色彩検定


色彩検定3級という資格に挑戦した

正式にはファッションコーディネート色彩能力検定3級という資格であり
ファッションの配色を行う際などに役立つという資格である

これは国家資格ではなく文部科学省認定資格という資格であり
級は3級から1級までで
3級が一番初歩的な資格となっている

私はいままでこれといった資格というものをもっていなかったため
漠然と何か資格らしいものをとりたいと思い立ち
受験できそうなものを探してみた

選出の基準は
仕事に関係ない資格
未知の分野
資格取得のしやすさ

これらを考慮した結果
色彩検定3級が選ばれた

早速受験に役立つテキストを購入し
受験を申し込んだ

受験日まで約1ヶ月

早速受験勉強開始
色彩検定の受験勉強には色彩カードという色紙を使用する
これをテキストにひたすら貼っていくのである

ハサミで必要な面積を切り取り
ノリで貼るべき部分にひたすら貼っていく
これが受験勉強である

色の分別・命名法や配色の仕方などの勉強も行う
いままで触れたことのない分野だけに新鮮であった

そして受験日
受験会場は慶応三田キャンパス



東京タワーを見ながら慶応三田キャンパスに向かう

色彩検定の受験票を持った人々が一斉に慶応三田キャンパスを目指す

色彩検定だけにさまざまな色の服を身にまとった人が殺到する
と予想していたのであるがわりと普通の色の人が主体であった



無事慶応三田キャンパスに到着



受付を済ませ受験会場に向かい座るべき席を探す

しかし私の座るべき席に行くとすでに女性が座っていた

私はそこが自分が座るべき席であることをもう一度確認し
そこが私の席であることを確信した後
そこは私が座るべき席だと思うという旨の発言を行い
その女性を排除することに見事成功した

さてしかるべき席に座って試験開始を待つ
あたりを見回すと女性が8割程度といった感じである
かなりの年配の方から高校生らしき方まで年齢層はさまざまである



試験開始時間となり
問題用紙が配布され試験が開始される

なかなか手強い問題であった

久しぶりの試験にやや緊張しつつも
勉強の成果をみせるべく発奮してひたすら解答する

試験終了
時間ギリギリになんとか全ての問題に解答する

結果は2ヶ月後に届くということで
もはや慶応三田キャンパスですることはない

というわけで東京タワーに上ってみることにする



東京タワーに到着



820円を支払い150m展望台に上り
お台場方面を眺めてみる

一通り150m展望台を堪能したので下りることにする

しかし下り方をまちがえたのか
いままで存在を知らなかった「屋上」という空間に迷い込んだ

東京タワーから下りたところが屋上とはマニアックだとおもったが
この屋上はタワーの先端部ではなく
東京タワーふもとのビルの屋上ということであった

そこは寂れた世界であった

しかし私の好きな世界であった

一昔前の乗り物や射撃コーナー・わなげコーナーなど
やる気なさそうな施設が盛りだくさんである

そこでバスケットのシュートゲームを発見



マニア集団代表としての実力を見せるため
100円を投入してゲーム開始

すると5個のボールが手元に転がり込んできた
通常この手のゲームは低得点化を意図して
2個ないし3個のボールしか提供されないのであるが
ここはふんだんにシュートできるのであった

さてシュートを打つ
制限時間は60秒
ゴールが小さくなかなか難易度の高いシュートである
3球目くらいからコツをつかみゴールを量産
結果57点という得点をあげる

するとゲーム機下部からメダルが投下された
50点以上得点するともらえるらしい



「カーニバル専用」という華々しいメダル



「カーニバル専用」メダルと引き換えに
「パンダ」に1回乗れるということなので
さっそく「パンダ」に向かう



「カーニバル専用」メダルで1回乗れる「パンダ」



とりあえず乗ってみる

乗ってみたものの
「カーニバル専用」メダル投入口はなく
「パンダ」は動かなかった
「従業員」に御申し付ける必要があるらしいのである

肝心の「従業員」を発見することができなかったので
「パンダ」を堪能することは断念
「カーニバル専用」メダルを手に東京タワーを後にした


色彩検定の方であるが
試験から約2ヶ月後忘れた頃に結果到着

結果は合格

とりあえず合格してほっとしているが
この資格を利用する場面は特にない


もどろうか