1999/4/27
僕は事情によりプログラマっちゅうもんをやってるんですが、プログラマの人々 はタイピングがうまいのかというと、僕の経験からすると必ずしもそうでは無 いようです。自己流のポジションで、キーボードと画面を交互に見ながら打つ 人が結構多いように思います。そういう人に最適なのがこの「タイピング 奥義北斗の拳激打!」でしょう(もちろんタイピング初心者にもよいソフトで す)。
このソフトは「北斗の拳」の敵キャラクターが現れ、画面に出てきた単語また
は文章を一定時間内に入力すると敵を倒すことが出来るというシステムになっ
ています。一見、普通のタイピング練習ソフトかと思いきや、ちゃんと打てた
場合の快感が他のソフトとはレベルが違います。
キーを押していくたびにケンシロウの「アタッ!」「ウァッタ!」という声が
します。連続して素早くキーを打つと「アータタタタタタタタ!」と、まるで
自分が一子相伝の殺人拳の使い手になったような気分になれます。しかも、敵
を倒したときの演出がお子さまにはちょっとどぎつくなっていて、マニアには
たまりません。
アイデアや演出はすばらしいのですが、ローマ字のカスタマイズが出来ないの が気に入りません。「ふ」は必ず「HU」で、「じ」は必ず「ZI」で打つ必要が あります。僕の場合はそれぞれ、「FU」「JI」が手になじんでしまっているの で、ちょっととまどいました。また、画面には漢字で単語が表示されるため、 すぐには読めないことがあります。
このゲームはタイピングソフトにしては結構はまります。初心者にはもちろん、 手元を見ないとキーボードが打てない人にはおすすめです。手元を見ながらの タイピングでラオウを倒すのは不可能でしょう。ちなみに僕は余裕でしたが (自慢)。
余談になりますが、キーボードのブラインドタッチの上達法として、A-Zまで の文字を頭で反復しながらキーボードを見ずにひたすら順番にうち続ける、と いうものをおすすめします。といってもこれは俺流(by落合)なのであんまり 意味無くても責任は持ちませんが。ちなみに僕が中学生の時にはA-Zを3秒台 で打てていました。(また自慢)