![]() | ばっくなんばぁ>2003年6月掲載分 | ![]() | |
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<ひとりごと>
◆既にご存知のことと思いますが、ビッグなニュースが入ってきましたね。劇団四季がこの12月から、大阪のMBS劇場でミュージカル「アイーダ」の上演をスタートさせるというのです。河合隼雄文化庁長官も「関西元気文化圏」事業の目玉の1つにしたいと意気込んではるようで、とっても嬉しいニュースです。「アイーダ」は以前、私もブロードウェーで見てきたことがありますが、とっても素晴らしいミュージカルなんです。機会があれば、また是非見に行きたいと思っていたんです。それを、日本でこうして見ることができるなんて… そりゃ、本場ブロードウェーと日本の劇団四季との違いはどうしてもあるでしょう。でも、素晴らしいミュージカルに国境なんてないはず。日本での公演もきっと素晴らしいものになることでしょう。私は期待しています。今年の年末は「第九」なんかよりも「アイーダ」の方が熱そうですね。…前売りはいつからだろう…?
◆それにしても、阪神タイガースが優勝して関西経済が活性化するのと同様に(ほんまかいな)、「アイーダ」の日本初演がなされることによる経済的・文化的活性化の効果というものも非常に期待されますね。文化庁の言う「関西元気文化圏」事業も幸先のいいスタートを切ることができそうです。関西の文化が、もっともっと向上していくことを期待してやみません。
<更新情報>
・”らいぶらりぃ”に次の公演の感想をアップしました。
→・イングリット・フリッター ピアノ・リサイタル(6月20日)
<演奏会情報>
※こんな演奏会のチラシをGETしてきました。
●とっておきのクラシック 長岡京室内アンサンブル
(日 時) 2003年7月13日(日)14時30分開演
(会 場) 加古川ウェルネスパーク アラベスクホール
(出 演) 長岡京室内アンサンブル
(曲 目) ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集Op.8「四季」
バッハ/管弦楽組曲第1番ハ長調BWV.1066
武満徹/3つの映画音楽
他
(入場料) 3,500円
●夏休みファミリーコンサート
(日 時) 2003年8月24日(日)14時30分開演
(会 場) 加古川ウェルネスパーク アラベスクホール
(出 演) 藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団
(曲 目) エルガー/行進曲「威風堂々」第1番
ビゼー/歌劇「カルメン」前奏曲
映画音楽「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」
ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」
他
(入場料) 3,000円
<ひとりごと>
◆今日、半年ぶりにうちのピアノの調律をしてもらいました。とりあえず、この半年(昨年の12月に実家から引き取った時にしてもらってからの間)に生じたブレなんかの調整をしてもらい、終わってみると、結構、いい音が出てくるのでちょっと驚きました。私の年齢と同じくらいの世代のピアノなのですが、まだまだ現役で使えそうです。調律師さんによると、今後、高音域の音を良くするためにハンマーを削ったり、1つ1つの鍵盤の高さをそろえるための紙を取り替えたり、などというちょっと大掛かりな調整もしていく必要が出てくるかもしれないとのこと。なかなか大変そうですが、そのうち、そうしたこともしてもらわないといけないのでしょうね。末永く、大事にピアノと付き合っていきたいものです。
◆だからというわけではないのですが、何と思ったか、ふと、ショパンのバラード1番を弾いてみました。弾いてみたと言うても、もちろん、ちゃんと弾けるわけじゃありませんから、譜読みをしながら、拙い指使いでぽろぽろと弾いているに過ぎないのです。それでも、とりあえず全部通して譜読みができたのはちょっと嬉しいかも、です。さぁ、いつの日か、バラ1も弾けるようになればいいなぁと夢見る今日この頃なのでした。
