第3話 運動会前日

明日は運動会です。今年もうちのクラスが優勝出来ればいいのですが、この前のプリンのために

うちのクラスの生徒数は23人になり、そのうち4人はまだ入院してるのです。

その隙に隣の3組が急速に力を付けてきました。今日のホームルームはその対策会議です。

先生は去年のように3組への毒ガス攻撃を提案しましたが、今年は石山君が死んでしまったので

原料の確保が難しくなっています。佐藤さんが、「3組の委員長の若本さんさえ殺ってしまえば、

指導者を失った3組は去年のように何もできなくなる。」と言って若本さん暗殺を主張しました。

しかし若本さんは常に10人以上の親衛隊を引き連れています。彼らをどうするか、みんな悩みました。

松野君が何か発言しようとしたとき、廊下で物音がしました。はっとして私が伏せた瞬間、

爆音が教室を包みました。3組がバズーカで対戦車ミサイルを撃ち込んできたのです。

うかつでした。どうやら若本さんは、私たちが想像していた以上の人物だったようです。

この攻撃で8人が死亡し2人が入院、明日の運動会は9人で闘わねばなりません。かなり不利です。

でも、死んだみんなのためにも、あしたは頑張って優勝します。


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