グレイシャー国立公園
今年は夏があったのかどうかわからないまま、9月に入り、もうすっかり秋模様になってしまいました。
さて、8月24日(火)から27日(金)まで、グレイシャー国立公園に行ってきました。片道1,000kmのドライブです。昨年、イエローストーンへ行ったのと同様、朝(7:30)、出発して、ワシントン州を東へ横断し、隣のアイダホ州を横切り、モンタナ州に入って、少し進んだところで、今年は、北上です。モンタナ州のカナダとの国境にまたがった国立公園です。1日目は、グレイシャー国立公園の少し手前のカリスペルという町で一泊。
翌8/25(水)朝、カリスペルを出て、グレイシャー国立公園に向かいます。
GTTSの中央に位置するローガンパスは、昼時は駐車場が非常に混雑するとは聞いていたのですが、途中、少し寄り道をしながら行ったら、ローガスパスに着いたのは昼前。駐車できない車がうじゃうじゃ。まっすぐ、ここへ向かうべきだったとちょっと後悔。整理係りのお姉さんに「一旦、車の止められるポイントまで少し降りて、そこに車を駐車して、無料のシャトルバスを使って戻ってきた方がよい。」と言われ、それに従うことにしました。東へ少し降りるだけだったのですが、途中、あちこちで道路工事を行っており、結構な時間のロス。
公園ゲートで、車1台、お二人様$25の入園料を支払って、グレイシャー国立公園に入ります。 まずは、レイクマクドナル(左の写真)湖畔のビジターセンターでトレイルマップをゲット。一応、お勧めのトレイルは?を確認。グレイシャー国立公園の中央を東西に横断するGoing to the Sun Road (GTTS)を西から東へ走ります。
Gunsight Pass Trailheadまで下りて、そこに車を残し、15〜30分間隔で運転されているシャトルバスで、ローガンパスまで戻りました。左の写真は、Gunsight Pass Trailheadのすぐ横にあるJackson Glacier Overlookからジャクソン氷河を望む。 ローガンパスに戻って、さて昼食を、と思ったのですが、ビジターセンターなどもあり、軽食くらいは食べるところがあるだろうと思っていたのが、大きな間違い。食べ物を売っているところがありません。残っていたおにぎりを半分ずつ食べ、ヒドゥンレイク・トレイルを歩くことにしました。往復5km程度、1.5時間くらい。下の写真は、トレイルを歩いているときの写真(右のヒドゥンレイクを見下ろすHidden Lake Overlookで引き返しました)と、出会った動物たち(リス、マーモット、ビッグホーンシープ、マウンテンゴート)です。
ビジターセンターに戻り、シャトルバスで車を残したところまで戻り、また、車でさらに西にGTTSを下っていきます。下の写真は、GTTSから片道1km強のトレイルを歩いたところにあるSt.Mary Fallsと、GTTSの南に横たわるSt.Mary Lake。細長い湖です。 ![]()
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GTTSを東に抜けたところで一旦公園外へ出て、少し北に向かい、再度、公園に入って、今夜の宿のMany Glacier Hotelへ。 ![]()
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ホテルと、ホテルの部屋のベランダから後ろに広がるスイフトカレントレイクです。そして、対岸に雌のムースが水を飲みにやってきました。しばらくお隣の部屋の母娘(よいお歳の)とムースを見ていました。カヌーの人はムースが出てくるのを狙って、そこにカヌーを浮かべていたのでしょうか。 ![]()
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8/26(木)、
朝焼けです。山の横の白い点は月です。
さて、2日目は、スイフトカレントレイクとその先にあるジョセフィンレイクはボートで渡って、グリネル氷河トレイルを歩くことを考えていました。ところが、ホテルに着いてすぐにボートの予約に行ったのですが、すでに満席でキャンセル待ちもすごい数だから無理だよと言われ、一晩、どうしようかと考えたのですが、結局、ボートをあきらめ、全行程を歩くことにしました。片道10km弱、標高差500m。ボートに乗れれば、3km程度短縮できたのですが。
ボートの出発時間8:30のちょっと前に歩き始めました。スイフトカレントレイクの対岸に着いたところで、ボートも到着。ボートの人たちは少し歩いて、また、ジョセフィンレイクのボート乗り場からジョセフィンレイクもボートで渡っていきます。我々は、ジョセフィンレイクの横を歩いて進んでいきます。ジョセフィンレイクを越えたところで、ボートの船着き場から歩いて登ってくる人たちが見えました。ボートの人たちより、一歩先を進むことになりました。が、やはりここまで歩いた疲れから、ボートでの元気の人たち何人かには途中追い越されました。ここまで約1時間。
