土佐しば刈り歌(民謡) |
1.田肥え(たごえ)のヨイショやれヨイショやれ田肥え やれしょ やれしょ 田肥えヨイショやれしょ ユホー 実がやどる ハーやれしょ やれしょ 2.いとのたれが いうたささ 山越えて やれしょ やれしょ 露にきゃはんの ユホー ひもぬれた ハーやれしょ やれしょ 3.魚の瀬にすむ鳥ゃ木にとまる やれしょ やれしょ 人の情の ユホー 陰にすむ ハーやれしょ やれしょ |
嶺北地方の農民は6月になるとシイやナラの若葉を刈り取り、山の泥田の中に 切り込んで田の肥えにした。全国に類例のない優れた仕事歌として評価される『土佐しば刈り歌』は、 その激しい労働のなかから生まれたものだが、素材は古くからあったにしろ、定着したのは明治に入 ってのことらしい。昔の日本の陰旋法とも陽旋法とも違い西洋の単音階が使われている。 |
武政英策の歌ありてこそ より |