ガーデニングQ&A

293.2002.03.22. 千葉県 ウエダ さん の Question
宿根ロベリア(リチャードソニー)の株が鉢一杯に育ち、
今までは一回り大きな鉢に植え替えてたのですが
鉢も随分大きくなってしまったため出来れば株分けを
しようと思うのですが、今の時期にやるとこの先の開花に
影響しますか?

また株分けは他の植物でもやったことがないため注意点等も
あれば、合わせて教えてください。

Answer
ロベリアは、キキョウ科ロベリア属で熱帯から温帯に分布していて、
一年草から宿根草、低木まで色々のものがあります。

プランターの寄せ植えやハンギングバスケットなどに用いられているのは、
秋まき一年草のグループで、南アフリカ原産のエリヌス種です。
日本に自生するサワギキョウもロベリアのグループで多年草です。

リチャードソニーは、多年生で大きくなったら株分けができます。
もちろん種も採れますし、挿し芽もいけるそうです。
株分けの時期は、早春または秋に行います。早春というのは、新芽が
動きかける頃です。千葉県の方は暖かいと思いますが、まあ、今でも
まだ大丈夫でしょう。

どのくらい大きくなったのかよくわかりませんが、5−7号鉢に合うぐらいの
大きさに株を割って植えます。適当なところで、引きちぎってもよろしいし、
固そうであれば、ハサミで切り分けます。適当なところというのは、株の分けたい
量ぐらいのところで切りやすそうなところです。

土がたくさんついていて、やりにくそうでしたら、根をほぐして土をいくらか落とします。
きれいに全部落とす必要はありません。枯れている根があったら取り除きます。
あまりにもぐるぐる根が回っていたら、1/3から1/4切り落としてもかまいません。
あまり切り落とすと弱ります。根が乾ききらないように注意して植え替えます。

株分けした後は、十分水をやり、4−5日直射日光を避け、明るい日陰に置きます。
次の水やりは、少し乾きかけたときにやります。毎日やる必要はありません。
株分けした際に肥料を少し入れておいてもよろしいです。

株分けすると、ある程度、根の回復に時間がかかりますので、そのままの状態の時よりも
開花の時期がやや遅れるかもわかりませんが、土も新しくなっているので、やがて、
一層元気に生長してきます。


皆さんのアドバイスもよろしく!!