2001年10月20日(土)にPCC主催の光岩洞(埼玉)の探険ケイビングに参加しました。 参加者はPCCより芦田氏、新井氏、NTCより小山の計3人であった。 光岩洞は150m程度の小規模な洞窟であるが、これまで本格的な探険が されておらず未探検の支洞も残っていた。また目の前にある1000m級のケイ谷洞 よりも洞内温度が低いためケイ谷洞以上の大洞窟の可能性があった。
まず光岩洞に行く途中にある雲海鍾乳洞群をついでに探険する事とした。 雲海鍾乳洞第1は洞口が崩落により非常に狭くなっていました。 はじめに小山が入洞して、内側より石を蹴落とし洞口を拡張して その後、芦田氏と新井氏が続いて入洞してきました。 洞内はホールがありその先はメアンダートレンチとなっていました。 総延長は100メートル程度でした。 雲海鍾乳洞第1 続いて雲海鍾乳洞第2に行く途中で、5メートル程度の小穴を発見しました。 とりあえず雲海鍾乳洞第5と命名しました 次に雲海鍾乳洞第2に入洞しました。 洞内は天井が低く終始匍匐前進の30メートル程度の穴でした。 最奥部は狭くて進めませんがメアンダートレンチとなっており、 第1洞とつながっている可能性があります。
続いて雲海鍾乳洞第3洞に入洞しました。 第3洞はかなり天井の高いホールとなっており、ホールの上に洞口があるようで 外光が差していました。延長は30メートル程度の洞窟でした。 続いて付近で洞窟探索をしたところ、 4個の洞口が並んでいる場所を発見しました。 3つは狭く入洞する事が出来なかったのですが、1つだけ入洞できる ものがあり10メートル程度でした。4つの洞口は人が通れない狭い 通路で繋がっているようです。 雲海鍾乳洞第6洞(通称4目穴)と命名しました。
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雲海鍾乳洞第3 雲海鍾乳洞第6 その後、やっと本来の目的の光岩洞探険を行なった。 光岩洞の洞内はやはり非常に寒く、大洞窟を思わせる 冷気が吹き出していた。 洞口付近の怪しい支洞を詰めながら、最奥へと向かって行きました。 しかし結局、成果が無いまま最奥部のガレ場に到着しました。 最奥部のガレ場をディギングして30分程度で突破しましたが、 また15メートルくらい進むとまたガレにより塞がっていました。 ここであきらめて洞口で戻ると、最奥部よりも途中の方が 寒い事に気づきました。 洞内の形状をいろいろ考えて見たところ、光岩洞は 冬の間に吹き込みによる冷気が溜まり、洞内温度が下がって いるだけではないかという結論に達しました。