プラスチック製品の出来るまで

企業秘密として決して公表されなかった
プラスチック製品の製造工程。
そこには一般のユーザーが知らない行程が
存在していたのである。

材料 材料の中身 色の着色 射出精製機 成型品





材料

 材料です

 色んな種類の材料が有るんです。製品が熱に強いとか、柔らかい商品が出来るとか

 用途用途に使い分けます。中身は此の下の映像です


材料の中身(ペレット)
私の所で使っている材料の中身です。ペレットと一般的には言われている品物ですね

此の状態で品物にすると、色が半透明な白い品物が出来ます。
又、透明な樹脂をそのまま使うと透明な品物が出来ます


 上の材料を好みのにするための材料です。

 染め粉とも呼ばれています、色を染めるに当たっても色々な手段がありますが

 一番ポピュラーな方法が此のドライタイプですね

 


着色
材料の中身と比べると、一目で着色具合がわかりますねーぇ

 此でやっと、射出精製機に入れられるわけです。



射出精製機
此の射出精製機に先ほどの材料を入れます。

この機械のヒーター部分で暖められた材料は液体状になります(温度は材料によって異なります)

暖めた材料を金型の中に圧力を高くして射出します。

射出したらすぐに製品が出来る訳ではありません 暖めた材料を今度は冷やさなくては成りません。

金型の中に水の通る道が出来ています。此の穴に、水を流してやり製品を冷やすわけです。(ホースが金型に付いているでしょ)




金型
此が金型です。品物にも寄りますが一つの金型では完成品にならない品物があります(身の回りの大半がそうですが)

金型一個の重量も品物の大きさによって違いますが、型自体かなり重いですよ(笑)

金型が完成したからと言って製品がすぐに出来るとは限りません。試し打ち(成形条件や金型の直し)を何度もやって

初めて、成型品が出来てきます。

良くある失敗例は 品物が反ったり、製品に空気が入ったり、品物が金型から外れなく割れたり

品物(成型品)
此のロボットは、金型から製品を取り出す時に人間の手を使わないで機械が自動的に取り出してくれると言う大変便利な機械です

ロボットのとなりの写真が、成型品の一例です。ネジだけの金型です。見てお気付きの方がいると思いますが

ネジに樹脂が届くまでの道が出来ています(ランナー)此を、粉々にするとまた製品が取れますが強度的な問題も出てきます

ネジの隣にある製品も一型で取れます。最終的に此の製品を完成品にするためには2型居ると言うことです

                


成型品
ちなみに此が一つの金型から取れる
完成品です。


         



上に戻る         Home