審判はつらいよ!

少年野球といえども野球は野球。あの複雑なルールは時として悩ませます。
また、グラウンドも狭いことが多く特別なグラウンドルール、想定していない状況が起きます。
子供たちは(特に低学年)ルールのほとんどを知りません。法律のように知らなかったでは済まされないというような
杓子定規的な判定をするのもどうかと思います。
そして、試合の審判は大抵の場合、前後の試合のチームの監督・コーチですが、必ずしもルールに精通しているとは限りませんし、
審判としてそれなりに振舞うことはまた別のことだと思います。もっと大事なことは基本的に少年野球ではそういった裏方は皆さん
休日返上で奉仕してくださるボランティアであり、お子さんの父母であるということ忘れてはいけないと思います。だからといって
規則を曲げたり、間違っていてもいいということではありません。

ここでは、特異なプレーで審判が判定に窮した場合やルールの裁定や処理の間違いを検証し、
次回にこの教訓を生かすようにするものです。
なお、そのときの審判の方々に対して糾弾するような気持ちは全くありません。その試合にいた
関係者もわからなかった場合が多く、時間をかけて野球規則を調べる余裕など大抵ないのですから。
そのために、事例に対しては必要なプレーの説明のみとし、当該チーム名や審判員については明らかにする必要が無いと 考え明記していません。
説明上、野球規則の明示は欠かせないと思いますので(7.04C)の様に表示します。 また、本来正確に書くと長くなるような語句(例:元の占有していた塁に・・・)を「元の塁に」の様な書き方にしている 場合があります。
明らかに適用等を間違っているようでしたら、ご一報ください。
追加記録
2004年3月 その7、その8追加、その4に追記
2004年4月 その9、その10、その11追加
2004年5月 その11追加
2004年9月 その12,13、14追加
2005年1月 その15追加、その8に追記
2005年4月 その16追加
2006年3月 その17,18、19、20追加
2006年8月 その21追加
2006年8月 その22追加
2007年1月 その23追加
2007年11月 その24追加
2008年1月 その25追加
2008年3月 その26追加
2008年3月 その27追加
2010年2月 その28追加
2010年3月 その29追加
2015年3月 その30追加
2016年4月 その31追記
2017年5月 その32追記
2018年3月 その16削除(ルール改正により)
2018年9月 その33追記
2019年4月 その34、35追記
2021年5月 その36追記

その36 ちゃんと教えてほしいです
私の孫が1塁守備していて、1塁ランナーがいた時に右足をベースの後ろ(ファウルゾーン)に置いてけん制球を待っていたので、 家に帰って来てから「ちゃんとインフィールド内に足を置いていないとだめだよ」と教えると「誰それがこっちにして良いって言ってた」とのこと。
これにはちゃんと野球規則5.02守備位置の項に「試合開始のとき、又は試合中ボールインプレイとなるときには、捕手を除くすべての野手はフェア地域にいなくてはならない」とあります。 これを破ったからと言って特段の罰則はないが、ちゃんとしてほしいものである。
その35 少年野球では違うと思います
あくまで個人的な意見ですが、投手の際どいボークまがいの牽制、自由な足を一度おろしてもう一度上げてから投げるなど
やらせているチームがありますがちょっと違うんだと思っています。ルール上での可否ではなく
「少年野球として基本的な動作をしっかりと教え覚えさせる」べきだと思います。

その34 ちょっと言いにくいんですけど敢えて
野球に限らず、スポーツは年々進歩しています。トレーニングの仕方、用具、ルールなど今の流行ではありませんが、昭和から平成そして 令和になっていき変わっていきます。
そこで失礼極まりないことを知りつつ指摘したいことがあります。それは今でも古い言い回しや言い伝えをそのまままだ言っている方が多いということです。
1)ボールがグラブに当たっていたらエラー、触れていなければヒット
2)1塁を駆け抜けセーフとなった後、フェアグランド側に居てタッチされたらアウトになるからファール側にいろ。
などはよく聞かれますね。違いますよ。
その33 まれなこと
先日、自分の球審が特に何もなく終わり、次の試合を見ていた時のこと。
無死1塁で2ストライク。次の投球で1塁走者盗塁、バッターは空振りしてホームベース上によろけてしまいキャッチャーの送球を妨害。
球審が私の様なヘボじゃなくてちゃんとしている方でよかった。多分私なら、
「バッター三振、盗塁した1塁走者を戻して試合再開」としたと思う。
しかしながら、正しい処置は
「バッターは三振でアウト、かつ妨害により1塁走者がアウト」となります。
審判講習会でやるようなシチュエーションだなとか言っていましたが、攻撃側の不利益が大きいので、審判に信用ないとなかなか正確な処置しても揉めそうだなと思った次第です。
その32 試合の終わり方
後攻チームが勝っているときの終わり方なんですけど、いろいろな終わり方があります。
@7回(最終回)表が終わった時点で終了
A5回裏で点差のコールド
B5回裏で時間切れ

