CD+書籍

二宮尊徳に学ぶ人徳の経営

〜『二宮翁夜話』〜

CD全3枚(1枚約65分〜77分)書籍1冊(96ページ)価格19,950円(税込)

[監修・解説]岬龍一郎 [製作・著作]PHP研究所

 

「尊徳こそ世界中の人が知っていい人、知らねばならぬ人」〔武者小路実篤〕

至誠と実行の人・二宮尊徳の生涯と思想に学ぶ!

幕末に起きた江戸時代最大規模の災害、天保の大飢饉。この時困窮した小田原領民四万人の支援に奮闘し、一人の餓死者もなく救うことに成功したのが二宮尊徳でした。「薪を背負った勤勉・読書少年」の像で知られる尊徳(金冶郎)ですが、その名は、荒廃した村村を独創的な手法で復興させたことで今日に語り継がれています。そして「道徳を忘れた経済は罪悪である。しかし経済を忘れた道徳は寝言である」と喝破した尊徳の実践思想は、人々に語り継がれ、渋沢栄一、豊田佐吉をはじめとする明治以降の企業人・財界人の精神的な支柱になりました。本CDでは、今再び脚光を浴びる至誠と実行の人・二宮尊徳の生涯とその思想に、人として、企業家としての有るべき姿を学びます。

 

()(ため)に押す事を忘るヽは、人にして人にあらず。

(前略)

古語(ふるきことば)に一家仁なれば、一国仁に(おこ)るといえり。(よく)思うべき事なり。()れ仁は人道の(きょく)なり。儒者の説(はなは)だむずかしくて、用をなさず。近く(たとう)れば、(この)湯船の湯の如し。(これ)を手にて己が方へ掻けば、湯我が方に(きた)るが如くなれども、皆向こう方へ流れ帰るなり。是を向こう方ヘ押す時は、湯向こうの方へ行くが如くなれども、又我方へ流れ帰る。少し押せば少し帰り、強く押せば強く帰る。是天理なり。(それ)仁と(いい)義と(いう)うは、向こうへ押す時の名なり我が方へ掻く時は不仁となり、不義となる。(つつし)まざるべけんや。古語に、己に(かち)て礼に(かえ)れば、天下仁に()す、仁をなす己による、人によらんやとあり。己とは、手の我方(わがほう)へ向くる時の名なり。礼とは我手(わがて)を、先の方に向くる時の名なり。我方へ向けては、仁を()くも義を(のぶ)るも、皆無益なり。

(後略)                            〈Disc2より〉

 

特長

@     二宮尊徳の生涯を味わい深いナレーションで紹介

苦難に立ち向かい、人生を切り開いたその生き様に触れてください。

A     企業家の精神的な支柱となる二宮尊徳の言葉の数々を収録

企業家としての生き方・考え方のヒントとなる『二宮翁夜話』の語録を厳選しています。

B     岬龍一郎氏によるわかりやすいガイダンス

二宮尊徳の後世への影響や現代的意味について、岬龍一郎氏が解説しています。

 

主な内容

 

Disc1.二宮尊徳の生涯(収録時間約77分)

“代表的日本人”と称される至誠と実行の人、二宮尊徳。その生涯はどのようなものだったのか?ナレーションにより、その苦難に立ち向かった人生の軌跡を紹介する。

     解説『今、なぜ二宮尊徳に学ぶのか?』

     ナレーション

少年・金冶郎の生い立ち/過酷な運命に翻弄されて/一家再興への道/改革者としての最初の一歩/不退転の決意/桜町領の復興/理想と挫折と/再建王・尊徳の活躍/予を葬るに分を超ゆることなかれ

     解説『金冶郎から尊徳へ』

 

Disc2.事業の心得(収録時間約72分)

「経済道徳の融合」等の実践思想をまとめあげ、近代資本主義の先駆者ともいわれる二宮尊徳。その語録の中から、現代のビジネスに通じる原理原則を学んでゆく。

     『二宮翁夜話』について

     語録紹介

天理と人道/人道は私欲を制するを道とする/他の(ため)に押す事を忘るるは、人にして人にあらず/天より賜りたるを、天に取り上げらるるなり/商法は、(うり)て悦び(かい)て悦ぶ(さま)にすべし/我が(おしえ)(これ)推譲(すいじょう)の道と()う 他

 

     解説『二宮尊徳の思想の特長』

 

Disc3.仕事の心得(収録時間約65分)

実践を重んじた尊徳の思想は、常に現実に即したものだった。眼前の困難や変化に立ち向かうための支柱となるべき語録を『二宮翁夜話』の中から厳選して紹介。

     解説『二宮尊徳が後世に与えた影響について』

     語録紹介

大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤むべし/道の行わるるや久し/禍福も一つなり/(とおき)(はか)る者は富み、近きを(はか)る者は貧す/本業の本理を誤るべからず/絶頂に在りて/水を(うり)ても銭がとれる/世に忠諌と(いう)もの 他

     解説『今、あらためて私たちが二宮尊徳に学びたいこと』

     今回のご案内の商品は書店での一般市販はいたしておりません。

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