劇場☆新感線 

ゴローにおまかせ3〜後ろから前から

(作/演出=いのうえひでのり)

公演記録

大阪公演
期間:1995年09月23日(土)〜28日(木)
会場:シアタードラマシティ
東京公演
期間:1995年10月04日(水)〜15日(日)
会場:シアターアプル
CAST
SPACE SAIJO GORO:ARATA FURUTA
ANDROIDO KAORI-ONEESAN:KAORI ZINNAI
SAMBO:MASATO KOUNO
TOMMY/BILLY:SATOSHI HASHIMOTO
SLASH:DANGO TAKEDA
IN-DANU:INDIE TAKAHASHI
RITCHIE:HIROYUKI UEHARA
FRAN-DANU:FRANKY NAKAMURA
YOSHIKI-DANU:METAL YOSHIDA
ISONO-DANU:SHINGO ISONO
PONZO:MACOTO AWANE
PONKY:AKI HANO
CAPTAIN FREDDIE/NUKUKAZE-MARA/PRINCE FREDY:KENICHI UKON
COCKRANGER Z:KEIICHIRO SAKAKI
MARINA:KANAKO YAMAMOTO
ANNIE:YOSHIKO MURAKI
BUNNIES:MIE KONISHI,EMI SUGIMOTO,RIE OMAE、ATSUKO KIDA(MAJYO LAND CLUB)
JAPAN WILD BIRDS SOCIETY MEMBERS:SEIYA MACHIDA,TYSON OYA、TOMOHIDE HADA
ZINNY ACBY:SHOKO TAKADA
OH-MA・KONG:OSAMU KOGURE
観劇記録
[観劇公演]
1995年9月28日(木)19:00公演 シアタードラマシティ 08列 37番
[印象に残っていること]
ゴローシリーズ集大成、もはや「完全版」!
全編、歌い、踊り、笑う、下ネタ、という、「いのうえ歌舞伎」と対極をなす作品。

最初の「ゴローにおまかせ」の殺陣のシーン、一段落ついて「さぁ、2番」ってところでゴローの「さぁ、みんな立て!」に、客席ほとんどが何の疑問も感じずに立ち上がったのには驚いた。
が、それよりも驚いたのは、客席みんなが「ゴローダンス」を踊っていたこと。
もう、これだけで、「つかみはOK」!
後は、もう完全に「芝居」より「LIVE」のノリ!
「劇団☆新感線」の一つの完成された形を見たように感じた。

ヤスオウのちょっと前の座席にアベックがいた。
おそらく彼の方が「劇団☆新感線」のファンで、で彼女の方も「劇団☆新感線」の名前は聞いたことあるし「一回見に行ってみよ」と思って見に来たんやろう。
ところでこの彼、どうせ彼女つれてくるなら「スサノオ」や「星の忍者」といった「いのうえ歌舞伎」の時にすりゃよかったのに。
(多分)彼女に取って初めて見に来た「劇団☆新感線」が「ゴロー3」、下ネタオンパレード、究極のオカマ「ビリー」は出てくるわ、はちょっと、いやかなりきつかったんやろなぁ。
途中の休憩後、このアベックの姿は劇場内に無かった・・・。

さて、この次の「BEAST IS RED-野獣郎見参」で初めてさとしさんが主役を張ることになった。
でもこの「ゴロー3」は既にさとしさんが主役やったと思う。
出番も多かったし、歌も多かったし。
そうそう、それまで、はっきり言ってさとしさんって、あんまり歌が上手くないなぁ、と思っていた(さとしさんファンのみなさん、ごめんなさい)。
でも、「ゴロー3」では滅茶苦茶、いや結構上手くなってた。
公演前に売り出された予習用CDを聞いてて、てっきり右近さんがうたってると思ってた歌が実はさとしさんやった、ちゅうのがあった。
もう、芝居、歌、共にこのゴローで、さとしさんは大ブレイク!してたね。

そうそう、歌と言えば、というより音楽が生演奏やったのも面白かった。
司さんがバンドに参加してなかったのはちょっと残念やったが(司さんもあのオカマの格好がいややったんやろか?)、結構芝居とマッチしててよかった。
それに、このころからほとんど全編、司さんの音楽に変わっていってた。
楽日だったため、(今はなくなった)オマケがあって、そこには司さん飛び入りで参加してたけど、司さんが「劇団☆新感線」と合体したことは凄く嬉しい!
芝居+音楽(歌、BGM共に)でも楽しめるようになってきたし。

で、ストーリー?今回ばかりはあまりストーリーは気にしないでおこう。
もう、はっきり言ってLIVEやったんやから。


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