はじめに必ずお読み下さい

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(人の)X68000SPUERをいぢる

 うちで預かりものであるX68000SPUER。持ち主のほうでクロックアップの改造済みですが、クロック切り替えスイッチは暫定らしく、電気的にも物質的にも不安定な状態で何時引っ掛けて破損したり誤動作したりしてもおかしくな状態です。そのうちちゃんとするようですが、うちにある限りちゃんとなるわけないので、僭越ながら私が楽しい交錯工作を申し出て許可を頂きました。

よって内容はクロックアップにとおもなう改造ではなく楽しい工作キットの実演にともなう分解ならびに組み立て時に発生した楽しい事柄の報告ですのでお間違えないようにお願い致します。(笑)

 1.開始前

右後部外観 切り替えスイッチ 左:いぢる前の配線状況

右:いぢる前のスイッチの位置

後部外観 スイッチ接続部 左:いぢる前の配線状況

右:いぢる前のスイッチの結線

 これがいぢる前の外観です。コードが邪魔臭く、スイッチに半田付けされていないので切れたり外れる危険性もあります。プラス側がGND(グランド)に接触すれば短絡ってこともあるんでちょっとやばし。と言うこともあったんでちょっと前から対策を考えてました。持ち主の方に確認を取ってみると、スイッチを内蔵するなら裏ということで許可がでたので実行することになったわけです。

 2.分解/検討

内部クロック基盤周辺 内部クロック基盤 左:いぢる前の配線状況(内部)

右:いぢる前のクロック切り替え基盤の位置(拡張スロットカバー)

 銀色の箱風なものが拡張スロットのカバーです。そこにクロック切り替えの基盤が瞬間接着剤で固定されてました。スイッチを裏に付けると言っても、リアパネルのほとんどが側面カバーと繋がっており、内部を見るときに外す側面カバーに付けてしまうと外すときに面倒です。なんとか本体の方に固定する方がいいのですが、下の写真のとおり拡張スロット下の極一部の部分しか候補がありません。(赤丸の部分)

内部拡張スロット下 内部スイッチ取り付け部上候補 内部スイッチ取り付け部下候補 左:拡張スロットを外した後

中:REMOTE 端子の上(銀色なのは金属製のケースフレーム)

右:PRINTER 端子の下(銀色なのは金属製のケースフレーム)

その候補を探す時にクロック切り替え基盤を外す必要性があったので、クロック繰り替え基盤は固定されていません。これもあとで何等かの方法で固定し直す必要があります。

 スイッチの取り付け位置はREMOTE端子の上が妥当だと判断しました。その前に、スイッチも丁度良い大きさのものを買ってこなければならなかったのですが、ぶら下げておくのもなんなので先にクロック切り替え基盤の固定することにしました。

 3.クロック切り替え基盤の固定+α

 丁度、フレームの上にネジ穴が(空いているだけ)あります。また各種LED基盤を固定するネジも割と良い位置です。L型ステーがあるのでそれでなんとか固定する方法を考えました。最初は両方を利用して二点で支えてみました

ケース上部 LED基盤 左:ケース上部(拡張スロット無し)

右:LED基盤固とその周辺部

 実際にやってみると、窮屈な感じでネジを締めるのもちょっとアクロバット的になります。これは思ったよりも不安定であまり良くありません。出来れば2点で支えた方がいいと思いますが、フレームの上のネジ穴だけでしっかりと固定すれば良いだろうと言うことで、二点保持はやめました。しかし、その時……

基盤固定1正面 基盤固定1側面 左:クロック切り替え基盤固定正面図

右:クロック切り替え基盤固定側面図

重大問題発生!!

