技官歓迎会


研究室で歓迎会が行われた
新しく研究室にやってきた人々の歓迎会である

今年度は私以外にも
大学院生2人とどこかの大学を定年退職した教授が
研究室に新しくやってきた

この教授は私の上司である助教授が
まだ助手であった時代に所属していた研究室の教授であって
昨年定年退職し今後は執筆活動のために
わが研究室にいらっしゃるということであった

さて歓迎会の方であるが 歓迎会は渋谷で行われた
要するに普通の飲み会である

6時から予約をとっていたらしいのであるが
みんなで6時に研究室を出発して渋谷に向かった

この研究室は時間に対してかなり適当で
実に私に適した研究室であるといえる

歓迎会では私はドイツ人助手の隣にすわり
彼とビールについて熱く日本語で語った

彼によると我が故郷岡山県に存在するドイツの森の
ドイツビールはダメだということであり
横浜においしいドイツビールの店があるので
今度行こうということになった

歓迎会は歓迎会らしきイベントは全くなく
普通の飲み会のまま終了した

歓迎会終了後
一部の人々は研究室に帰り
私は帰り道の都合で
助教授と大学院2年生の人と帰ることになった

すると助教授が「もう一軒行こうか」と言い
3人で2次会を行うことになった

渋谷から下北沢まで歩いてきたのであるが
店はこれといって決まっていない
助教授が私に「どこか適当な飲み屋をしらない?」
と聞いてきたので逆上して「ぴあぴあ」を紹介してしまった

いってみると若者が大騒ぎしており
やや場違いな店を紹介してしまったかとも思ったが
助教授はとくに嫌がったような様子も見せず
店の隅において2次会は実にひそかに開催された

飲み物を一人一杯ずつ頼んだのみで
食べ物は何も頼まないささやかな2次会であった

2次会では大学院生の進路についての話から
ヨーロッパのサッカー・自転車事情など
多岐にわたる話が行われた

そして適当な時間になったので2次会は終了した
費用は助教授が払い一同帰宅したのであった



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