arkanoid
1998/9/6


昔懐かしいゲームがWindows95版になって再発売されました。この移植版を発 売しているunbalanceという会社 は、昔の8bitパソコンの頃のゲームをWindows95用に復刻するプロジェクトを 進めています。次回(98/10月)発売予定にはあの名作、「ザナドゥ」が含まれ ています。個人的には、「ザナドゥ」よりも「ザナドゥシナリオII」の方を発 売してほしいのですが(ザナドゥは数年前に98用に復刻されたので)。

arkanoid screen

さて、このアルカノイドですが、良くできています。知らない人のために説明 しますと、このゲームの基本はブロック崩しなんですが、ブロックを崩すとパ ワーアップアイテムが落ちてくるので、それをとってパワーアップすることが できます。例えば、パッドが長くなったり、レーザーが打てるようになったり、 弾が8つに分裂したり・・などなど。また、いてもいなくても良いような敵キャ ラクターがクラゲのように漂っています。

このゲームは昔、PC-8801mk2SR(以下、88)でよくやっていたのですが、88版と は少し変わっています。新しいアイテムや敵キャラクターが増えたり、動作がグ レードアップしています。たとえば、 昔は E のアイテムをとると一段階しかパッドが長くならなかったんですが、 Windows95版では二段階まで長くなります。また、88版ではなかった、堅いブロッ クも突き抜けるようになるアイテムや、ボールをワープさせてしまう敵キャラ クターなどが追加されています。

また、なんと言っても、マウスが使えるようになったのが大きな変化でしょう。88版で はキーボードとshiftキーからの操作だったので、パッドの動きが等速(二段階)しかなく、ちょっとむずかしかった(といって も慣れてしまえば問題ない)のですが、マウスなので自由な動きができ、非常に簡単に なっています。

さらに、コンティニューに失敗することはまずありません。88版では、startメニュー の下にcontinueメニューがあったため、ゲームオーバーになった後、コンティニュー しようとしたつもりが、まちがってスタートメニューを選択してしまい、はい それまでよということが何回もありました。Windows95版では、マウスによる 選択になり、誤入力が減ったことや、途中でセーブできるため、コンティニュー の度にドキドキすることは無くなりました。

ゲームの内容ですが、上記の通り、マウスが使えるようになり簡単になったため、さくさ く進みます。唯一私が難しいと感じた面、それはボスキャラの面です。まあ普 通のボスキャラの面はそれなりなんですが、一体(ボスキャラの数え方は一体、 二体なのか?)だけ、画面を180度回転させてしまうボスキャラがいるのです。

arkanoid boss arkanoid boss

画面を回転されてしまうと、パットが上側に行ってしまい、しかもマウス の左右の動きとパッドの左右の動きが反対になってしまうのです。これに はまいりました。結局、どうやって操作したのかというと、鏡を用意し、回転 されたときに鏡越しにディスプレイを見て操作しました。また、他の方法とし て、マウスを180度回転させて操作してもいいようです。でも、僕の場合、使っ ているマウスがコードレスマウスのため、回転させてしまうとマウスの信号が 受信部に伝わらないんで、できませんでした。

最後に一言、マウスの掃除はきちんとしてからゲームを始めましょう。

動作環境 Windows95/98
CPU:Pentium90Mhz以上(Pentium166Mhz以上推奨)
定価:3980円 (実売 2900円程度 (98/8/30))