ファイル:祇王とその母の墓
(祇王寺) giou.jpg
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祇王寺の奥まったところにある。地面の紅い色は落葉した紅葉。寺の名前にしている割には、粗末な扱いである。まあ、風情があっていいが・・・・。
左が祗王、祗女、刃自の墓、右は清盛供養塔。
平家物語』巻の一
祇王
今年は纔に十七にこそなる人の、かやうに穢土を厭ひ、淨土を願はんと、深く思ひいれ給ふこそ、
まことの大道心とはおぼえたれ。嬉しかりける善知識かな。いざ諸共に願はん。とて、
四人一所に籠り居て、朝夕佛前に花香を供へ、餘念なく願ひければ、遲速こそありけれ、
四人の尼共皆往生の素懷を遂けるとぞ聞えし。されば、後白河の法皇の、長講堂の過去帳にも、
祇王、祇女、佛、とぢ等が尊靈と四人一所に入れられけり。あはれなりし事どもなり。
現場にある立て札、サイトによっては違うことを書いてあるものがあるが
少なくとも現場では、こうなっている。
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