なめこ観察日記

私のおじさんは、北海道でなめこを作っています。先日、なめこ栽培セットを売り出したそうで、家にも一つ送られてきました。いい機会なので、観察してみることにしました。

もしゃもしゃ

まず最初の状態ですが、左の写真のようになっています。もしゃもしゃ生えてま すね。実際うちにこれが送られてきたときには、もっと小さかったのですが、 数日おいておくとすぐに大きくなってしまいました。栽培の仕方は、一日一回 霧吹きで水をかけて、付属のビニール袋(数ヶ所に穴があいています)でかる く包みます。あとは気温の変化が少ない冷暗所においておくだけです。うちの 場合は風呂場においておきました。
この写真を撮った後、大きいなめこだけはさみで切って味噌汁にして食べま した。やっぱり市販のものよりおいしく、しゃきしゃきしていました。ただこ の収穫方法は間違っていたみたいです。大きいなめこだけ切った後に、残ってい た小さいなめこの成長が悪くなってしまい、すぐに黒ずんできてしまいました。 そーいえばおじさんの家で業務用なめこを収穫する方法って、瓶の上全体を根 本から切って、その後でそれぞれのなめこをはさみでちょきちょき切っていた ことを思い出しました。それと同じように、大きいなめこだけ切るのではなく、 包丁で根本から全体を切って収穫した方がよかったんだろうとおもいます。


収穫後

結局、まだなめこが残っているにもかかわらず、なんか腐ってそうなの でいったんぜんぶそぎ落としました。その状態が右の写真です。最初からこう すればよかったのに〜。
ここからしばらくこのままなにも生えてこない状態が続きました。ひょっとし てそぎ落としかたがいけなかったのかな?と思いましたが、やっと小さいなめ こがちょろちょろと生えてきました。


一部分から生えてきた

二回目は全体から生えてくるわけではなく、一部分からもしゃっと生えてきま した。そのようすが左の写真です。写真をよく見てみるとわかりますが、瓶の 中の方にもなめこが生えてしまっています。下に向かって生えても食べられな いよ〜。なにやってんだおまえ。
二回目は大きくなるまでのばしてみようと思い、様子を見てみました。左の写 真の段階でもすでに大きいのに、次の日、さらにびっくりすることになるので した。


ガバッ

一日おいただけで、グワァバッと傘が開いてしまいました。こうなってくると もう市販のなめこと同一のキノコとは思えません。しかも、この状態になると ぬるぬる成分がありません。また、傘のすぐ下に膨らみが出来て、なんだか毒 キノコのようです。キノコは胞子をとばしてなんぼの生き物(生きてない?) なので、これが本来のなめこの姿なんですね。でもこれ以上育てるとまずくな るような気がしたので収穫してしまいました。


これはなめこ?

なめこというのはじつは茎もおいしくて、茎を大きく残すように根本 から切りました。茎に気持ち悪い模様がついていますけど、なにも見なかっ たことにしました。もう1,2回は同じ瓶から生えてくるようなので、また風 呂場において様子を見てみようと思います。