2 今年も咲いた 椿路(つばきじ)で どこかおまえに よく似た女 花びら集め 海に投げ 「あんたは嫌い」と 泣いていた 夢が破れた 悲しさか 紅い椿の 花が舞う
3 春風吹いて 椿路(つばきじ)の 散った花びら たずねて歩く おまえの名前 呼ぶけれど うつろに響いて 消えていく 永久に帰らぬ 人想い 今日も岬の 花を見る
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