<演奏会情報>
※下の6月12日付の<ひとりごと>で、タリス・スコラーズの関西公演がないなんて書いてしまいましたが、読者の方からご指摘のメールを頂戴しました。 京都府立府民ホール”アルティ”にてちゃんと公演があるようです。間違ったことを書いてしまって、申し訳ありませんでした。
●タリス・スコラーズ
(日 時) 2003年7月3日(木)19時開演
(会 場) 京都府立府民ホール”アルティ”
(出 演) ソプラノ:デボラ・ロバーツ
ジャネット・コックスウェル
テッサ・ボナー
サリー・ダンクリー
アルト:キャロライン・トレヴァー
パトリック・クライグ
テノール:クリストファー・ワトソン
ジュリアン・ストッカー
バス:ドナルド・グレイグ
フランシス・スティール
音楽監督・指揮:ピーター・フィリップス
(曲 目) バード/聖所にて至高なる主を賛美もて祝え
われは今、戦いに明け暮れたる毎日ゆえ
4声のミサ曲
ヴィクトリア/レクイエム
(入場料) 6,000円
※先日の仲道郁代さんのリサイタルの時にこんなチラシをGETしました。
●仲道郁代のゴメン!遊ばせクラシック2003
(日 時) 2003年9月8日(月)19時開演
(会 場) いたみホール
(出 演) ピアノ:仲道郁代
お芝居:山下千景/藤田辰也
演出:内藤裕敬
(入場料) 3,000円
言わずと知れた、これまでの「仲道郁代の音楽学校」を改めたものです。内容は、前にも増して楽しそう。夏休み明けではありますが、家族で聴きに行きたい公演ですね。
<更新情報>
・”らいぶらりぃ”に次の公演の感想をアップしました。
→・モーツァルト・フェスティバル・オブ・オーケストラ・スターズ(4月27日)
・大阪シンフォニカ−第27回名曲コンサ−ト(6月8日)
・関西学生混声合唱連盟第34回定期演奏会(6月10日)
・第195回神戸学院大学GreenFestival
仲道郁代ピアノリサイタル(6月14日)
<ひとりごと>
◆上の演奏会感想のうちの最後のにも書いたのですが、仲道郁代さんの演奏会情報の速報です。
神戸学院大学で毎年行われている、グリーン・フェスティバル。これに仲道郁代さんもレジデント・アーティストとして出演されているのですが、来年からは、彼女のベートーヴェン・ピアノ・コンチェルト全曲連続演奏のシリーズが始まります。ベートーヴェンの残した5曲のピアノ・コンチェルト、これに、彼がまだボンにいた時代の13〜15歳頃に書いたというコンチェルトと、彼自身の手により編曲されたヴァイオリン・コンチェルトのピアノ版という、ちょっと珍しい曲も加えて、合計7曲を、3回に分けて演奏していくというのです。オーケストラはゲルハルト・ボッセ指揮の神戸市室内合奏団。ドイツ音楽の巨匠として知られるボッセさんもかなり乗り気だとか。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲連続演奏を一昨年に神戸学院で完成され、現在はさいたま芸術劇場で同じシリーズを続け、また、それと併行して同じシリーズのレコーディングも手掛けられているという、まさにベートーヴェンづくしの彼女が、今度はコンチェルトという側面からベートーヴェンに迫っていこうというわけです。どんなベートーヴェンを聴かせてくれるのか、これは必聴です。初回は2004年7月10日だそうです。応募開始が待ち遠しいですねぇ。o(^0^)o
◆森林植物園へ、あじさいの花を見に行ってきました。西洋アジサイはまだ見頃にはちょっと早かったかもしれませんが、六甲の名花と言われる”シチダンカ”はちょうど見頃を迎えていました。日本原産のヤマアジサイですが、とっても可愛らしかったのが印象的でした。
<演奏会情報>
※シンフォニーホールからシンフォニアの7月号が届きました。
●大阪フィル・ポップス・コンサート
(日 時) 2003年9月28日(日)15時開演
(出 演) 宮川彬良指揮大阪フィル・ポップス・コンサート
(入場料) A:5,000円/B:4,000円/C:3,000円/D:1,000円
●華麗なるアルゼンチン・タンゴ ファン・ダリエンソ楽団
(日 時) 2003年10月11日(土)14時/18時開演
(出 演) カルロス・ラサリ指揮ファン・ダリエンソ楽団
