冬月 「15日ぶりだね」 ゲンドウ「ああ、間違いない。ゴキだ」
シンジ 「無理だよ。そんなの、出来るわけないよ」
ミサト 「シンジ君、何のためにここまで来たの?逃げてちゃだめよ。」
シンジ 「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ・・・やります。僕が殺ります。」
日向 「来ました。パターン黒。ゴキです。」
冬月 「総員第一種戦闘配置」
伊吹 「目標高速接近中・・・来ます!」
シンジ 「うわっ!」
ミサト 「飛んだ!?いけない、シンジ君よけて!!」
シンジ 「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
青葉 「神経パルスに異常発生。」
伊吹 「心理グラフが乱れています!精神汚染が始まります」
リツコ 「そんな・・・ゴキが精神攻撃を!?」
青葉 「生命維持に問題発生。」
伊吹 「心理グラフ、シグナル微弱。危険域に入ります。」
冬月 「いかん、シンクロ率を60%にカットだ」
ゲンドウ「待て」
冬月 「しかし碇、このままでは・・・」
ゲンドウ「シンジ。なぜ戦わない?」
シンジ 「だって、ゴキが飛んで・・・」
ゲンドウ「それがどうした、しょせん虫けらだ。」
シンジ 「でも、でも出来ないよ」
ゲンドウ「・・・かまわん、シンクロを全面カットだ。回路をダミープラグに切り替えろ」
伊吹 「しかし、ダミーシステムにはオバタリアンのデータが・・・」
ゲンドウ「今よりは役に立つ。やれ。」
伊吹 「・・・はい」
シンジ 「なんだ・・・何をしたんだ父さん!!」
ゲンドウ「システム開放、攻撃開始」
伊吹 「これが、ダミープラグの力なの・・・」
シンジ 「やめてよ・・・父さんやめてよ・・・く、くそ・・・手が勝手に・・・やめろ・・・
やめろ、やめろ、やめろぉぉぉぉぉ!!」
ミサト 「ゴキを・・・素手で!」
伊吹 「うっ」
青葉 「・・・目標は完全に沈黙しました・・・」
ミサト 「シンジ君」
ミサト 「ごめんなさい・・・私、あなたに大事なこと伝えなきゃいけなかったのに・・・」
シンジ 「ミサトさん・・・僕は・・・僕はゴキを・・・父さんが・・・やめてって頼んだのに・・・」
ミサト 「シンジ君、ごめんね。ゴキはね・・・ゴキは・・・一匹見かけたら、三十匹はいるのよ・・・」
つづく?
シンジはゴキに勝つ。だがそれはすべての始まりにすぎなかった素手でゴキをつぶした事実は彼を嫌われものにする
驚異的な生命力を誇るゴキに、キンチョールが効くはずもなかった積極的に一次的接触を試みるゴキにシンジは戸惑う
殺虫剤の効かないゴキはシンジに苦戦を強いる一方、ミサトはハエタタキによる一点突破を試みる
多数のゴキが眠る流し台の下。家族はゴキの捕獲を試みる。ゴキブリホイホイが暗黒の地獄へ挑む。
ゴキブリホイホイから逃げ出すゴキ失敗に終わるゴキの捕獲
驚愕するシンジの見たものは?
絶え間なく現れるゴキに嫌気がさし、逃げ出すシンジ。しかし組織は少年をあっさりと連れ戻す。
そこに優しい言葉はなかった
チャバネ、クロ、ワモンに続き、オオゴキブリが現れた。隙間から侵入する最大のゴキは、人々に希望を捨てさせた。
デボン紀の地上からすべては始まった4億年を生きてきたゴキの遺伝子とは?
ゴキを追いつめるシンジだが、タンスの隙間にハエタタキは入らなかった
どんなわずかな隙間にも侵入するゴキミサトはゴキをおびき出すため、一計を講じた
迫り来るゴキに対し、民間の開発したホウ酸団子が効果をあげる製薬会社は果たして人類の砦たりうるのか
隙間に隠れるゴキに対しなすすべもないシンジホウ酸団子は人類に与えられたラストチャンスなのか
フマキラー、アース、インピレス、大日本製薬。多くの製品を前に、シンジは苦悩する
団子を食べたゴキは、次々と死んでゆくだが、これですべてが終わったわけではなかった
市販の団子3個分の値段で50個以上作れる自家製ホウ酸団子質より量の作戦は果たして成功するのか
練り込んだタマネギはゴキをおびき出せるのか
一寸の虫にも五分の魂ゴキの行動は、そのことわざの実現に過ぎないのか
つぶれた死体の処理を快く思わない人々が掃除をサボる汚れた台所は、新たなゴキを繁殖させる
孵化。それは産卵のあとに必ず訪れる人々は明日の惨劇も知らず日常を謳歌していた
全滅したと思われたゴキはあっけなく復活する台所の生ごみに、ゴキが迫る
ゴキが復活したことで落ちこむシンジさらに飛び交うゴキが彼の心にとどめをさす
ミサトはシンジに、なぐさめの言葉をもたなかった
もはやシンジに戦う意志はないしかし、彼に関係なく繁殖するゴキが、次の惨劇を生むのだった
ゴキはついに、冷蔵庫の中にも現れるラーメンの中に入っていたゴキが、彼に絶望を教える。
動揺したシンジは、ゴキにこてんぱんにのされてしまうミサトはゴキの完璧な駆除をめざし、一計を講じた
ゴキに取りつかれ、犯されていく台所その侵食から我が家を守るため、ついにシンジは自らバルサンを手に取る
迫りくるゴキを振り切り、バルサンに水を注ぐシンジ台所にたちこめる煙が、目にしみた
煙が消え、ゴキは死に、涙目のシンジに家族が微笑む久々の一家だんらんを楽しむシンジ
しかし、彼らには苛酷な運命がしくまれていた
平穏な日々は長くは続かなかった不死鳥のごとく蘇るゴキはミサトに最後の手段、
害虫駆除業者への依頼を決心させる