大蔵省の汚職



  官僚の中の官僚といわれていた大蔵省に東京地検特捜部の手が入り、金融検査部の2人が逮捕され、省内の家宅捜索が行われた。 国民の常識として、公務員に接待してはいけない、何らかの見返りに現金や品物を送ってはいけない、公務員自らバイトはしてはいけないというのは誰もが知っていることである。しかし、今回の大蔵省汚職の実態が明らかになるにつれて、こんな常識が通らず、ノーパンしゃぶしゃぶ(はずかしい!)での接待やゴルフ接待がおおっぴらに行われていたのが晴天白日のもとにさらされた。
 今回逮捕されたのはノンキャリア組の2人である。もっと悪いことをしているといわれるキャリア組にはなかなか捜査の手が入らない。バブルの頃はキャリア組の手帳は接待のスケジュールで真っ黒に埋まっていたという。職務権限と接待をいかに結び付けるかが難しいために、特捜部も手をこまねいているそうだ。 検査日を銀行側に知らせ、不良債権のチェックを見逃し、検査報告書や示達書をいいかげんにした大蔵官僚は、金融危機を招いて、わが日本丸を沈没させようとするとんでもない非国民である。こいつらを即刻首にして、退職金の支払いを停止せよ。 国民は怒りをもっとストレートに表わしたらどうなのか。民間のサラリーマンは、リストラなどはいいほうで、会社が倒産したら、翌日から一家で路頭に迷うリスクを背負って生きている。親方日の丸で、のうのうと悪事を働いていて、生き残ろうとしている輩は縛り首だ!




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