大勢でワイワイ呑むのも楽しいけど、たまには一人静かにおちゃけをすすりたい。そんな気分になる事はありませんか?
街の雑踏が大海の荒波に見えてしまうちっぽけなディンギー”ゆう丸”の船長こと筆者の今回の寄港地はJR大森駅東口。
駅ビル2Fの階段から地上に降り、右側のロッテリアの向かいのビルに向け 千鳥足で ホーリング(逆風帆走)すると
中華料理屋さんがありますが、その左脇の細い階段を地下に降りるとキャビン(船室)を彷彿させる黒い扉を開けば、そこが「海」です。
JR大森駅東口前の ビルの地下1Fです。 |
1Fの中華料理屋さんの脇 の薄暗い階段を降ります。 |
細い階段の奥に 天国の扉があります。 |
カウンターには水蛸などの素材が お皿に盛られています。 |
グループの場合は テーブル席で一献いかが? |
疲れた体をラウンド ターン トゥ ハーフ ヒッチ(Round Turn Two Half Hitch)でカウンターにくくりつけ航海日誌(メニュー)を開き、肴を物色。
お刺身や肉料理などバランス良く組み合わされた「海」コース(全6〜7品? \2,500-)を注文。
もし苦手な食べ物があれば、予めマスターに伝えておくと臨機応変にコースの献立を組み替えてくれるのが嬉しいですね。
お酒は、焼酎で有名な「魔王」の梅酒をロックで注文。(\580-) 梅独特の甘く爽やかな味は食前酒として最適です。^^)
軽く喉を渇きを潤していると、コース一品目の「手羽の香味揚げ」(単品注文だと\600-)が出帆。
中国酒で漬け込んだ鹿児島地鶏を揚げて、甘辛に味付け、胡麻をまぶした物に南瓜の揚げ物が添えてあり食欲をそそります。
続いて「茄子の冷製山椒風味」が出航。醤油で薄味の茄子にピリリとした山椒がアクセントとなって更に食欲が加速します。^^;;)
コース料理は程良い量で出てきます。 (手羽の香味揚げです。) |
茄子の冷製山椒風味です。 (単品注文だと\650-です。) |
牛レバ刺しのトロリとした甘みが口いっぱいに広がります。 |
料理とお酒の組み合わせは、私の好みをマスターに伝え、日本酒や焼酎をお任せで出して頂き、うにゅ〜と ほろ酔い気分です。
穏やかなマスターですが、お店の名が示す通り海の男でヨットレースが開催されると参加され臨時休業にする事があるそうです。
続いてはリクエストでコースに組み込んで頂いた「君の名は・・・?」(\450-)を見て「味噌の配合は?」とツッコミを入れつつ賞味。
濃厚な味と舌に絡みつく様な食感が旨いです。
食欲の勢いが止まらなくなった筆者はコースとは別に単品で「和牛のレバー刺し」(\800-)を追加注文。
仕入れの業者さんの眼に叶ったものだけが店に入るというだけあって小豆色の自然な赤みを放つレバーは生臭くなく
刻み生姜をレバ刺しでくるみ、ごま油に付けて口に含むと仄かな甘みが広がります。
お肉、野菜と陸の料理の後は、いよいよ海の幸の登場です。
まずは水蛸のお造り。肉厚の柔らかなタコさんの足をスライスしたものをスダチと塩をかけて口に含むと爽やかな風味が広がります。
ほ〜っとしたところで、次は鮪のお造り。赤身と中トロ2種類ですが、生の刺身ならではの繊細な食感にニコニコです。
マスターとのお酒談義に花が咲き、コース最後の卯の花が出る頃にはすっかりと酔いが回り
気が付くと終電で大船駅まで乗り越したのは、ちょっとだけナイショです。(笑)
サザエの煮付けです。 | 柔らかい食感の水蛸は 塩で頂きます。 |
鮪の赤身と中トロです。 | コースの仕上げは 甘さ控え目の卯の花です。 |
穏やかな海の男・マスターと 明るいおかみさんです。 |
店名 | 海(Kai) |
住所 | 東京都大田区大森北1-4-8 JR京浜東北線 大森駅下車徒歩1分 |
営業時間 | 17:30〜24:00(ラストオーダー23:30) |
定休日 | 日曜日・祭日・他(要確認) |
電話 | 03-5762-9308 |
電子メール | fwit3193@mb.infoweb.ne.jp 1) ご予約の際は、当日の午前中までに連絡下さい。 2) ご希望の方には毎月インフォメーションを送信します。 |
備考 | 1) ヨットレースがあるとお店が休みになる事があります。 2) お盆休みなどもあります。 3) 数人で来店の際は事前に予約された方が良いかも。 (収容能力・17席) 4) レバー刺身は入荷不定期なので事前確認を薦めます。 5) コース料理の献立は日によって変わります。 (\1,000-/\2,000-/海\2,500-/太平洋\3,000-〜) 6) 日本酒、焼酎の在庫も日によって違います。 7) ご予約は当日午前中までにメールor電話連絡下さい。 8) ご希望の方にはお店のニュースをメール配信します。 |