牛蒡は何に効果あるの?
【便秘・がん予防】
繊維は栄養ではないのですが、腸を刺激し、コレステロールを低下させ、発ガン性物質などの有害物質を排泄する働きがあります。常食すれば、便通がよくなり便秘も解消されます。
簡単なごぼう料理はきんぴら。せん切りのほうが歯ざわりがよく、繊維も豊富です。ごぼうはあくが強いので水か酢水にさらしますが、さらしすぎないように。天ぷら、ごぼうサラダにもどうぞ。
【動脈硬化予防】
コレステロール低下に役立つことから、動脈硬化予防にも用いることができます。半本ほどのごぼうをささがきにして水につけ、洗ったご飯と一緒に火にかけておかゆにします。常食すれば予防になります。
【胃けいれん】
新ごぼうの季節はほんのわずかですが、胃けいれんには新ごぼうが効果的なのです。ごぼうを洗い、すり鉢に入れ、つきながらつぶし、そのつき汁を集めます。コップ半量を温めて飲みます。胃けいれんが起こってから、2~3回飲むとやわらいでくるでしょう。
【せきやたん】
昔からせきやたんの薬として用いられてきました。ごぼうを洗っておろし金ですりおろし、そのしぼり汁を飲むのです。盃に1~2杯くらいを3~4回飲むと、せきは治まり、たんもきれてきます。
【口内炎】
舌先や口内に炎症が起こったときには、おろし汁に水を加えて、それで一日に何回もうがいをします。すぐに痛みがとれなければ、水を加えずにおろし汁でうがいします。
【虫刺されや湿疹】
虫に刺され、薬がないときにはごぼうのおろし汁を刺されたところに塗り込みます。ごぼうのあくのタンニンが抗菌、消炎に効き目がありますから、かゆみ、痛みが引いてきます。
【あせも】
汗で皮膚が汚れているところを、汚れた手でかくと、そこに細菌が作用し炎症が生じ、かゆみを伴います。ごぼうの抗菌、消炎作用を利用します。
ごぼうを刻んだものをさらし袋などに入れ、水から沸かして入浴しますと、かゆみが治まってきます。
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