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定植して伸び始めたポ−チュラカ。 |
ポーチュラカは、ハナスベリヒユとも呼ぶスベリヒユ科ポーチュラカ属の
半耐寒性多年草です。同じグループににマツバボタンがあります。
マツバボタンは、1年草で種子で殖やします。ポーチュラカは、挿し芽で殖やします。
半耐寒性ですので、越冬には5−10℃は必要です。
水はけの良い日当たりの良いところに植え付けます。伸び出した頃、摘芯を繰り返すと、
枝の数が増え、ボリュームが出てきて、花数も増えます。花数が減ってきた頃に、
1/2から1/3ほど切り戻しをしますと、また枝が新しく出てきて咲き出します。
枝が重なってくると、風通しも悪くなるので、切り戻しにより、これも防げます。
乾燥してしおれている場合、水をやれば戻ってきますが、土が湿っているのに
しおれている場合は、根腐れの場合が多いです。排水の悪い用土の場合、
新しい土に植え替えた方がよいです。また、夏の灌水は、朝か夕方にやり、
昼間は避けます(土の中でお湯になります)。
摘芯は、枝の先の方の芽を摘むだけですが、切り戻しは、半分近く切り落とすため、
新しい脇芽が伸びてまた咲き出すのには1か月ほどはかかります。その間にまた切ると、
枝は増えますが、花は着きません。どんどん咲いている場合は、追肥をしますが、
弱っているときは、肥料はやめて、回復剤や生育促進剤などの方が安全です。
何株植えられているのですか?複数植えていて1株だけおかしいのならば、その株だけが
もともと軟弱であったか、病害虫でやられたとかが考えられます。全部、元気がないなら、
過湿であったとか、日当たりが悪いとか栽培環境が原因と考えられます。