で・・・いやぁ、全く飽きません。それどころか、時間が許せばもっと観たい、って想いが強くなってます。ほんと、仕事が忙しくなかったら増やしたい。
せやかってねぇ、いずれまたDVD出るのかもしれないですけど、やっぱり「生」が一番やし。
なんかね、「細かなレビューはまたの機会に。」なんて書いてたのに、細かいレビューなんて書けてません。
もう、兎に角毎回ね、感動させられてますし、泣かされます。
オープニング、殺戮の街角、一幕ラスト・鬼御門屋敷で南北が出門に斬りつけるところ、その直後のつばきが出門を助けようと死ぬ覚悟のところ、二幕最初の阿修羅転生〜邪空の「安倍邪空〜!」ってところ、阿修羅の悲炎転生、祓刀斎の仕事場の最後・夢桜がかかるところ、美惨と邪空が消えていくところ〜火縁の「もういいよ」からのくだり、天守閣での阿餓羅・吽餓羅が斬られるところ、そしてクライマックス、おいらの一番好きな出門と阿修羅=つばきの鬼ごっこのところ〜「約束?それだけ?」ってところ、そしてその後の激しい雨のなかでの火縁が「仲間だからなぁ」っていうところ、最後にやっぱり「夢桜」のラストシーン・・・とう〜ん、あげればたくさんありますね、おいら的泣きシーン。
今回、劇団員のなかで、特にカナちゃん、山本カナコさんがいい! です。
それと、いつから演出が変わったのか(それとももともとそういう意図やったのにおいらが気付いてなかったor間違ってたのか)、クライマックスの阿修羅の「約束?それだけ?」ってところ。
前は「約束?それだけなの?」って感じの印象を受けてたんですけど、ここ2回は「約束?それだけじゃないでしょ?」って感じの印象に変わってます。
ここがね、直前の鬼ごっこが好きなおいらとしては、凄く「グッ」ときます。
なぁ〜んか、こういう風に印象が変わったら、あのクライマックスは、もう今まで以上の感じがしてます。
いよいよ、公演は終盤。おいらはあと、とうとうたったの2回を残すのみ。
この長かった熱い夏ももうすぐ終わってしまいそうですっ!
さて、今日は3等席(3階)から観ました。1等席(1階)では気付かなかったことを中心に。
やっぱり、遠い席から観て一番感じるのは、いつものごとくですが、照明の綺麗さ、ですね。
もう、とても照明が綺麗! 「照明」って劇団☆新感線の特徴の一つではありますけど、スッゴく綺麗でした。
阿修羅城が宙に出現するシーン、1等席だとレーザーの下ですが、3等席だとレーザーの上。なんか、雲の上から観てるような、そんな気持ちにさせられました。
その直前、「空から女の髪が降る」シーンの照明、これは1等席でも分かりましたけど、3等席から観ると、よりハッキリ分かります。
1等席から気付かなかって、3等席で気付いた照明、何ヶ所もありましたね。
舞台の役者さんを照らしている照明のうちのいくつかは、ただの「スポットライト」でなく、椿の模様になってたり、なんか妖しい模様になってたりしてました。
クライマックスの天守閣シーン。天守閣の小さいけどたくさんあるスポットライト。これも凄く幻想的な雰囲気を醸し出してて、これまた綺麗。
そして、なんと言ってもおいら的には、「緋の糸縛り」のシーンのレーザー。
これ、1等席で観てると舞台上のレーザーしか気付かないんですけど、上から観てると、1等席の客席の上空にも赤いレーザーが走ってるんですね。ビックリ。
もう、舞台全体を観て、照明などの綺麗さを楽しむ、という点では、やっぱり3等席も押さえておきたい、というか、押さえといて正解でした。
やっぱり、音楽もそうなんですけど、この「照明」の綺麗さ、美しさも「劇団☆新感線」には欠かせない要素の一つです。
舞台の上の役者さんと音楽と照明とが織り混ざって、相乗効果といいますか・・・やっぱり「阿修羅城の瞳」は、「劇団☆新感線」は、いい!
Inouekabuki−Shouchiku−Mix
阿修羅城の瞳〜BLOOD GETS IN YOUR EYES(大阪9/9夜)(2003.09.09、夜の部 : 大阪松竹座)
Inouekabuki−Shouchiku−Mix
阿修羅城の瞳〜BLOOD GETS IN YOUR EYES(大阪初日)(2003.09.06 : 大阪松竹座)