Microsoft Golf 1998
1998/9/29


先日、パソコンのゲームを多く紹介している雑誌を買ったんですが、なんであ あいう雑誌は良いところしか書かないんでしょうね。なんかすべてのゲーム紹 介記事がほめ言葉で構成されていて、結局どのゲームがおすすめなのかわかん なくなってしまいます。まるでソースコードすべての行にコメントがついてい て、結局重要なコメントがわかんない状態に似ています(ちがうかな)。

さて、天下のマイクロソフト様のゴルフゲームが1998年版になって発売されま した(といってもかなり前)。ある日ゲーム屋をうろついていると宣伝のビデ オが再生されていて、前作よりも画面がかなりきれいだったので買ってしまい ました。

MS Golf 1998 1 MS Golf 1998 2

確かに画面はかなりきれいです。特に、霧の中でのラウンドはなんだか寒そう なかんじが伝わって来るくらいきれいだと思います。ただし、前作もそうだっ たんですがゲーム性があんまりありません。どちらかというと、ゴルフシミュ レーションなんでしょうか。クラブの飛距離は自由に設定できるし、自分で打 つ動作をしなくてもよいモードがあるし(クラブ・方向の選択だけでプレイで きる)、やり直しは出来るし、自分で天候を設定しなきゃならないし、なんだ かゲームとしてやってても楽しくありません。 やっぱりゴルフゲームの場合、こういう設定をできなくして、マッチプレイや トーナメントを進めていく形式の方がはまれると思うんですが。「じゃあそう いう設定をしないでやればいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、私 は弱い人間。ミスショットをするとついついやり直しをしてしまったり、ドラ イバーの飛距離はついつい最長に設定してしまうんです。

また、ショットしたあとに、フェアウェイど真ん中なのに「このショットは失 敗ですね」とか、バンカーから出すのに失敗したのに「ここはよしとしましょ う」なんて酔っぱらったコメントが聞けます。 システム面でも、解像度の変更が出来なかったり、前作のようにウィンドウを 自由に配置できなくなったり…。DirectXで作られているせいか、前作よりも ユーザインタフェースが後退しちゃってます。しかも、たまに「つかれたかい? ちょっと休んだ方がいいよ」と言うかのように突然終了してしまったり。この 部分はマイクロソフト製品には標準装備されている機能ですが。

いろいろな状況を試して(シミュレートして)、実際のゴルフに役立てよう! というユーザーにはいいと思うんですが(こんな人いるか?)、あいにく私は このゲームにそんなことは求めてませんので。 しかも高い。でも中古屋に売っちゃった。98/9/27時点で買い取り価格5000円 でした。なんでマイクロソフト製品の買い取り価格って他のゲームより高いん でしょうね。

でも、Win95版遙かなるオーガスタのお試し版をやったんですが、あれもちょっ と作りが雑な気がしました。どっちもどっちかな。ゴルフゲームは昔から結構 やっているのですが、X1でやってた「アルバトロス」、あれははまったなあ。 同じくX1でやっていた「任天堂のゴルフ」、あれやるとなんか寂しい気分になっ たなあ。でも最高峰はT&E Softの3Dゴルフだなあ。T&Eソフト、いまどうして るんだろう…。


動作環境 Windows95/98
定価:オープンプライス (実売 9800円程度 (98/9/13))