ガーデニングQ&A

263.2001.12.27. 大阪府 せいこ さん の Question
一つの大きな鉢に長短の2本のパキラを植えてもらって購入しました。
鉢の大きさもお店の人が選んでくれたので問題ないと思います。

2年目の春(今年)に長いパキラの葉が茶色になっておかしいな?と思っているうち に
緑の枝まで茶色になりました。幹をよく見ると、上のほうからブヨブヨになっていま した。
枯れてしまったと思い、8月に新しい長いパキラを購入し、元の短いパキラが植わっ
ている鉢に植えてもらいました。しかし、11月ころに今度は2本とも葉が茶色くな
りダコニールを散布して元気になりかけていたのですが、また幹がやわらかくなりか
けていました。

お店で相談してオーソサイトを土にかけ、様子を見ていますが悪くなる一方です。
今の時期は根を触らない方が良いとのことですが、このままではダメになりそうで す。
どうしたら良いでしょうか?おそらく根腐れだと思うのですが、ブヨブヨになった幹
はもう再生不可能ですか?水のやりすぎの根腐れではないのですが、何が原因と思わ
れますか?逆に水が少なすぎても根腐れはするんですかね?アドバイスをお願い致し ます。
長くなってしまって申し訳ございません。

Answer
ブヨブヨになった幹は、残念ながら元へは戻りません。
幹を指で挟んで押さえてみて、固くてしっかりしている部分は大丈夫です。
柔らかいところは切断、除去してください。この時、健全な部分も一部一緒に
切り取られることになります。境目で切るのではなくて、良いところも一部付けて
切り落とすということです。

用土は、新しいものを購入し、植え替えます。今までと同じような種類にしますが、
観葉植物用培養土でもよいです。排水の良いものを用います。寒い時期の植え替えは、
言われるように不適当ですが、置いておいても枯れそうであるならば、思い切って
植え替えます。春まで持ちそうなら、枝、幹の切断だけにとどめます。

寒い時期は土が乾きにくいので、素焼き鉢や駄温鉢を用いた方が通気性があって、
良いです。根が多くないようでしたら、小さめの鉢の方が安全です。
植え替え後は、水をたっぷりやって、部屋の明るいところに置きます。
暖房の風が直接当たらないところを選びます。灌水は、表土が乾きかけたらやります。
冬の間は、肥料は不要です。

普通は、過湿や根詰まりでこういう状態になるときが多いです。
植え替え時に根を見てみて、ぐるぐると根が巻いてきゅうきゅうになっていたら、
根詰まりです。下の方の1/3ほどほぐしてから植え替えてください。
また、根が芯まで茶色くなって、引っ張れば切れるように弱っていたら、
根腐れです。死んでいる根は切り落としてから植え替えます。

水やりは、鉢底から水が流れ出すぐらい十分にやり、次は、乾きかけたときに
やります。少しずつ、何回もやるのはよくありません。下まで水が行きませんし、
上の部分だけ過湿にもなります。また、灌水の回数が少なくても、鉢の受け皿に
いつでも水が溜まっている場合は、過湿になり根腐れになります。余分な水は
捨てるようにします。

他にもパキラの質問がありますので、参考にしてください。
NO.78NO.83NO.161NO.178NO.181NO.197NO.199


皆さんのアドバイスもよろしく!!