ダンサー:ロレダーナ&マリアーノ
アリエル&エステル
シンガー:ワルテル・グティエレス
アルベルト・ビアンコ
(入場料) A:6,500円/B:5,000円/C:3,000円/D:1,000円
●ウィーン・ヴィルトゥオーゾ
(日 時) 2003年10月17日(金)19時開演
(出 演) ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイデ/ユン・ケラー
ヴィオラ:エルマー・ランデラー
チェロ:フランツ・バルトロメイ
コントラバス:ヨゼフ・ニダーハマー
フルート:ディーター・フルーリー
オーボエ:マルティン・ガブリエル
クラリネット:エルンスト・オッテンザマー
ファゴット:シュテパン・トゥルノフスキー
ホルン:ヴォルフガング・ヴラダール/トーマス・イェブストル
(入場料) A:5,000円/B:4,000円/C:3,000円/D:1,000円
●神秘のア・カペラ シャンティクリア
(日 時) 2003年11月8日(土)17時開演
(入場料) A:5,000円/B:4,000円/C:3,000円/D:1,000円
●スタニスラフ・ブーニン ピアノ・リサイタル
(日 時) 2003年11月3日(祝・月)14時開演
(入場料) A:10,000円/B:8,000円/C:6,000円/D:4,000円
●エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル
(日 時) 2003年11月18日(火)19時開演
(入場料) A:12,000円/B:10,000円/C:7,500円/D:5,000円
※大阪コレギウム・ムジクムさんからご案内を頂きました。既にご存知の方の多いとは思いますが。
●大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団第38回定期演奏会
現代音楽シリーズVol.14
(日 時) 2003年6月2日(日)15時開演
(会 場) いずみホール
(出 演) 当間修一指揮シンフォニア・コレギウムOSAKA
大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
(曲 目) 千原英喜/猿楽談義<翁> 風姿花伝による混声合唱のための5つのタブロー
弦楽のためのシンフォニア第1番「天地紋様」
グレツキ/聖アダルベルト カンタータ
西村朗/女声合唱、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
「青猫」の五つの詩
(入場料) S:5,000円/A:4,000円/B:3,000円
初演ものばかりが並んでいて、かなり魅力的なプログラムですね。私は他の予定が入っていて行けないので、ちょっと残念です…
<ひとりごと>
◆一昨日(6月10日)、関西学生混声合唱連盟の第34回定期演奏会に行ってきました。そこで配付されていたプログラム・パンフレットの中に、神戸大学の斉田先生がメッセージを寄せられていました。一部引用させていただきます。「合唱界の特徴は付き合い以外で聴きに行くことが少ない、お金をかけたがらない(例えば楽譜を買わずにコピーですませる)、指揮に対して安易に考えていることなど。演奏はライブが一番。もっと演奏会(他分野の音楽も含め)に足を運び、色々なレパートリーを楽しみませんか。それが合唱界を活気づかせる一つの要因とものなると思います。」…私もそう思います。というか、かつて大学合唱団に入っていた当時から同様のことは思っていました(先生もきっと昔から思ってはったのでしょう)。10年経っても、合唱界のこの体質は変わらないのでしょうか。今は私もどこかの合唱団に属するということもなく、そういう世界とはおつき合いもないのですが、それでも、ステージ上の大学合唱団のどこも団員数が軒並み減っているのを目の当たりにして、このようなことを言われると、元合唱経験者として、何か寂しい気持ちになってしまいます。何とかならないものなのでしょうか…
◆そう言えば、今年はタリススコラーズが来日するのですが、関西での公演はないのですね。上の合唱界の体質とは関係ないとは思うのですが、何だか、ますます寂しくなってしまいますね…