《 省エネミニAMPの作成 》

アンプのデザイン(電気回路)

***  2SK79CR結合回路  ***

三極管特性のV−FET、2SK79をCR結合 (大体24倍、約27dB) で使用してドライブ回路を構成している。
大体実効値で20V位の出力で、素直な歪みの特性である。

k79ドライブ回路
+B=65V
+B=65Vでの測定データですが、実機では110Vぐらいで使用しています。
入出力の生データ

歪率の生データ

データは出力対歪率ではなく、 入力対歪率 です。
特性曲線で入力電圧が0.4Vの時の値がおかしい。
多分ピンクで描いた線が正しいのではと思われる。

6AK6出力回路
6AK6出力設計

・本アンプの出力回路です。6AK6のシングルで規格表ですと負荷は10KΩとのことですが、 有)春日無線変圧器の出力トランス(OUT−41−357 オリエントコア)を使用した関係で負荷は7KΩとしました。
大雑把ですが、大体7KΩの負荷線です。若干プレート損失を超えているようです。
電源回路
電源トランスの規格
入力電圧 出力電圧(V) 出力電流(mA)
110V 23030×2
6.3 450
600
・電源トランスは台湾製?でジャンクで購入したもので、110V仕様ですので、電圧が10%程度下がります。
6AK6のヒータ電圧が5.7Vとなり出力などが不安定になりましたので、5Vと6.3Vを直列に接続し、ブリッジ 整流をして12Vの電圧を得てヒータを直列にし点火しています。
ショットキーバリアダイオードを使用すれば12.5V位になります。

電源トランスは若干の在庫があります。(送料別1000円で頒布)

・整流用ダイオードはファストリカバリーの1NU41×2ですが、普通の1000V1AでOKと思います。

・電源表示用にネオン管を3本使い、このネオン管の定電圧特性を利用して出力回路に電圧を180V位に、またドライブ回路用にネオン管2本分の定電圧で110Vに電圧を安定させ供給をしてています。
電源表示用ネオン管は必ず1番電源に近いネオン管(PL)とすること。ドライブ回路の基準電源側のネオン管(NL)は点灯まで遅延します。
この特性を利用すると、直結回路の前段の電圧を遅らすことが出来ます。
制御用のトランジスタはMOSーFETを使いました。

アンプの全回路

全回路

アンプの回路構成ですが、NFB=6dBほどかけて高域の補正を行ないました。

また音作りも重要ですので少しずつ部品などの換装を行い音作りをして行こうと思います。
機会があったら発表したいと思います。