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デンドロビウム キンギアナム | バイオセンターのものは少し紫が 入っています。 背は7−8cmぐらいと小さい品種です。 |
Answer
写真から見ますと、デンドロビウム キンギアナムです。
発音は人によって色々あります。ここでは、一般的によく見られる「キンギアナム」にします。
オーストラリアに分布しているランです。花色は写真のように白色から、
濃い赤紫色まで色々ありますし、背も10cmぐらいの小さいものから20cm以上にも
なるものまでバラエティに富んでいます。
とりあえず花が終わったら花茎ごと切ります。咲く前の茎(バルブ)と葉だけの状態にします。
日にはよく当てるようにしますが、夏になってきたら30−50%は遮光します。
あるいは、木漏れ日の当たるようなところに移動します。雨は避けた方がよいです。
生育中は乾きかけたら灌水しますが、冬は乾き気味にした方が安全です。
肥料は、5−8月に半月に1回液肥をやります。5月中下旬に1回洋ランの肥料などの
置き肥をやります。
鉢がきゅうきゅうになっていたら植え替えまたは株分けを新芽の伸びる頃にしますが、
まだ鉢に余裕があるようでしたら、植え替えは見送ります。大きい鉢にすると、
過湿気味になり根腐れを起こしますので、小さめの方がよいです。
用土は今植わっているものとよく似たものを用います。花の土は適しません。
洋ラン用の土または水苔にします。
霜が降りる頃には、室内に取り入れます。しかし、キンギアナムは、冬の低温に当たって初めて
花がのりますから、すぐに暖房の効いている部屋などには入れないようにします。
最低気温を5−8℃ぐらいにして1月以上は低温に当てて下さい。平均的には10℃前後の
最低気温で冬の間管理します。
切り戻しは、花壇などに植える花などによくやりますが、キンギアナムはランですので、
バルブを切ってしまうと、その中に養分がありますので、新芽などが伸びるときのエネルギーが
不足します。それで、バルブが枯れてぺしゃんこになっていれば不要ですので切り離しますが、
まだしっかりしているようであれば、葉が無くてもそのままつけておきます。
茎の途中で切るのもよくありません。
また、新芽が伸びて今年咲いたバルブと同じほどの大きさに生育しないと、
来年の花着きは悪くなります。したがって、全体の背を低くしてコンパクトにするのは
残念ながらあきらめて下さい。
皆さんのアドバイスもよろしく!!