今週のメッセージ(2025/5/11)
「つまずき、赦し、信仰、謙遜」ルカ17:1-10
つまずきを意味するギリシア語はスカンダロンと言います。TVや新聞、週刊誌などで報じられるスキャンダルの元になった言葉です。主イエスが「つまずきは避けられない」と言われたように、残念ながらいつの時代にも世間を騒がせるスキャンダルが絶えることはありまん。
17:2の「小さい者をつまずかせるより首にひき臼をかけられて海に投げ込まれる方が【まし】である」を直訳すれば【利益になる】あるいは【より良い事だ】となります。何か深刻な問題〈スキャンダル〉が発覚したことで偉大な人物や重鎮、大御所と言われるような人が「つまずいた」とすれば、それはまさに社会を揺るがす大問題となることでしょう。逆にあまり重んじられることもなく、顧みられることのない人が「つまずいた」としても特に大きな噂にはならず、社会的な関心を引くこともなく、すぐに忘れ去られてしまうことでしょう。けれども「小さい者へのつまずき」は神様の目に決して小さくはないのです。むしろ極めて重大なものだと主は語っておられます。海に投げ込まれる肉体上の死よりもはるかに深刻な結果をもたらすのです。
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