@ A B
2x 10 0x

Aの場合は2点目が入った時点でコールドになり試合終了
Bの場合はその回の攻撃中に時間が来たので試合終了
日本ではxと書きますが、正式にはアルファゲームといい、3アウトまでやったら何点入ったのか不明なので「α」ということです。 また、時間切れのタイミングをその時の打者を完了させてあげる(特に少年野球などで低学年の時)場合には、そこで3アウト目になることがあるので、その場合は仕方なく最終回にxを 付記しない場合があるかもしれません。
その32 スコアーブック
最近、お母さま方が付けているチームの多いスコアーブック。野球への理解とか、お子さんとの会話だったり 試合の振り返りで自宅でスコアー見られるとかメリットは大きいと思います。
ライオンズもかなり前からお願いしていますしシーズン前にはスコアーつけ講習会を毎年行っています。
毎年思うことは、スコアー付けるには「用語」「ルール」がやはり大事なんだなと思います。
また、お母さん方が引き継いでいくことで「難しいかもしれないけど、それによって得られることがたくさんある」 みたいなものが伝えられていければチームとしてもいいんじゃないでしょうか。
ただ、やはり難しいので「最初からちゃんとつける」みたいなことは言わないでいます。

その31 なかなか面白い事例
とりあえず、クイズ形式で。
場面は二死、走者3塁。6番打者カウント3−2(2ストライクが大事)
次の投球を空振りするも、捕球されず振り逃げ状態。しかしそこへ3塁走者が本塁へ走ってきた。
3塁走者が本塁寸前アウトになった。3アウトチェンジ。 打者は特に走っていくこともなくバッターボックスで立っていた。(サークルからは出ていない)
  さて、ここからが問題。
次の回は何番打者からになるのか?
その30  最近気になる声
お久しぶりです。
ここ2年くらいでしょうか、すごく気になる「掛け声」があります。 それは
「あるぞ!」 です。
いやもう、バレバレなんです。 「エラーするかもしれないぞ」 と言えないから遠い言い回しって。
不愉快極まりない。往生際が悪い。
レベルの低い草野球のおっさんが言うレベルだ。 1塁駆け抜けろ! でしょ。
その29 審判講習会
春、3月になると各連盟で審判講習会が行われます。正直言いますと、面倒くさいのですが、行かなければならないので いざ参加しますと、結構熱中しちゃいます。特に最近は講師側になることも多く、責任重大?です。
さて、コーチになられて日が浅く、初めて講習会に出られるときのアドバイスを。
1)案外、知っていることが「間違っていること」である場合が多いので気をつけてください。
2)順番に審判の動きを練習しますが、恥ずかしいですが思いっきり間違っていいつもりでやってください。無難にこなすと覚えていないものです。
3)他の方がやっているのを見てミスしたのを笑うのではなく、「あれは俺もやりそうだな」と思ってください。
4)他の方と見ながらディスカッションしてください。
5)全部覚えようとしないで結構です。無理です。この後実際に審判したときに「ああ!」となんとなく思い出してもらえれば。

その28 それを言っちゃーおしまいよ(渥美清の声で読む)
状況
とある試合でのこと。3塁にランナーがいました。投手がまさに投げようとした時に攻撃側ベンチから「ウエストしたぞ」のような掛け声がかかりました。
野球では配球に関することを打者に伝えてはいけないので、守備側監督が抗議に行きましたが、そのままカウントが進み、継続されました。
独り言
それを言っちゃーおしまいよ!

その27 投手のこと
状況
2部の試合です。投手がセットポジションとってから走者が気になるのでしょう、なかなか投げないのです。
当然、肩や腕がモゾモゾと動きますが、まぁ悪意も無いしランナーも慣れてしまいました。しばらくしてからベンチに 注意と言うかお願いしておきました。
独り言
実はこの投手だけでなく、最近よく見かけるのがこのタイプの投手です。恥ずかしながら我がチームにもいます。
ランナーに気を配るのはいいのですが、気を使いすぎて打者にちゃんと投げられなくなるんです。
1)あまりに盗塁されたくなくてセットポジションが止まらない。 2)走者に気を取られてなかなか打者に投げられない。 もう1つ 3)セットポジションから牽制する際の足の外し方がいけないタイプ。

その26 そんなにボークが好きですか?
状況
2,3塁でセットした投手の足が確かにピクッと動きました。まぁ、こんなことは少年野球ではいつものことなので取りませんでしたし、 この後点が入るかと思ったのですが0点。次はセットの止まるのが甘かったのかな?(憶えていない)やんわり注意したら、 相手チームから「何回注意するんだ?」みたいなクレーム。はいはい判りましたよ。次はセットの外し方が違ったので取りました。
独り言
少年野球の監督コーチの皆さんは本当にボークが大好きです。特に相手の投手のね。
チョット何かあれば「ボーク、ボーク」と大騒ぎ。そんなにボークを取ってランナー進めて点が欲しいのか!と言いたい。
ライオンズの諸君はボークされても関係なく正々堂々戦うのみである。(頼むからしないで欲しい)
ボークをしてもいいというわけではありませんよ。でてくる投手が全てのボークを知っているわけではないし(監督コーチも?) そのように振舞うことが出来るわけではないのです。

