モンシロチョウの一生

春の代表的な蝶と言えば「モンシロチョウ」。
少し郊外へ行けば、必ず飛んでいる。
「モンシロチョウ」の一生を観察したことがある人ってどれくらいいるのだろう。
意外と知らない人が多いのでは?

モンシロチョウ成虫

成虫は口にあたる長い管を伸ばして、花の蜜を吸う。
アゲハチョウなどチョウの仲間はすべてこの長い管を持っている。
花の奥の方にある蜜を吸うためにはこの管が役に立つ。


オスとメスの区別
人間の肉眼では見分けは付かない。
紫外線に当たったモンシロチョウの羽はオスでは黒っぽく、メスでは白っぽく見える。モンシロチョウは人間では判別できない紫外線を判別できるので、これで雌雄を判別している。
モンシロチョウの一生
タマゴ 黄色い円錐形のタマゴ。大きさは約2ミリ程度。
畑で栽培されているキャベツ、アブラナ、ブロッコリーなどのアブラナ科植物の葉の裏側に生みつけられている。
よく探さないと見つからないので、虫眼鏡持参で注意深く探してみよう。
虫食いの葉が見つかったら、そこにいる可能性が高い。

幼虫 1センチ程度に成長した幼虫(青虫)。
上のタマゴと同じキャベツに付いていたので、たぶん春になって越冬したサナギから出てきた成虫が最初に生んだタマゴが孵化して成長したものだろう。
モンシロチョウは卵から成虫になるまでに、幼虫時期は芋虫状で過ごす。
芋虫からチョウになるためにサナギに変化するが、このような形態を完全変態という。
カブトムシ、カミキリムシなどの甲虫も完全変態である。
バッタ、コオロギはサナギの期間がない不完全変態。

サナギ 昨年の11月に撮影した、民家の軒下で発見したサナギ。
アゲハチョウとよく似ているが、角の部分がアゲハチョウの場合は、2箇所突き出ているので、区別できる。
越冬するサナギは褐色だが、春から夏のサナギは緑色である。保護色になっているらしい。

卵からサナギになるまで約一ヶ月間。
サナギからチョウになるまで、約2週間かかる。
春から秋にかけてこのサイクルを3から4回繰り返す。
冬はサナギで越し、3月になり、暖かくなると羽化する。