空母がいかに大きな船だと言っても、甲板の長さは長くても２００〜２３０メートル程度。
しかも発艦時には、何機もの飛行機が甲板上にならんでいるので２００メートルすべてを滑走できるわけではありません。
では、どうするか・・・。
「風」を利用するんですね。
凧上げするのに、風上に向かって走ったことありません？＾＾；
速く走ると、凧が上がりやすいですよね。。。
空母も、飛行機を発艦させるときには風上に向かって全力航行するんです。
それで、空母は大型艦でありながら高速で航行出来る様に造られていました。
但し、いまのアメリカ海軍の空母は「射出機」を甲板に設置していて、飛行機を「押し出す」様に飛ばしています。（空母の射出機は、太平洋戦争中にアメリカ軍が実用化しました。）