと!

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音楽活劇 レディ・ゾロ (大阪公演 初日)(2003.04.02 : 大阪松竹座)

まずは・・・面白かったです。でもなんか、楽しみきれなかったなぁ〜
本はね、やっぱりかずきさん! って感じで面白かったです。
1幕はなんかあまりにも単調すぎたんですけど、そのラストで「ほぉ〜、なるほどっ」って感じで盛り上げて、2幕からはどんどん面白くなっていきました。
やっぱりかずきさんのお話は、おいら的には凄く好きです。
お話がいいからでしょうねぇ〜、客席で泣いてる人もいたみたいやし。
音楽は、いつもの司さんっぽいところもあれば、そうでないところも。
そうでないところが、怪人松崎様なんかなぁ、どこまでが司さんでどこからが松崎様なんでしょう〜。
音楽もなかなかよかったと思います。劇団☆新感線のようなスピードはなかったですけど。
役者さんは、おいら始めてみた匠ひびきさん、「さすが元宝塚」って雰囲気で。ミュージカルの部分だけでなく。
サーベルを使った殺陣もなかなか、でした。
劇団☆新感線組は、河野さん、メタルさんが結構出番が多かったし、カナコさんは改めて「上手いなぁ」って思いました。
おいらのお気に入りの中谷さとみちゃんは・・・出番が少なかった〜のが残念。なかなかいいキャラで動きもカワイく面白かったんですけど。
こうやって考えると、それぞれ要素はいいのに、な〜んか・・・東京あったとはいえ、初日やったからでしょうか?
また来週も行きますので、その時に、期待!

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