その25 球審をしようよ
状況
皆さん塁審はしてくれるのだけど、なかなか球審をしてくれるコーチが・・・・。
独り言
球審で何がいやかと言うと
1)トラブルになって揉め事になるのがいやだ。
2)ストライク、ボールの判定に自信がないし、文句言われるのがいやだ。
3)1にもつながりますが、正しいルールを知っている自信が無い。
まぁ、これが3大障害でしょうね。(恥ずかしいとかもあるかな)
他人のせいにしてはいけないんですけど、審判へのクレームとか、野次多いんです。と言うか、もっと監督さんは冷静でいて欲しいんです。 タイムとって「今の打球は足に当たっていませんでしたか?」と聞いてくれればいいんですが、はなっから 「おい、今のは足に当たってるだろ!」みたいにけんか腰な口調の監督さんの多いです。
セットポジションで止まり方が甘いとすぐ「ボーク、ボーク」とか、「今のは止まってねぇよ、あれじゃ走れねえよなぁ」とかでかい声の独り言とか 聞き苦しいです。
そういうことが、球審をなかなかやってくれなくさせているような気がしています。
私は、東萩山ライオンズのコーチがそのような事を言わないように「審判(あんぱん)部長」としてがんばっていますが、球審はなかなかやってくれませんので 苦労しております。
初めちょっときつい(肉体的、精神的)ですけど、ちょっと慣れてくると、結構楽しいです。周りの人も球審は大変ですよねと言ってくれてちょっとした優越感もあるし、 なにしろ、野球に対する知識や考えが深まります。
個人的には審判講習会が嫌いです。

その24 ごめんなさい
状況
2部の試合。出合審判の主審していました。やや一方的になりかけていて、当方のチームが負けていました。
さて、負けているチームの投手のセットが確かにしっかり止まっていない感じでしたが様子を見ていました。 早速、相手チームが「止まっていないよなぁ」とかゴチャゴチャうるさいので「言いたいことがあるならちゃんとタイム取って言ってくれ・・・・」 といってしまいました。すると「わかっているなら取ればいいじゃないか・・・」とかぶつぶつ言っています。
正直言います。「キレました」その後メチャクチャです。次何か言ってきたら「帰る」つもりでした。 2段モーションを1回目で気が付いて注意するはずだったのですがし忘れて、2度目でいきなり取りました。驚いたでしょうね。 先攻後攻なぜか勘違いして試合終わらせようとしました。むかついて早く終わらせようとしたかった自分がいたかもしれません。
今後の教訓
出合審判の主審はやらないに限るということですね。(これでこれからやらずに済むかも)
その23 拡大解釈
状況
ある2部での試合。打者ランナーは1塁セーフ。送球が逸れていたが1塁手が確保。打者走者は1塁手を避けるかのように駆け抜けた為、ライン内側に立っていたが、 2塁にうかがう気配は無かった。それを見た1塁手は打者走者にタッチ。審判がアウトのコール。ここで、攻撃側監督から「打者走者は2塁をうかがっていないので セーフじゃないか」と審判に確認の要求しました。
その場の判定等
判定の通りアウト
正しい判定
打者走者に限り1塁の駆け抜けが認められています。確かに、駆け抜けた後に2塁をうかがう動作を見せれば 間違いなく正規の「走者」となります。しかし、うかがわない(ここでラインの外側だとか内側だとかと言うことでなく)場合でも すばやく帰塁する必要があります。この場合、打者走者が帰塁する意思が見られなかったのでタッグされてしまったのでアウトでよいと思われます。
今後の教訓
2部の試合などで不慣れな選手が通常やらないような凡ミスをしてしまった場合、私の考えでは「敢えて助けてあげる」ような事はせず、アウトになってしまうことで しっかりとルールやマナーの指導の機会と捉えるようにしています。
その22 気になっています
パターン1
タイムがかかるかファールボールの後、次の投球前に球審はプレイをかけますが、そのプレイをかける前に走者は一度リタッチを行う義務はありますが、 プレイがかかるまで離塁できないわけではありません。常識的な範囲でリードして構いませんが、なぜか「プレイをかけるまでベースに付いていなさい」と 注意する審判が極めて多い。わざわざ戻すので無駄な時間が多くなる。しかも、注意する審判が極めて多いので、 それが正しいと思っている審判はもちろん、監督コーチも多いようだ。しっかりしてくれ。理論上は次の塁の寸前でプレイを待つことも可能だが、 それは常識を外しているわけで球審はその場合にはプレイをかけません。
なお、連盟によってはローカルルールで触塁しているようにしていることもあるようですが。
パターン2
四球と死球似て非なるものです。
ボールフォアになるとその打者は1塁までは安全に進塁できる権利を持っただけで1塁まで到達する義務があります。
打者走者が1塁へ達し、全走者が落ち着いた時に初めて「タイム」がかけられます。
四球になってもワイルドピッチなどでボールデッドにでもならない限り「インプレー中」です。WPでボールがフィールドを転々としていれば
その間、進塁して構いません。だから、四球の場合、1塁へは全力疾走です。

