劇場☆新感線 

青山円形劇場 + 劇団☆新感線プロデュース 第14回こどもの城・キリンファミリー劇場
リトルセブンの冒険

(作 = 中島かずき / 演出 = いのうえひでのり)

公演記録

リトルセブンの冒険 期間 : 1999年08月25日(水)〜30日(月)
会場 : 青山円形劇場
CAST
レッドローズ : 藤谷みき(フリー)
ひねくれもののサン : 河野まさと(劇団☆新感線)
臆病者(弱虫デブ)のマン : 矢崎学(フリー)
フレイム(チューズ) : 関田豊枝(フリー)
リキッド(ウェンズ) : 高瀬郁子(BQMAP)
お調子者のサース : 川角一朗(フリー)
正直者のフライ : 斎藤真吾(俳協)
働き者のサタ : 中野順一郎(ALBATROSS)
クリスタニア女王 : 岡部厚子((株)夏木プロダクション)
道化師コンパクト : 石村美果(砂岡事務所)
グラッシー伯爵 : 本郷弦((株)仕事)
リフレク伯爵 : 成清正紀(劇団KAKUTA)
ミラード公爵 : 植本潤(花組芝居)
観劇記録
[観劇公演]
1999年08月29日(日) 14:30公演 : 青山円形劇場 自由席
[あらすじ]
俺はリトルリトル族のサン。森の住人と呼ばれてる。
一年前、スノウホワイトってかわいいお姫様を助けて
大活躍したのはいいんだが、
結局、彼女はとっとと隣国にお嫁に行ってしまい、
残ったのは傷ついた仲間の七人だけ。
それからみんなの仲もギクシャクしちまって、
結局森の家には俺一人になっちまった。
そこにまた人間の女が逃げ込んできた。
名前はレッドローズ。しかも、性格はかなり悪い。
でも、なぜか彼女の命を狙って、
城の連中が襲ってくる。俺の命もあぶない。
散り散りになった七人の仲間を集めて
レッドローズを護る。もう、それしか方法はない。
やれやれ、奴らはいったいどこに行ってしまったんだよ!?
(以上、チラシより)
[感想]
いつもならこのコーナーは、ストーリーを追いかけながら、感想書いてるんやけど、今回は、できるだけストーリーには触れません。
この「リトルセブン」、秋の本公演「LOST SEVEN」のお子さま向けバージョンやから。
ネタ晴れになってもね。

わざわざ大阪から東京まで日帰りで観に行ってきた「リトルセブンの冒険」!
今回は、初めて、インターネットで知り合った「あき」さん、「蒼」さんと一緒に観劇。
ここ最近はずっと、一人での観劇が続いてたんで、このお二方と、しかも同じ「劇団☆新感線」ファン、一緒に芝居が観られて、いつも以上に楽しく観劇でけた。

前触れは、秋の本公演「LOST SEVEN」のお子さま向けバージョン。
・・・
どこが「お子さま向け」やねん!
「お子さま向け」ってから、ちょっとなめてかかってたら、これがどうしてどうして。
ホンマ、使い倒してる言葉やけど、滅茶苦茶良かった!
そこにあったのは「劇団☆新感線」の舞台そのもの。
演じてる役者さんは主役の「サン」河野まさとさん以外は、劇団☆新感線の役者さんやなかった、けど、そんなけ。
ホンマにそこにあったのは「劇団☆新感線」の、「中島かずき + いのうえひでのり」の世界!
音楽の司さんの世界も!
かなり「グッ」と来たよ。やばいやばい、本公演では、格好悪いけど、泣いてしまうかもしれんぞ、これは、ってくらい。

始まってからは、ほんとギャグは相変わらず面白いし、例の「あーっはっはっはっはっはぁ。」って笑いなんかはこどもも同じように笑わされてたし。
正直、「秋の本編では、この役はあの人がやるんやろなぁ。」って考え持って追いかけてた。
普段は腹黒い河野まさとさんも、今回、ほんっと「主役!」張ってて、面白くずるい中にもかっこよかった。
レッドローズ、本編ではきっと羽野アキちゃんが演じるんやろなぁ、なんて考えたり。
ミラード公爵、植本潤さん、相変わらず強烈に笑わせてくれた。
そんななか、やっぱり、「本編では。」「七人はきっと。」なんて考えてた。
でも、でも、・・・、いつの間にかもう、すっかりストーリーに引き込まれてた。
グググッと来た。やばいよ、泣かされそうや!って。
「どの場面が」って、後半はいっぱいあるんやけど、でも書きません。今はまだ。
でも、印象に残った台詞が一つだけ(印象に残った割には性格には覚えてへんねけど)
「俺達ってこんなに情けない面してたっけ?」「悔しいよな。」(by サン)
いい・・・いい・・・。今思い出しても、あのシーンはいい!

「LOST SEVEN」は間違いなく最高の舞台が観られるぞ!


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