米菜クラブ平成24年10月かんなづきの授業より【抜粋】

【献立】……ヘルシーな牛蒡料理です!


(1)牛蒡ごぼう蕎麦そば(牛蒡で作る新感覚の揚げ蕎麦)

  
牛蒡で作る新感覚の揚げ蕎麦
材料 牛蒡、茄子、おろし山葵、柚皮、浅葱、大葉、そば粉、中力粉(小麦粉)、昆布と鰹節の出汁、胡麻油、サラダ(又は白絞)油、偕敷半紙


調味 本返し【濃口醤油10:砂糖4:味醂1】から作る、
 そばつゆ【出汁4:本返し1】一煮立ち

..etc......質問など詳しくは⇒ 質問何でもどうぞ!


要点 ①牛蒡は細めの柔らかい物を選び 縦に長く千切りにする。
②酢水か明晩水に①を5~10分浸け、流水で洗いざるにあげて水を切る。
③そば粉7:中力粉3を合わせて②をまぶして170℃の油(サラダ油に少し胡麻油を合わせる)でからっと揚げ、鹿の子切りした茄子も素揚げする。
④鰹節と昆布で出汁をとり上記のそばつゆを合わせて一煮立ち。
⑤大葉、柚皮、浅葱等を刻みおろし山葵と共に薬味にする。  
参考 今注目されている「ごぼう《

ごぼうは、中国から利尿効果のある薬草として日本へ取り入れられました。 ごぼうを食べるのは、日本、韓国、台湾だけだといいます。
ごぼうの根には、食物繊維がとても豊富で水溶性食物繊維と上溶性食物繊維ともに多く含まれています。 食物繊維は、便の排泄を促進し腸内環境を正常化させる働きがあり、便秘の改善につながります。 そのほか、ごぼう茶にはカリウム、リン、アルギニン、アスパラギン酸などの成分が含まれます。

<成分と効能>
水溶性食物繊維:有害成分を吸着して排出させます。余分な栄養分を吸着して、吸着を妨害するため、糖尿病や動脈硬化、高血圧を予防します。

上溶性食物繊維:水分を吸収して膨らみ、腸を刺激してぜん動運動を高めます。便秘の解消、整腸、発がん物質の排除などの働きをします。

カリウム:ナトリウムを排出させ血圧の上昇を抑制する働きがあります。むくみの解消、 筋肉を正常に保つ働きなどもあります。

リン:カルシウムとともに骨を強化します。エネルギー代謝の補助などをします。

アルギニン:成長ホルモンの分泌を促進させ、体の代謝機能を向上させる働きがあります。

アスパラギン酸:老廃物の処理、肝機能促進、ミネラルの運搬などの働きがあります。

(下記参照へつづく)




   
覚え書き
&
料理メモ
     


(2)牛蒡ごぼういかだ(新牛蒡と挽肉を使ったお節にも使えるヘルシーな逸品)

  
新牛蒡と挽肉を使ったお節にも

   使えるヘルシーな逸品
材料 ごぼう、鶏挽肉、鶏卵、胡麻油、小麦粉、おろし生姜、エリンギ、端噛生姜、擂り胡麻、粉山椒、鰹節と昆布の出汁
調味 下煮地【出汁8:濃口醤油1:味醂1】
照り焼きたれ【本返し3:砂糖1】

..etc......質問など詳しくは⇒ 質問何でもどうぞ!


要点 ①牛蒡を洗って汚れた皮を除き12cm長位に切りそろえる。
②鍋に牛蒡を並べ、牛蒡が被るくらいに水を加え酢を少量落として10分ほど茹で、一度水洗いして、鰹節と昆布でとった出汁で上記下煮地を合わせ、牛蒡を5分煮て冷ます。
③挽肉150g、鶏卵1粉、胡麻油20cc、小麦粉15cc、おろし生姜10cc、砂糖10g、味噌30g、酒20ccを合わせ、4~5本並べて串で止めた②の上に載せすり胡麻をかけて電子レンジで加熱した後、天火で表面に焼き目が付くまで焼き、照り焼きのたれを数回塗りながら色好く焼きあげる。仕上げに粉山椒をふる。(お好みで紫蘇の実を肉に合わせても可)
④エリンギを照り焼きのたれで共に焼き、添えてもる。
⑤端噛生姜を色好く添える。

参考               
牛蒡は何に効果あるの?

【便秘・がん予防】
繊維は栄養ではないのですが、腸を刺激し、コレステロールを低下させ、発ガン性物質などの有害物質を排泄する働きがあります。常食すれば、便通がよくなり便秘も解消されます。 簡単なごぼう料理はきんぴら。せん切りのほうが歯ざわりがよく、繊維も豊富です。ごぼうはあくが強いので水か酢水にさらしますが、さらしすぎないように。天ぷら、ごぼうサラダにもどうぞ。

【動脈硬化予防】
コレステロール低下に役立つことから、動脈硬化予防にも用いることができます。半本ほどのごぼうをささがきにして水につけ、洗ったご飯と一緒に火にかけておかゆにします。常食すれば予防になります。

【胃けいれん】
新ごぼうの季節はほんのわずかですが、胃けいれんには新ごぼうが効果的なのです。ごぼうを洗い、すり鉢に入れ、つきながらつぶし、そのつき汁を集めます。コップ半量を温めて飲みます。胃けいれんが起こってから、2~3回飲むとやわらいでくるでしょう。

【せきやたん】
昔からせきやたんの薬として用いられてきました。ごぼうを洗っておろし金ですりおろし、そのしぼり汁を飲むのです。盃に1~2杯くらいを3~4回飲むと、せきは治まり、たんもきれてきます。

【口内炎】
舌先や口内に炎症が起こったときには、おろし汁に水を加えて、それで一日に何回もうがいをします。すぐに痛みがとれなければ、水を加えずにおろし汁でうがいします。

【虫刺されや湿疹】
虫に刺され、薬がないときにはごぼうのおろし汁を刺されたところに塗り込みます。ごぼうのあくのタンニンが抗菌、消炎に効き目がありますから、かゆみ、痛みが引いてきます。

【あせも】
汗で皮膚が汚れているところを、汚れた手でかくと、そこに細菌が作用し炎症が生じ、かゆみを伴います。ごぼうの抗菌、消炎作用を利用します。 ごぼうを刻んだものをさらし袋などに入れ、水から沸かして入浴しますと、かゆみが治まってきます。



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