北京・Beijing

 

 朝一のJAL便で関空をたち、ほんの2.3時間で北京に到着、漢字一杯の空港の案内板・日本の企業のものらしき看板もみかける。出迎えの旅行社の方をすぐに見つけ、関空発のこのパックツアーは我々2人だけしか居ないことを知る。東京から来る一組のご夫婦をまち、空港を出発するとのことで、つまりそれでも4人だけの旅の始まりというわけだ。I’ll(アイル)のパックツアーを気に入っている理由はこれで、そんなに変わらない値段でも(ある方面に関しては、某JT○の方がずっと高額だ)、催行人員の設定が少なく、確実に出発できたり、パックツアーといってもほとんどメンバーがいないということ、大人数の団体ツアーになってしまうと時間のロスがあまりにも大きい、またホテルはちょっと高級なところを利用できたり。。。

北京縦長バス北京の町の第一印象は、テレビで見て想像していたような、自転車の大洪水ではなく、自動車と自転車、人間のごった返しの様子であった。1元(1元=18円)や2元で乗り放題?のタクシーや、ほとんどない信号、狭い路地、ドコでも横断する人間、自転車や人間の歩いている横を後ろを前を、30センチもあけずに近づきすり抜けていく自動車。人間が道路をわたるからといって、特に速度をゆるめることもない、この滞在中に、交通事故の後を2.3回はみた。はねられたからといって、高額な保証金を払ってくれるのでもないそうだから仕方ないか。カイロやバリ島同様レンタカーなどの利用は避けるべきだ。(写真は2台車体のつながった縦長のバス、この手の路面電車、バスはよくみかけた。)

 ワゴンにのって、ホテルに到着、少しやすんだあと、暑さもやわらぐ?夕方から天安門広場へ向かう。

人民英雄記念碑左の写真は正面に毛沢東の筆による金文字のある人民英雄記念碑・・壇上には上れなかったが、この日は、国旗を持った小学生が交代でたっていた、選ばれた優秀な子供なのだそうだ。写真の右角に写っている様に天安門広場には、警察官が多数見張りをしており、少しだけ緊張する。1989の天安門事件の影響なのか、それともこれが普通の中国の姿なのか。

bei-ten2.jpg (14017 バイト)とてつもなく広いとガイドブックに載っていたこの広場では、ジュースが売られていたり、たこ揚げをする人々がいたり、カメラの前でポーズをとったり、にぎやかだ。地方の中国人がここへ家族で旅行にくるのだそうだ。この時期は中国でも子供たちの夏休みにあたり、大人も休みを1週間ほど取れるらしい。

 

 

08090089.jpg (49876 バイト)地下の通路を通り天安門の楼閣へ向かう、薄暗いひんやりとした通路の中では地に座り込んで、何かを食べている親子、ミネラルウォーターを売っている老婆。確か35度ほどといっていただろうか、真昼の盛りは過ぎていても、暑い。地下通路で涼む人々の気持ちはよくわかる。

 写真に写っている人々は中国人(たぶん)、北京ではこういった、日本で普通に見かける格好をした人々が多く。自分の方がよほど貧しげな格好をしてみえた。人民服の人やそうでなくとも、クリクリのおばさんパーマでださださの服装の人ばかりだろうと思っていたので、驚いた。はっきり言えば、かなり美人が多い。それも眼が細いとかきつね眼とか、そんな中国人顔なんてものは存在しないのだ。大きな目の人も、高い鼻の人も、顎の豊かな人も、みんな中国人なのだ。現地ガイドさんには「広東人のようだ、色が白い。」といわれ喜んだ。

 が、桂林のガイドさんは、見ただけでどの地方の人かなんてわからない、すれ違ったときに言葉でわかるという。  古来中国では、文化のあるなし、ひいては風俗・服装で相手の判断をしたという。どんな文化をもっているのかが重要で、眼の色でもなく、肌の色でもなく、相手を認める基準は、文化の度合いなのだと、そうある本にかかれていた。そんな一面を見たような気がした。

 1949.10.1に厳かに中華人民共和国建国の宣言がこの天安門の楼閣でされた。「厳かに・・」と繰り返しこの言葉を発するガイドさんの様子に、こちらも少し襟をただす思いだ。楼閣の中には、紫檀でできた立派な家具が会議室を模して展示してあったり。毛沢東、とう小平(とうの漢字がでないー)を掲げてある絵画にみる。。

 

 王府飯店の近くに巨大デパートがあり、ちょうどバーゲンをやっていた。(とかいっていつでもバーゲンらしいが)ちょっとしたブランドもの(高い)もあれば、日本円で500円程度で購入できるようなGパン、200円ほどのポロシャツもあり。買ってしまおうかと思ったが、エスカレータのかわいらしいお嬢さんのお召しのワンピースの縫製の危うさをみて眼をさます。あぶないあぶない・・まだ初日でもあるし、冒険はできない。このデパートは21時ころまでやっていただろうか、上の階にはしゃぶしゃぶ屋があったり、確か地階には漢方薬屋もあった。タツノオトシゴや冬中夏草・勃起茶とかいうのもうっていた。

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