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発芽したシクラメン。 |
シクラメンは、分類ではサクラソウ科シクラメン属になり、双子葉植物です。
双子葉植物というのは、ご存じの通り、種から芽が出たときに子葉が2枚出てくるものです。
アサガオ、ヒマワリ、ダイズなどがそうです。それに対して、単子葉植物は子葉が1枚だけ
で、ヒヤシンス、ユリ、タマネギなどがそうです。
それで、シクラメンは、確かに発芽すると葉が1枚出てきます。これをよく見てみると、
親の葉と同じ形をしています。で、一般的には、双葉は親の葉と異なる形をしています。
オシロイバナなど全然違う形です。それで、シクラメンの1枚目は本葉です。そうすると、
双葉はどこへ行ったということになります。
調べてみましたら、シクラメン属の発芽は普通のものと異なり、子葉を展開しないそうです。
他には、説明が見つからなかったので、もともと子葉がないのか、土の中で双葉が出ているのか、
詳しいことはわかりません。また、調べておきます。
なお、葉脈が網目状とか、主根と側根とがある、という双子葉植物の他の特徴はちゃんと
備わっています。