 なんとジャンパ線の一本がクロック繰り替え基盤から外れてしまいました。あくまでもクロックアップ改造作業に携わったわけではないので、結線方法とかは全く知りません。(核爆)

 ここで三十分中断して、結線を確かめることに。場合によっては持ち主に問い合わせる必要性もあるものの、おそらく持ち主もパーペキに忘れているはずなので、あまり期待してもしょうがありません。(^^;

 ところで一点保持にする際、クロック切り替え基盤の方を二点保持にして固定を強化しておいた方が良いと思ったのですが、空中でクロック切り替え基盤に穴を開ける作業は辛いです。そこで運悪く配線が外れた今のうちに基盤の端にL型ステーの長さにあった位置に穴を空けました。

 穴を空けたあと外れた痕跡を探します。外れたならばハンダにも金属を引きちぎったような跡が残っているハズなので、それを探しまくります。なんとか探し出し結線を確認してみると確率が高いと判断したので、ハンダ付けを行って起動してみました。

 無事起動しました。クロック切り替えもちゃんと出来ます。これで大丈夫だろうと判断し、再び固定作業にはいることにしました。(^^;

 L型ステーとクロック切り替え基盤を固定するネジは適当な長さのものがなかったので、長いものを切断し加工して使いました。茶色の脚は元々付いていたのをそのまま流用してます。

加工ネジ 上が加工前のネジ(長さ25ミリ)
下が加工後のネジ

 それでフレームの上部のネジ穴を利用して、クロック切り替え基盤を固定しました。これで一応準備?は終了。これでやっとこ本題は入れます。実はこの後に買い物に行ってスイッチを買ってきてます。

基盤固定2正面 基盤固定2側面 左:クロック切り替え基盤固定正面図

右:クロック切り替え基盤固定側面図

 4.クロック切り替えスイッチの固定

 キリと円形のヤスリを使って厚さ3ミリほどのプラスティック製のリアパネルに、切り替えスイッチを固定する適当な穴を空けます。直径はスイッチを実際に入るかどうか確かめながら行います。この時、切り屑が必ず出ますが、掃除機を手元に置いて切り屑を吸い込ませながらすると、掃除の手間や切り屑が基盤等に付着することを防止できます。

穴が空く前 穴が空いた後 左:穴が空く前

右:穴を開けた後

 穴が空いたら先にスイッチに結線します。出来れば絶縁チューブを使って(今回は透明なものを使用している)ハンダ付けとスイッチの脚の部分を覆い、絶縁しておくと後々の為にも安全で良いでしょう。また二本線なのでねじりを入れて線をまとめておくと、引っ張りにも強くまとまって見た目も綺麗です。

結線全景 スイッチハンダ付け 左:スイッチ及び結線

右:その拡大

 後はスイッチを空けた穴に入れて、ネジでしっかりと止めます。ちゃんと止めないとスイッチが回転してしまうかもしれないのでしっかりと止めませう。そして、拡張スロットを元に戻し、起動試験をしてみました。ここで問題がなければ、カバーをして作業は終わりです。

 その前に、タイラップ(結束)等でジャンパ線をまとめておくと見た目が奇麗でカバーをかける際に邪魔にならなくなります。出っ張りとかあればケース等に固定できれば、尚いいでしょうね。

拡張スロット取り付け前 拡張スロット取り付け後 左:スイッチを取り付けた後(拡張スロットを取り付ける前)

右:拡張スロットを取り付けた後のクロック切り替えボート周辺部

 5.終了

 以下の写真が外観です。最初に比べてかなり見た目がいいです。これでヲレ的にはRED ZONEみたいでグーだねえ。つーか、それが目的だったのかも。(笑)

スイッチ付後リアパネル スイッチ付後リアパネル拡大 左:カーバを取り付けた後の後部

右:スイッチ部拡大

 デジカメ片手にやってみましたけど、レポート書いてみると取り忘れたシーンとかありますね。デジカメも露出の関係で綺麗にとれなかったのもありますし。液晶ファインダではちょうど良く奇麗に見えるのに実際に取った画像が真っ黒ってことが良くあるんで露出は結構曲者です。ライト必要かなあ。(^^;

 他.最後に

 開けてみるとCPUにヒートシンクがついてました。返却時にクーリングファンがついていたり、吸気ダクトが付いていても驚かないように。(笑)

#1998.02.20





今そこにある機械であそぼぉ!メインに戻る