死球は打者が1塁へ進む権利(安全進塁権)を得ます。
投球が身体に触れた瞬間にボールデッドとなります。
タイムがかかったことと同等なのでその場で治療等行って構いません。
(頭部死球で倒れているのに1塁へ行かせるなんてことないですよね)
(5.10C 付記)により、本塁打又は死球のように1個又はそれ以上の安全進塁権が認められた場合、走者が不慮の事故のために、
その進塁権が行使できなくなった場合は、その場から代走を出すことができます。
その21
打順の間違い
状況
某市春季大会決勝。某HLチーム、5番バッターが入るところ、6番バッターが入ってしまいました。6番バッターは四球で出塁。7番バッターが打席に入ったところで相手JFチームが 打順違いに気がつきました。
その場の判定等
そのまま継続
正しい判定
7番バッターにまだ投球がされていないので、5番バッターアウト。6番バッター打ち直し。
今後の教訓
打順間違いはめったにないためルールの記憶があいまいのようです。JFチームコーチが正しい判断をされていたのですが、審判団、グラウンド責任の判断で 進めてしまいました。確かに少し時間がかかりますが、調べてから判定すべきだったと思います。
なお、間違っている6番バッターがまだ打席にいる間に気がついて申告すればそのカウントから5番バッターが打つ。
その20 独り言4
フェアな態度
審判やっていて、気持ち判るんです。
「打球足に当たってファールじゃないか」「ワンバウンドで捕っているじゃないか」「ボール落としているだろ」「あれがセーフかよ」・・・
実際ミスっている時あります。けど、我慢してください。
正直言って、あんなヤジ言われたら僕でも帰りたいです。(小心者なので)ましてやまだ始めて間もないお父さんが初審判でヤジられたら二度とやってくれません。
監督コーチの方は先ず自陣の口攻撃をやめさせてください。静かになってからタイムをかけて監督が「確認」をしに来てください。審判団が協議する等して ある判定を下したらどちらのチームも(気に入らないかもしれませんが)「わかりました」といって引きあげてください。
子供たちも「xxxだったからセーフじゃないの?」とか言うでしょう。それを納得させたり指導するのも監督コーチです。
子供と一緒になってはいけません。子供たちが真似します。

その19 独り言3
サドンデス
特別延長ルールいわゆるサドンデス(サドンレスではありません)をやるのですが、これも何とかならないかと思います。
何故かと言うと、特別延長はフルイニングまたは時間切れで”引き分け”になっている時にするのだから、すでに時間が おしている状況なわけです。そこで、点が入りやすいようにと、「無死満塁」「一死2,3塁」のような形でやるのですが、 非常な状況なのでメチャクチャ点が入ったりします。どちらにしても裏表やって時間がかかります。(スクイズ失敗でダブルプレーなど で早く終わることも有りますが)
正直言って、準決勝までは監督コーチそれぞれ2人ずつ出て!「4本の中から1つの当りを引いた方が勝ち」でいいと思います。
選手9人にクジを引かせて○が多い方が勝ちとするところもありますが、誰が○だとか気にするのでここは監督コーチがいいでしょう。
または、サドンデスで3人攻撃して点数の多い方(ただし四死球は人数に含めない)などが考えられます。

その18 独り言2
時間制限
野球は9回(少年野球は7回、5回など)までと決っていて、その中で勝敗を決めるのですが、残念ながら グランドの都合などでどうしても時間制限を作って試合を行っています。
そこで、東京ルール(勝ち逃げなしルール)のようなものがあります。(このルールの説明は面倒なのでしません)
このルール、気持ちはわかるのです。しかし、このルールが適用された場合にはこの後すごく時間がかかるのです。
今までなら、どのような場合でもすでに時間が過ぎていれば裏攻撃チームが逆転すれば試合終了です。
(後攻チームが勝っていて裏が始まる前または攻撃途中に時間切れならxゲーム)同点でもすぐサドンデスに入れます。
しかし、東京ルールが適用状態になった場合は次の表の回を行います。ここで先攻が追いつかなければ終了。しかし、同点、再逆転した 場合は更にその裏をやらなければなりません。ここで、再々逆転すれば晴れてサヨナラ勝ち。同点で終わればやっとサドンデス。
時間切れのためのルールなのに余計に時間がかかるのには納得がいきません。しかも、子供たちにこのルールはわかりずらく、 大抵の場合、え?サヨナラ勝ちじゃないの?見たいな事が起きます。
だったら、1時間経った時点で5回裏をやっていたら7回までやる。4回表なら5回までとか決めた方がいい。
いっそ、6回までにして時間制限無し(コールドあり)がいいと思います。

