カブトムシを飼おう

今ではデパート、ショッピングセンターで一匹\450〜\900で売られているカブトムシ。
買うのもいいけれど、できることなら雑木林に夜か早朝出かけて採集したいもの。 売られているものは結構弱ってて、飼い方が悪いとすぐに死んでしまう。自然で採集したものは丈夫だし、 つがいで飼育すればタマゴだって生むよ。
カブトムシの場合、タマゴから成虫になるまで比較的簡単に飼育できる。このPAGEではその飼育方法について語りましょう。


飼育ケース 飼育用ケースは市販されているできるだけ大型で深いものを使う。
ケースの中に市販されているクヌギマットか腐葉土を10cm〜15cmくらいの高さになるまで入れる。日中はこの中にもぐり休むため。 つがいで飼っている場合、メスがタマゴを生むために必要。マットはあらかじめ湿らせておく。乾燥させない。
注・入れる前にクヌギマットを熱湯消毒しておくと良い。ダニの繁殖を防ぐためだ。
マットをひいたら、止まり木(クヌギかコナラの枯れ木)とエサを入れるテーブル木を置く。テーブル木には樹液を注ぐための穴を空けておく。 カビの発生をふせぐため、バナナなどの果物を直接マットの上に置かないようにする。エサはテーブル木に置くようにする。
上図のようにできたら、カブトムシを入れる。ひとつのケースにオス1、メス2の割合。オスを入れすぎるとケンカをし、体に傷を付けてしまう。当然早く死ぬ確立も多くなる。 できるだけケースに入れる前に使わなくなったハブラシを使って、水道水を少し出して体を洗うことを勧める。意外とダニがついている場合があり、ほっておくといずれ大発生する。

エサは市販されている昆虫ゼリーか樹液。自分で作る場合、黒砂糖に水を入れ、酒、カルピス、バナナを加えてどろどろになるまで煮る。甘酸っぱい臭いがすればOK。これは 採集用にも使える。
果物はバナナが勧められるが、スイカなどの水っぽいものはダメ。栄養不足になる。
エサは毎日様子を見て替える。マットが乾燥していたら、カブトムシに直接当たらないように、霧吹きで湿らしてやる。

カブトムシのタマゴ

夏の終わりごろになると、メスはマットの中に潜ったまま出てこなくなる。タマゴを生んでいるためだ。この時期はできるだけ中を荒らさずそっとしておく。
タマゴは2ミリ程度の白い球形状のもの。孵化の時期が近づくにつれて丸く大きくなる。
成虫は秋の初めまでには死んでしまうが、そのあとマット、腐葉土をケース一杯まで入れる。 孵化した幼虫はマットを食べながら成長し、冬までには終令虫にまで成長する。フンが表面に目立つようになったら腐葉土を新しいものに替えてやる。 幼虫時代の成長如何で成虫の大きさは決まるため、幼虫はひとつのケースにたくさん入れすぎないようにする。だいたい一匹の幼虫で洗面器一杯分のマット、腐葉土を食べる。食べる分の マット、腐葉土が少なければその分成長できず、小さな成虫になってしまう。幼虫時代の栄養には十分注意しよう。

画像は家で飼っているかぶとむしのケースから取り出したタマゴ。白いものが生み立てのもの。黄色っぽくなり、大きく膨らんでいるものが、生んでから日が経過しているもの。もうすぐ一令幼虫が生まれる。

秋も半ばになると、一令虫も一回脱皮を終え、ニ令虫となる。体長も大きくなっている。
腐葉土を食べ、冬に入る前にもう一度脱皮し、三令虫となり、冬を越す。

1998/11/17 加筆

二令虫
サナギ 初夏になると、終令幼虫は腐葉土の底に蛹室(楕円形の穴)を作りそこでサナギになる。 サナギになるともう腐葉土を食べることはなく、成虫になるまで三週間ほどじっとしている。ふれると尻だけはくねくねと動かす。

写真はサナギになった幼虫。写真撮影のため、あえて蛹室をこわしてしまった。手違いで蛹室を破壊した場合、土に丸い穴を空けて、周囲が崩れないようしっかりと固める。 その中にサナギを入れて、上から紙か何かでふたをしておく。重しはしてはいけない。羽化したカブトムシが外へ出られなくなる。

羽化後の成虫 梅雨の終わりごろになると、サナギ全体が黒っぽく変色し、二三日すると羽化が始まる。 サナギの皮が背中から割れ、中からまだ色が付いていない成虫が出てくる。完全に皮を脱ぎ捨てると、色が完全に付くまでその場でじっとしている。

写真は羽化したばかりの成虫。まだ羽根の部分が白っぽい。
羽化時に蛹室がくずれたり、じゃまがはいったりすると、つのが曲がったり、羽根が変形したりする。

1997/7/13 初校
1998/11/17 加筆

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