とんぼ


トンボの仲間は大きくトンボ科、ヤンマ科、サナエトンボ科、イトトンボ科の仲間に分けられる。
水源の多い琵琶湖の周辺にはたくさんのトンボが生息している。
湖岸にはアカネの仲間、湿地帯・河川にはイトトンボ、ヤンマの仲間。
アカネ



人口湿地帯
トンボの棲む場所
トンボを探すには水のある場所が最適だが、
中でも水深の浅い、湿地帯が一番。
画像は大津市皇子が丘公園内に設置された人口の湿地帯。
ナツアカネ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマがいた。
息子はトンボの絵のモデルになってもらうため、トンボを捕獲中。

指に停まるアキアカネ
夏のアキアカネ
びわこバレイは比良山脈の最高峰に位置するレジャーサイトだが、夏になるとアキアカネの乱舞が観察できる。
人を恐れず、指を差し出すと、指先に停まり、羽根を休める。
秋になると、水辺に産卵するため、麓へ下る。
卵のまま越冬し、水の張られた水田で育ったヤゴは羽化後、夏の間は山へ上る。
夏の間は黄色だが、秋になると赤くなる。
ゆうやけこやけのあかとんぼ…という歌はアキアカネを歌った歌。
交尾
交尾
湿地帯でトンボを観察すると、かならず交尾が観察できる。
右の画像は交尾中のアキアカネ。
赤く成熟したオスにメスがしがみ付いているような形。
オスの尾の先がメスの頭の後ろに引っ掛けられたような形になるのは、
メスが離れられないようにするためのしくみである。

アキアカネの産卵 アキアカネの産卵はオスが先頭になり、つながったままのメスは尾の先を水面に着けて卵を産み落とす。
湿地の上をゆっくりと飛行し、その動作を繰り返す。
尾つながり(連結)したままで産卵するのは、アカトンボ、ギンヤンマ、イトトンボの仲間だけ。
ほとんどのトンボは雌だけで産卵する。



交尾2枚の画像は
OLYMPUS CAMEDIA C-700UZ
で撮影したものをリサイズ&トリミング加工

■シオカラトンボ
ムギワラトンボ
シオカラトンボのメス(ムギワラトンボ)
シオカラトンボのヤゴ
シオカラトンボのヤゴの脱皮跡
シオカラトンボ
CLICKすると、800×600の大きなサイズの画像が表示されます。
OLYMPUS CAMEDIA C-700UZ マクロ(テレ端) F3.5
トンボを呼ぶために
街中でも「ビオトープ」と呼ばれる人口の湿地環境を作ればトンボはやってくる。
放置された休耕田などでは自然に雨水が溜まり、湿地帯になってしまうことがあり、
その上をアカネ類のトンボが大群で飛びまわっている姿を観ることがある。
湿地帯には幼虫であるヤゴが育つ環境があり、親のエサとなるブヨ、蚊などの浮遊小昆虫もたくさんいる。

オオシオカラトンボ
シオカランボによく似たトンボで、シオカラトンボより体形がやや大きく、 色が濃い青灰色をしているオオシオカラトンボもよく見かける。
シオカラトンボと同じ場所にいることが多い。
上のシオカラトンボの画像と見比べて見ていただければ違いがわかる。
オオシオカラトンボ
CLICKすると、1000×750の大きなサイズの画像が表示されます。
OLYMPUS CAMEDIA C-700UZ マクロ(テレ端) F3.5
縄張りを持つヤンマ
アカネの仲間は大群で湿地帯、草原の上を飛びまわっているが、
オニヤンマ、ギンヤンマなどのヤンマの仲間は固体それぞれになわばりを持っていて、
同じ範囲を定期的に飛びまわっている。
捕獲するにはヤンマの行動範囲内に待っていて、通過したときに捕虫網ですばやくすくう。
画像は大津市長等公園内自然観察の森で捕獲したオニヤンマ。
大型の体型に、黒と黄色の縞模様と鮮やかな緑の目玉が印象的。
オニヤンマ
イトトンボ
糸のように細いからイトトンボと呼ばれているのだと思うが、
休耕田、草原などを探索していると、必ず目にするトンボの仲間である。
画像はオオイトトンボで、イトトンボの中ではもっとも大型。
動きが遅いので、簡単に捕獲できる。網を使わなくても、手のひらで捕獲できる。
オオイトトンボ
アオイトトンボ
■アオイトトンボ
琵琶湖に注ぐ、人口の用水路で見つけたアオイトトンボの成虫と幼虫(ヤゴ)。
ヤゴの方は5/6に撮影。
ルアーにかかった藻の中に潜んでいた。
そのときに成虫の姿は確認できなかったが、一ヶ月後の6/3に同じ場所でたくさんの成虫を確認。
一ヶ月の間に羽化したのだろう。
イトトンボの幼虫
ハグロトンボ

イトトンボの仲間の中には、大型のハグロトンボもいる。
飛び方が普通のトンボの仲間とは違って、4枚の羽を交互にばたつかせるようにゆっくりと飛ぶ。
小川の近くでよく見かける。
ハグロトンボ OLYMPUS CAMEDIA C-700UZ マクロテレ端  トリミング+リサイズ加工 ハグロトンボ OLYMPUS CAMEDIA C-700UZ マクロテレ端 トリミング+リサイズ加工


2001/09/08 大津市不動川にて撮影

琵琶湖で生活するトンボ

湖西の松の浦で見つけた、オオサカサナエのヤゴ。
顔が三角で、尻尾の先が尖っている。
手足も長い。


オオサカサナエのヤゴ OLYMPUS CAMEDIA C-700UZ マクロで撮影 約6センチで接写 2001/08/12

トンボの仲間
トンボ科
シオカラトンボ、コフキトンボ、ベッコウトンボ、ハラビロトンボ、ミヤマアカネ、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、チョウトンボ
ヤンマ科
カトリヤンマ、アオヤンマ、ギンヤンマ、ヤブヤンマ、オニヤンマ、ルリボシヤンマ、クロスジギンヤンマ、ミナミヤンマ
サナエトンボ科
アオサナエ、ミヤマサナエ、コオニヤンマ、クロサナエ、ウチワヤンマ、メガネサナエ
イトトンボ科
ヒヌマイトトンボ、キイトトンボ、ベニイトトンボ、アジアイトトンボ、オツネントンボ、ホソミオツネントンボ、オゼイトトンボ、ルリイトトンボ、モノサシトンボ、グンバイイトトンボ、アオイトトンボ、ハグロトンボ
カワトンボ科
ミヤマカワトンボ
ムカシヤンマ科
ムカシヤンマ

●琵琶湖のトンボの特徴は、サナエトンボの仲間の個体数が非常に多いことである。

飼育方法 ヤゴを飼ってみる。

トンボは成虫を捕獲しても、飼うのは難しい。
成虫の食べ物は生きた小型浮遊昆虫(蚊、ブヨなど)。
ヤゴは水槽に水を入れて、水草、止まり木(羽化に必要)を入れておく。
食べ物は生きたボウフラ、アカムシ、ミジンコなどの水棲小動物を与える。
これらは水田に行けば簡単に見つけられる。
2000/08/21初版 
2001/06/03追記
2001/08/27追記
2001/10/11追記
撮影機種が明記していない画像はすべてSony Cyber-shot F1(35万画素)で撮影したものです。
Yasushi_Kusada