その17 独り言1
かみなり様
よく見かける規則に”木製のバットを用意すること”というのがある。
どうやら、雷が鳴っているときに「金属バット」では危ないからということらしいが、はっきり言う。
「雷様は、金属バットであろうが木製バットであろうがお構い無しに落ちます。」
どっちのバットであろうが落ちる時には落ち、落ちたら死を覚悟です。(生きていればもうけもの)
昔、野球していた選手の帽子の天辺に落ちた。天辺に金具がついているから落ちたなどといわれたようですが違います。
グラウンドなどの平らなところに人や木など「飛び出ているもの」に落ちやすいのです。その天辺だっただけなのです。
だから、バットを持っている(打撃姿勢をとっていて、バットが上向きになっているとき)などというのは最悪です。
去年も河川敷のグラウンドで守備している2塁手に落ちていました。監督さんが「バットを木に替えたところでした」などと暢気な事いっていましたが、 木に替えてバッターが助かったのではなく、偶然に2塁手に落ちただけです。
雷が鳴ったらすぐにやめるのが唯一の対策で、木のバットを持って続けるというのは「死を覚悟でやれ」ということです。 当然守っている野手にも同じことが言えます。
しかも、誘導雷で近くに居る人も感電し衝撃受けますから絶対に落ちては困るのです。
考えてみてください。雷が落ちて選手が重傷。「木のバットに替えていたから問題はないです」なんていうことで許せますか?

その16 投手の2段モーション
状況
2018年、ルール改正により投手の2段モーションについて記載がなくなりました。




その15 捕手のブロック 
状況
捕手のブロックによる走塁妨害を取られた際に、守備側からの抗議がしばしば見受けられるため、 ここに、平成12年3月2日付朝日新聞掲載の記事を載せますので、関係各位は周知いただければと思います。 なお、基本的にはブロックは走塁妨害を取られます。それは、走者も捕手も少年野球などアマチュアでは非常に 身体に対して危険な状況におかれます。点を取る取られるではなく、選手の怪我防止のためです。これを忘れないで 指導してください。
公認規則の「まさに送球を捕ろうとしたとき」というのを拡大解釈しない様にし、レガースを寝かすようにしていた場合などを 認めているわけではない様に思いますのでお互い気をつけましょう。
その14 味方同士で痛い! 
状況
ランナー2塁。ヒット性のあたりで2塁ランナーは3塁を蹴ったが、なんとボックスから出ていた3塁ランナーコーチと衝突。
その場の判定等
アウト
正しい判断
この場合、ランナーコーチは3塁で止めるつもりは無く、単にボケをかましてぶつかっただけであるので、 成り行きで構わなかった。(ぶつかったことですでに損している)
ランナーとコーチでの問題では次の項目が該当するが、
(7.09i)次の場合は打者または走者によるインターフェアとなる。
(i)3塁または1塁のベースコーチが走者に触れるか、または支えるかして、走者の3塁または1塁への帰塁、あるいはそれらの離塁を 肉体的に援助したと審判員が認めた場合。
すなわち、接触だけではなく、肉体的な援助(なんだか引っかかる言い方^^;)が有ったかどうかが問われる。 今回はアウトにはしなくて良かったと判断される。
仮に、ランナーコーチが止まれを指示していたら接触しただけでアウトとされるだろう。(ほとんど援助無くとも)
その13 気を付けて 
状況
ランナー2塁。高く跳ね上がったボールを追いかけた遊撃手と2塁ランナーがぶつかった。ボールは高く跳ね上がっていて 明らかに届きそうには無い。
その場の判定等
守備妨害でアウト
正しい判断
走者アウトでいいでしょう。
次の場合走者はアウトになります。
走者が・・・または打球を処理しようとしている野手の妨げになった場合 フェア、ファールの区別無く、打球を処理しようとしている野手の妨げになったと審判員によって認められた走者は、 それが故意であったか無かったの区別無くアウトになる。(7.08b 原注1)
原注1を見るとかなり厳しいのが判ります。ファールボールでもダメです。
私の解釈では、ボールが捕れるか捕れないかではなく、野手は打球に対して集中しておりランナーまで気が回りません。 ですが走者は野手や打球を確認して走れますのでよける義務があり、そのことで衝突など回避し、あらぬ怪我を防ぐことが出来ると 考えます。
独り言
アウトになって打撲もしては割が合わない。気をつけよう。
その12 オイオイ! 
状況
ランナー2,3塁。にもかかわらず2塁ランナー盗塁^^; 
あわてた3塁ランナーは、ダメダメという感じで2塁ランナーを手で静止させた。(手で止めたというか)で、あわてて戻っていった。=3=3
その場の判定等
特に無し。
正しい判断
2塁ランナーが3塁ランナーを追い越してはいないので成り行きでいいでしょう。
(7.08h)後位の走者が、アウトとなっていない前位の走者に先んじた場合。(後位の走者がアウト)
「先んじた場合」についての解釈ははっきり示されていないが、明らかに先行したと審判員が判断したらということでいいんでしょうね。
その11 ボーク? 
状況
1塁ランナーがいるためセットポジションでの投球。(左投げ)投手がストレッチにはいりセットポジションをとったかとらないか微妙な時に 自由な足を1塁に踏み出して1塁けん制を行った。(軸足ははずしていない)さて?
その場の判定等
もめたらしいので調査中・・・すみません断念しました

