今週のメッセージ(2024/4/28)
「悪魔の誘惑に勝利された主」ルカ 4:1-13
主イエスの公生涯は水のバプテスマを受けたことから始まりました。天から鳩のように降られた聖霊によって満たされた主は、悪魔の誘惑に勝利され、いよいよ宣教へと進んで行かれたのです。本日の荒れ野での四十日間の出来事は、かつてモーセがイスラエルの民をエジプトから導き出すにあたり、四十日の断食を経て神から十戒を受けた出来事を想起させるものです〈出エジプト
34:28〉。また、主イエスが3つの試みを受けられたことは、イスラエルの民が四十年の間、荒れ野を過ごす中で受けた3つの試練を思い出させます〈出
16章、17:2、32 章〉。
さて、誘惑は誰もが経験するものですが、何が誘惑になるのかは個々人によって異なると思います。しかしながらルカ4:2 と 13
によると、主イエスが受けた誘惑は断食後に始まったものではなく、四十日間続いており、悪魔は様々な誘惑の限りを尽くしてイエスに挑戦していたのではないかと思われます。その中で、聖書は3つの誘惑についてその詳細を記しています。主は聖書の御言葉をもって悪魔に立ち向かい、そのすべての誘惑に勝利されました。私たちも主イエスにならい、聖霊に満たされ、御言葉に固く立つことで誘惑に勝利された主の御足跡に従いたいと思います。
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