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そこから、どんどん登っていきます。
疲れたところで、途中、シャワーを浴びながら(写真右)。タオルを首にかけて、ここを歩いていると、すれ違った人に「シャワーを浴びにきたの?」って言われ、「でもシャンプー忘れた。」と言ったら、笑われた。
疲れ果てたところで一瞬気が休まりました。![]()
さらにどんどん進んで(登って)行きます。
乳白色のグリネルレイク(左の写真)。
さらに進んで、右の写真。木の陰に見えているのが、グリネルレイク。真中に見えるのがジョセフィンレイク。写真が小さくてわからなくなってしまいましたが、ジョセフィンレイクの上に霞んでいるところにスイフトカレントレイクが写っています。そこからずっと歩いてきました。
まだこの先1時間くらい歩くことに。最後の500mの登りが非常にきつかったです。
ということで、12時頃、ついにゴール。グリネル氷河に着きました。我ながらよくがんばったものです。
野生動物にも会えるかなと思っていたのですが、前日のヒドゥンレイクトレイルのように野生動物を見かけることはありませんでした。それはちょっと残念。
岩場に座って昼食。氷河近くまで少し歩きまわって、さて、...。下りとは言え、来た道を帰らなければなりません。登りは3時間半。3時までにホテルまで戻ることを目標に登りましたので、12:30過ぎ、下り始めましたが2時間半で下りなければなりません(単に自分たちで決めただけの目標ではありますが)。がんばって下りました。帰りはボートも使えるかなとも思ったのですが、ちょっとタイミングが合わず、やはりすべて歩くことに。でもがんばりました。3時前にホテルに戻りました。
ホテルで少し休んで、今夜の宿、カナダのウォータートンレイク国立公園のPrince of Wales Hotelに向かいます。グレイシャー国立公園とウォータートンレイク国立公園は実質1つの公園なのですが、アメリカ側とカナダ側でやはり管理も異なり、名前も異なるのでしょう。さらに北上します。国境を越え、カナダ・アルバータ州へ。国境で少し人だかりができていたので見ると熊がいました。熊と人だかりを横目に出入国審査を終え、カナダへ入国。
ウォータートンレイク国立公園・Prince of Wales Hotelへ。下はホテルと、目の前に広がるUpper Waterton Lake。翌朝の写真です。
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8/27(金)、キャメロンレイクに立ち寄り、9:00過ぎに一路帰途に。
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出発前は、帰りも途中で1泊することも考えていましたが、何とか日が落ちる頃には見慣れたところにたどり着き、完全に暮れ落ちる前に無事家に到着しました。
■ 来客
家内の中学時代の恩師が1週間シアトルに来られました。家内は毎日いっしょに楽しい時を過ごしました。私もいっしょにMariners対Angelsのゲームを観に行ったり、我が家でバーベキューをしたりと楽しませていただきました。ちなみに野球は、Ichiroの170と171本目のヒットを見ることができたものの松井のホームランなどでMarinersの負け試合でした。松井のホームランを見ることができたのでよしとするか? 土曜日は、カスケードループを1周しました。約500kmのドライブ。二度目になります。前回、まだ閉鎖されていたワシントン峠の展望台へ立ち寄ることができました。ワシントン峠のシンボル、Liberty Bell Mountainが間近に見えました。
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■ 訪問者
9/7(月)、家に帰ると、家内が「今日4時ころ、裏のデッキを体長1mくらいのクーガーがリスをくわえてのそのそと横切って行った。」と。コヨーテがいるという話は聞いたことはあったのですが、クーガーが現れるとは...。ちょっと怖。残念ながら写真はなし。
9/18(土)、午前中は雨、午後になると晴れてきたのですが、家でのんびりしていました。1日、ぼんやり外を眺めているといろいろな訪問者が。鳥も写真に収まってくれました。
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