正しい判断
ボークではなく正当なけん制です。この場合で重要な点は、自由な足をどのようにしたかであり、セットポジションで止まったかどうかはけん制では 無関係です。
ボークには13項目あってC項に「投手板に触れている投手はが、塁に送球する前に、足を直接その塁の方向に踏み出さなかった場合。」(8.05c) とあります。すなわち、塁に踏み出していないとボークですが、今回は踏み出しているのでOKです。(参考投手・投球姿勢(8.01b,c)
仮にセットポジションをとった時点で止まったかどうかが重要になるのは打者に向かって投球するときである。(8.05m)
独り言
ボークなんて誰が考えたんだ!
その10 隠しダマもどき 

状況
盗塁で走者は3塁へ到達。送球が逸れていたためレフト寄りで3塁手は送球を捕った。しばらくして3塁走者が塁を離れたところを 3塁手がタッチしアウトを宣告された。
その場の判定
成り行きの通り。
正しい判断
ルール上では隠し球をしてはいけないなどということはないのですが、少年野球などでは非スポーツマン的プレーとして 認めないのが普通かと思います。審判は送球を受け取ってプレーが一段落した時点ですぐに投手に返さないようであれば 隠す隠さないにかかわらず返球を促すべきです。逆に投手が投手板近辺にいる場合は紛らわしいプレーでボークをとることが出来ます。(8.05i,f) どちらにとってもそういうことがないように審判は注意してください。
なお、あくまでプレーが止まった時であり、走者がオーバーランしているときとかはプレーになります。
もちろん、攻撃側のランナーコーチ、走者はボールの行方に注意を怠ってはいけません。
補足
本来「隠し球」とは明らかに騙そうとする意思だけのプレーであると考えます。 似ているものに投手の偽投や内野手の1塁送球の偽投(3塁走者がこれで飛び出して誘い出される)があります。 この違いをきちんと教えてやる必要があると思います。
その9 やじ 

以前から観戦、審判しているときに気をつけているのが「やじ」。実は「やじ」はもちろんですが、 案外気をつけなければならないのが、指示や掛け声なのです。監督、コーチされている方々は大抵 野球経験者で、草野球などもされているかと思います。このときに何気なく「やじ」などを飛ばしているのですが、 これがついつい少年野球の場でも顔を出してしまいます。細かいようですが少年野球の場ではご注意ください。
また、審判、グランド責任者、監督コーチはそれらについて気配りをお願いいたします。
1、明らかに子供の弱点を突くようなこと
例)
キャッチャー肩弱いからどんどん盗塁しろ!・・・・「どんどん盗塁しろ」でいい
このバッター打てないからど真ん中行け。・・・・「ど真ん中行け」でいい
このバッター三振ねー(選手の掛け声)・・・・微妙なところです
ピッチャー、ノーコンねー・・・・これはダメ

2、判定に対する不服や抗議
例)
あの1塁審判おかしいんじゃねーか?・・・・ダメです
タイミングだけで判定してるじゃねー?・・・・ダメです。
ピッチャー(セットポジションが)止まってねーよ!・・・・ちゃんと監督が球審等に確認に来て下さい。
あれがストライクかよ!・・・・「この審判そこはストライク取るぞ」などうまく言ってみて下さい。
このページの冒頭にもありますが、審判員は必ずしも審判の心得がある人がやっているとは限りません。 初めての人など不慣れな人が担当していることもあると思います。そういうときに厳しいヤジが飛んでしまうと次回やる気が なくなってしまうことも考えられます。自分のチームの審判員が同じような目にあっていい気持ちはしないでしょう。 確かにミスジャッジがないとは言いません。しかし監督コーチが言うことは子供たちが真似します。こらえてください。
3、応援団の歓声
えーー!何であれがアウトなのー?(お母さん方に多い)
相手の落球等で点が入ったときの大騒ぎ。・・・・気持ちはわかりますが落とした子供のことも考えて
逆にファインプレーなどには敵味方なく拍手してあげてくださいね。
その8 当たった! 

状況
満塁で内野は前進守備体制。打った打球はおあつらえ向きのショートゴロ。と思ったがトンネル。と、その後方を走っていた走者の足に当たってレフトが捕ったが、全員進塁した。守備側から走者の足に当たっているのだから走者アウトではないかと抗議が来た。
その場の判定
成り行きの通り。
正しい判定
通常では、走者に打球が当たった場合、走者はアウトである。(7.08f)
しかしこの場合は例外規定があり、(5.09f例外)アウトを宣告してはならないとある。
(1)いったん内野手の触れたフェアボールに触れた場合。
(2)1内野手に触れないでその股間または側方を通過した打球にその後方で触れてもこのボールに対して
   他のいずれの内野手も守備する機会が無かったと審判員が判断した場合。
今回はその(2)が適用とされ、ボールインプレイである。
追記 (2)にある”股間または側方”は限定であり、上方(頭上)は含まれないことに注意が必要です。

