技官工作研修


試作工場という施設がある

大学の施設の一つでいろんな工作機械が置いてあり
職人が我々の要求どおりに物を作ってくれる

また我々も研修をうければいくつかの機械を使用して
自ら工作することができる

私は技官ということでその研修を受けることになった
地味に試作工場で働く職人達も技官なのである

研修は平日の午後を利用して6日間行われた
この研修で使用できるようになる機械は
ボール盤、帯鋸盤、フライス盤、旋盤という4種類の地味な機械である
これらの機械の使い方を実際に物を製作しながら覚えるのである

研修内容は図面を与えられ
その図面どおりの物を製作するというものである

しかし研修であるため
職人にほとんど教えてもらいながら作るので気楽である

図面を与えられ
まず旋盤を駆使して謎の物体1を製作する
私は旋盤は初めて使う



旋盤というのは上のような機械であり
工作物を回転させながら
これに刃物を当ててリンゴの皮むきのように削る機械である

まず帯鋸盤でアルミの棒を切ってきてこれを加工する

旋盤用の刃物をといで旋盤にセットし
アルミの棒を図面どおりに加工する
金属を削るのはなかなか痛快である

一瞬で飽きたが3日かけて謎の物体1が無事完成
なんの物体なのかわからなかったが
ただ「なにかができた」という満足感はそれなりにあった

次はフライス盤というものを駆使して謎の物体2を製作する
フライス盤も初体験である



フライス盤は上のような機械であり
軸にはめられたフライス(回転切削工具)を回転させ
台に固定した工作物を切削することができる

これも3日かけて謎の物体を削り
最後にボール盤で穴をあけてネジを切って終了となった

研修後には謎の物体2つが残った

  

各写真の右側が旋盤を駆使して製作した謎の物体1
ワッカをはめられるようになっているが
若干削り不足で入りきらない
使用法は不明

左側がフライス盤で製作した謎の物体2
凸と凹が合わさるようになっている
使用法は不明

研修終了後
修了証を授与され晴れて試作工場を使用できるようになった

これでこれからはなんでも作れるようになったので
製作してほしいものがある方は連絡ください
適価で製作致します

あとこの謎の物体もさしあげますので
欲しい方は連絡ください




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