2001年1月分



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ってことで、「B747を創った男たち」を読んでみましたけど……
今では長距離路線用航空機としては代表格、ジェット旅客機=ジャンボと言われるまでに一般化しているボーイング社製B747旅客機はその開発コンセプトに置いても、大きさにしてもそれまでの基準から大きく離れた革新的な機体で、単純に見える物のその開発には並々ならぬ苦労があったようで、ボーイング社の初期の旅客機から747までの開発陣の苦労の歴史が書いてありました。
技術的な問題だけではなく、人間的関係な問題もかなり問題があったようですね。
そして、現在はどうかは不明ですけど、就航当時はフラッター防止に1,4番(つまり、両外側)エンジンにおもりがわりとして今現在取り沙汰されている「劣化ウラン」が使用されていたそうです。

外務省の横領事件
金額もさることながら、億単位でやっていながら今まで匿名だったというのはさすが官僚というか、お役所体質というか……


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雪〜
ってことで、朝はちょっと積雪。
でも、暖流が近くを通っているこの地方……1,2センチの積雪でも小中学校は「自宅待機」という状況(^^;
やっぱり急な雪になれてない地方はこんなものでしょうかね。

昨日買った本
「飛行の秘術」
「B747を創った男たち」
まだ読み中


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最近は……
海自が表に出てくる漫画がいくつかでましたが……
なぜ「イロモノ」しかないんでしょう(爆)

「ジパング」(モーニング)
海自の新鋭イージス艦(でも、乗員の帽子はDDH)が第二次大戦に飛ばされるお話。
艦自体はスペインの新型ミニイージス艦にすら性能的に劣るようなもの(笑)
いくらイージスシステムを搭載していても、VLSが32セル(としかどうも見えない)では……。
話自体はそこら中に反乱している海自タイムスリップ物小説に比べて比較的まともな行動をとっていますが、艦が中途半端な印象を与え、電子装置のメンテやミサイルの残弾を考えると先行きがちょっと不安……。

戦海の剣(ALLMAN)
こちらの方は反乱を起こした(タンカーにハープーン打ち込んだ)海自新鋭潜水艦に対処することでスタートしたお話……現在第三回……でも、今の時点ではどう見ても逆「沈黙の艦隊」だよなぁ(笑)
対する海自が繰り出すのは……米軍にさえ秘密で「メガフロート下」で建造中のどう見ても「巨大空母」でした(爆)。しかも、かなり頭の痛くなるような点も種々……。
この艦に対するコメントを一度は打ち込んだ物の、ふと我に返るとその量にあまりにもむなしくなったので、とりあえず消去。
この作品は政治家が豪快に腐りまくって、この新型空母&海自の敵は反乱潜水艦よりもむしろ「国内の政治家」のような印象があり、これはこれで斬新かも。
……で、政治家に関するところあたりは……別の意味で現実に即しているかと思うとしゃれになってなかったり(爆)

ちなみに、この二つの作品の共通点は「イージスシステム搭載(後者はそれらしい)」で、「艦橋がこんごう型」のような形をしているというところでしょうか。

しかし……こうしてみると「まともな艦、ないし実在艦」で構成された「現代もの」の海自漫画ってほぼ皆無になっちゃいますねぇ……(コンバットコミックなど、専門誌は除いてます……加えても微妙か)


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NHKの宇宙スペシャルを観てみる……
民間での弾道飛行による宇宙飛行の実現から恒星間飛行まで様々な宇宙技術が紹介されてました。
「竜の卵」の作者が実は科学者で、しかも会社を設立していたのには驚かされましたが(^^;;
しかし、こうしてみてみると本格的な宇宙時代を迎えるキーはやはり「低コストで大量の人員を宇宙へ」という点になるでしょうね。
いくら地球−月や惑星間、恒星間飛行の技術が確立されて高速化がなされても、地球から軌道への移動手段が「その燃料の多さに比べて運べる人数が少ない」というままでは、一般市民には宇宙が近くなったという感覚を与えないでしょうから。


1/5
21世紀になって過去100年を振り返ると……
それまでと比較すると技術レベルの発展がかなり異常な感じですね。
おおざっぱに言うと前半は鉄道や艦艇を初めとした鋼鉄の発展時代、後半はトランジスタに代表される電気、電子時代。
そして、この急速な技術発達の原因が何かと考えてみると……

これらが上げられますが、最初の起爆剤となった物として考えると……
やはり最初の鉄鋼技術に行き着くことになるのではないでしょうか。
前世紀の技術発達はすなわち軍事技術の発達と表裏をなしているのはご承知の通り。
そして、軍拡の基本となったのは製鋼、冶金技術の発達があったからで、それによって航空機や艦艇の性能が上がり、大砲も砲戦距離が伸びるに従って弾道計算が複雑になり最初のコンピュータであるENIACが開発されたわけで(このあたり、論理展開が無茶(汗))……
もっとも、戦後になるとトランジスタが発明され、コンピュータの小型化、高速化が技術進化を大幅に加速したのは言うまでもないですが……



1/1
明けましておめでとうございます
ってことでやってきました21世紀。でも、なにも変わらないって事はお約束(笑)
それにしても……「2001年宇宙の旅」って今年なんですよねぇ……
木星への有人探査はもとより……HALも本格的宇宙ステーションもまだできていないってのは悲しいとも言えますが、見方を変えれば撮影当時の科学技術の進歩からしたら、最近の発展速度は多少減速気味と言えなくもないのかもしれませんね。
もっとも、コンピュータの速度は当時の予想を超えているでしょうけど、それでも人工知能には届いてないし……。
宇宙技術に至っては、相変わらずのロケット輸送とスペースシャトルが主流……
SFで取り上げられた技術、どれが現実化して、どれが相変わらずSFの世界にとどまっているかを調べるのもおもしろいかもしれませんね。


戻ります。