教訓
捕れるものは捕らないと損をする。
その7 手打ち 

状況
2ストライク後、インコースの投球を打ちにいった(スイングした)が音からして腕で打ったようなのだが、打球は1塁線を転がるフェアボールで1塁手が捕りベースを踏み アウトとなった。攻撃側から投球が身体に当たっているからボールデッドではないかとアピールがあった。
その場の判定
成り行きの通り。
正しい判定
0または1ストライクの場合、「ストライク」(2.72e)
2ストライクの場合、「アウト」(その場で)(6.05f)
今回の場合、結果はアウトでよかったが、実際には、ボールのいかんにかかわらずその場でアウトを宣告してよかった。
独り言
痛い思いまでして大損だな。打つべきもので打とうぜ。
その6 試合終了! 

状況
負けている後攻チームの攻撃(5回裏)が終了し、試合時間が残り2分。大会規則では、”80分を過ぎて新しいイニングに 入らない”という規則。ここで、次の回(6回表)の投球練習中に「時間が来たんじゃない?」という先攻チームの抗議で 主審が「集合」をかけた。
双方の言い分
球審は6回表の「プレイ」がかかる前に時間が来たので「集合」をかけた。(5回終了が時間前は認めた)
後攻チームは、5回裏の終了(3アウト成立)した時間が80分より前なのだから6回にはいるべきと主張。 (もし、今回のようにプレイ前で時間切れになるのであれば投手交代などで時間稼ぎすることも可能になってします)
判定
ルール上の解釈では、後攻チームの考え方が正しいようです。
ただし、今回のように主審が「集合」をかけてしまった場合、試合の決定権を主審が持っている以上(他の責任者が不在 なので)、それに従うこともまたルールの遵守になると思います。(この試合は3人の塁審が両チームからの出し合いの ために協議も出来なかった)
今後の対応
市公認審判の打ち合わせでも話があったように、試合終了時間が近づいて来たら、早めに両チームに対し、 「この回で最終回とします」とか、「この回で終わりにする場合があります」などのアナウンスをしておく ことが重要です。今回の大会の規則は、おおよそ90分の試合時間を想定して、80分で新しいイニングに入らないという ことにしているのであって、80分で終わらせるという規則ではありません。しかし、このようなアナウンスがあれば 問題はおきなかったと思われます。他の大会ではおおよそ90分等で終わらせるように考えています。
このような問題は、点差が少ない勝ち負けが微妙な場合に起きるので負けているチームはもとより両チームとも神経質 になるので、球審・責任者は試合の終了間際は状況判断よく試合の終わりに対するアナウンスをするべきでしょう。
また、試合には出来るだけ連盟のグランド責任者がいることが望ましいと思います。
その5 大量得点

状況
真夏の炎天下の中の試合、アウトがとれず、1回に20点以上入っていて攻撃時間も40分を越えていた。
2回を終わって55点入り、時間切れとなったが、投球数は150球を越え、投手は涙目になっていたようだった。
監督には投球数が120球を越えているので参考にするようにと告げたが、タイムも掛けず、投げさせた。
今後の対応
こういう状況まで考えて競技規則は作られていないので、やはりその場の審判団、グランド責任、両チームの監督が 対処しなければいけないのでしょう。
また、ローカルルールで大量得点や長時間攻撃(守備)、投球数過多をコントロールすることが必要でしょう。 大会によっては7点ルール(1回の攻撃が7点になると攻守交替)を適用している。これだけだと不都合な場合もあるので 改良が必要と考えます。
7点ルールの改良版を考え中!
その4 危ないときこそ

状況
真夏の炎天下の中での試合。試合は一方的で守備側がなかなかアウトが取れずかなり長時間守備をしている。 満塁のなか、投じられたボールはワンバウンドとなり捕手は捕りそこなった上にノド近辺に当てもがいていた。 ボールは捕手の目の前にあったが捕手が取りに行かないので3塁ランナーはホームへ走ってきた。
その場の判定
1塁審判はすぐにタイムを取りランナーを戻して(捕手の治療をして)再開。
判定根拠
1、炎天下の中での長時間の守備でもともとよくない状況で起きた。
2、明らかに捕手は動けなくなっていた。
3、転がったボールは捕手の目の前にあり、通常ではホームに突っ込むことは考えにくい。
以上3点から(5.10c)突発事故によりプレヤーがプレイできなくなるかあるいは・・・・・(以下省略)を適用したと いうことでよいのではないでしょうか。
補足1
ここで大事なことは、「子供の身体が最優先であるということ」
仮に、捕手が捕り損ね当たったボールを投手が取りに行きホームへ走れば得点は防げたのだから タイムを掛けないのがいいのではないかという意見もあるかと思うが、少年野球ではそれができれば いいのだが、大抵の場合捕手が倒れてしまったことに気が行ってしまい動転していて野球どころではなくなっている。 これを止めるのは審判以外にはいないのである。
補足2
仮にこの場合で、転がったボールはバックネット方向へ行ってしまったとして、捕手がまったく動けなかったとしたらどうしたらいいか。 すぐ止めてしまって、捕手の手当てなどした後、ボールの行方や状況を審判団で協議してワンベースを与えるなどしてはどうだろう。 また、一人生還してなお状況が変わらないようであればそこでタイムを掛けてもいいと思う。判断としては、捕手が動ける状況だったらどうなったのかを基準にするべきかと考える。けが人のいる隙に得点しようとする考えは、スポーツマンシップに反するという認識でいかがでしょう。
その3  珍プレー!(半分冗談編)

