■田町・ガード下篇■

2002年3月29日(金)
2002年3月27日(水)
2002年3月25日(月)

研修でJR田町駅付近に通っていたのですが、研修所が
駅からだいぶ離れており食事の出来る場所が限られていたのです。
そんな逆境にめげる事なく路地裏の更に奥を進むと、そこは・・・

食べる

  1. 芝 都鳥(しば みやこどり)

    JR田町駅はずれの研修所で朝から夕方まで難しい講義を受け、楽しみはお昼ご飯だけだというのに周囲にお店がありません。
    そこでくじける私ではありません。やるぜ父ちゃん!大リーグ養成ギプスを身にまとい鉄ゲタでうさぎとびで研修所を後にし
    オフィス街を突き抜け、ガード下に出ると新幹線、山手線、京浜東北線が交錯する風景に見とれていたら小さなお店を見つけました。

    【 店舗外観。 】 【 店内です。 】 【 ご主人です。 】
    時の流れの止まった空間がそこにあります。 3坪ほどの小さな店内です。 きっぷのいいご主人です。
    ちなみに天井の伝声管みたいな物は
    雨漏り対策です。(笑)

    どんなお店か分かりませんが、数人の列ができていたので、思わず並んでみるというのが男のロマンというものです。(意味不明)
    10分ほど待ち、中に入ると3坪くらいのカウンターのみの店内は屋台と見まごうばかりです。
    まぐろづけ重(\700-)、合鴨重(\700-)、鳥そぼろ丼(\600-)、カルビ丼(\600-)などの中から豚トロ丼(\600-)を選択。
    同僚はうな重(\700-)を注文し、暫し談笑。隣のお客さんには人気のミックス重(\700-)大盛りがドドーンを配膳されています。
    ミックス重は、まぐろのづけ、鳥そぼろ、ふわっとした炒り卵、甘辛に味付けされたミディアムレアの鴨肉が色鮮やかにお重に乗り
    食欲をそそります。ちなみに大盛りを頼むとお値段据え置きで、富士山の様にご飯と具が倍増されます。(笑)

    「その日使う分だけ仕入れるから、売れ残ってもしょうが無いし、お客さんが満足してくれればと思って。ははは。」
    「おみそ汁もご飯もお代わり自由だから遠慮なく言って下さいよ。」
    「天井のホース?ああこれ雨漏り対策だよ。都内でも雨漏りのする店ってここだけじゃないのかな?あはは。」

    なんとも豪快なご主人です。待つことしばし、豚トロ丼とうな重が運ばれてきました。

    【 うな重です。 】 【 豚トロ丼です。 】
    うな重(\700-)です。
    お重から うなぎ はみでています。(笑)
    豚トロ丼(\600-)です。

    ・・・お重から うなぎ がはみ出ていますが、実は普通盛りです。(笑)
    豚トロ丼は、脂の乗った豚の首の部分のお肉をあっさり醤油味で炒めたものと、炒り卵と鳥そぼろが丼を覆っています。
    うな重を食べ終えた同僚が元気よくご飯お代わりを頼むと、まぐろのづけがおまけで付いてきました。(笑)

    「採算取れるんですか?」
    「取れないよ。あはは。ここ始める前に銀座で店やってたんだけど潰しちゃったし。ははは。
    お客さんが気に入ってくれて、また来てくれればいいし、大盛りも口コミで宣伝効果になればと思ってるから。」
    「去年までは夜も営業してて、\1500-で食べ放題やってたんだけど客足が読めなくてねえ。
    今日は満席かと思うと翌日はガラガラとか。空席が出来ると、うち赤字だからねえ。」

    どこの呑み屋さんでも毎日の客入りの予測が出来ないと耳にしますが、そんな不況のご時世
    サラリーマンの強い味方がいつまでも続いて欲しいと心の中で願いながら店を後にする筆者なのでした。また来ます。

    店名 芝 都鳥
    住所 不明
    JR田町駅下車。
    ガード下を浜松町駅方面に徒歩15分程度
    営業時間 12:00〜13:00くらい(お昼のみ)
    定休日 日曜日
    電話 03-3456-1385(?)

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