状況
2ストライク後
打者がスイングしてチップとなった打球が捕手のマスクに見事に挟まった。
その場の判定
ファウルボール(別に抗議は無かったが)

正しい判定
ファウルボール
マスクに挟まった場合は正規の捕球とならないのでファウルボールとなる。
補足
もし、空振り(見逃し)だったら振り逃げ状態になるので・・・・どうしたら良いでしょう。
振り逃げ状態であれば、1個の進塁が与えられる。振り逃げ状態で無い場合は三振。(6.05b、c)
今後の教訓
マスクに挟まらないように祈りましょう!
その2 もめるスクイズ

状況
無死、3塁
打者はスクイズを敢行。3塁走者ホームイン、打者走者は投ゴロで1塁アウトになったが、打者がバッターボックスを
踏み越えてバントしていたという事で反則打撃。さて・・・?
その場の判定
3塁走者はスクイズでの打者の守備妨害ということでアウト。打者は現実にアウトにされているのでやはりアウトでダブルプレー。

正しい判定と処理
3塁走者はスクイズでの打者の守備妨害ということでアウト。これは正しい。(6.06c)しかしこの後の処理に問題がある。
打者は戻され、スクイズのプレーはノーカウントとしてスクイズした時のカウントで再開する。
例えば、1−2でスクイズしてこのプレーが起きた場合は、また1−2から打ち直しとなる。(7.08g、注)
補足
1.スクイズしようとして踏み越したが、バットにボールが当たらなかった場合は守備妨害にはならないことに注意し、ストライク、またはボールの判定をする。2ストライク後の場合は注意が必要である。(7.09a)
2.スクイズしたボールを捕球し3塁走者をアウトにした場合は守備妨害が無かったものとしその後のプレーは成り行きとなる。(6.06c、注)
3.スクイズした際には問題は無く、打者が走り出してバッターボックスを出たところで打球に接触したときは、
打者はすでに走者となっており、走者の妨害ということとなり打者走者がアウト。3塁走者を含む全走者はもとの塁に戻される。(7.08g、注3)
今後の教訓
スクイズプレーが行われる状況に於いては球審、塁審はプレーに対し打者の足元、捕手の打撃妨害、過度なブロックなど更なる注意を払う必要がある。また、得点が入るか入らないかの大事な場面での判定となるので、正確にかつ速やかな対応が求められるので野球規則等で今一度確認をされると良いでしょう。
独り言
スクイズした本人じゃなくて3塁走者がアウトになるから普通のミスに比べて罰は重い。球審の見せ場かもね。
その1  幻のホームラン?(改訂版)

グラウンド
秋水園(当時:ライト側のL字溝をダイレクトで越えるとホームラン、ワンバウンドで入ると2ベース、柵等がない)
状況
アウトカウント不明、走者無し。(少し古い事例の為。特別に判定に関係なし)
打球は大きくライト方向に上がり右翼手は背走し好捕したが、勢いで走って捕球したままL字溝を越え
ホームランゾーンに入ってしまった様に見えた。(捕球時点ではフィールド内とも柵外とも見えた)
その場の判定と成り行き
まず2塁塁審はアウトを宣した。(とりあえずダイレクトで捕球したので)その後、攻撃側からホームランゾーンに入って捕球したのだから ホームランではないかと抗議があった。
主審が2塁塁審に捕った位置を確認したところ柵外であると宣したので、判定はホームランとなった。
しかし、守備側は先にアウトと判定していることと、捕球した位置が微妙なこと(フィールド内と見えても不自然ではなかった)もあり、 納得が行かない。
正しい判定(当時)
2塁塁審が捕球位置を柵外であると確認している以上、捕球してはいるがホームランである。

補足1
もちろん、フィールド内で捕球していればアウトとなります。
ちなみに、無死・一死でランナーがいた場合、ファール等の捕球後にフェンスを越えたり、ベンチに入って倒れこんだ場合
ワンベースが与えられます。(倒れこんだ場合というのが条件です。倒れなければ与えられません。)(7.04c)
補足2
平成13年度の申し合わせにより、秋水園グラウンドではどこで捕球してもアウトとするグラウンドルールになったそうです。(狭いグラウンドの為)
謝り
改定前の記事には重大な事実認定に誤りがあり、関係各位にご迷惑をおかけいたしました。
先日、偶然にその試合の主審の方と会う機会があり、やはりその時の事はよく憶えておられた為、確認することが出来ました。ありがとうございました。


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20/feb/2004 BY.KAZUO