2002年8月10日にちょうちん穴ファンケイビングを行いました。 参加者は藤井、本田、菅谷、白田、倉光、吉岡、大喜多、小山、ゲスト2名の 計10人でした。9:00奥多摩駅集合、車に分乗して「東京再西端のコンビニ」経由で、 林道をでちょうちん穴前に向いました。 目的のちょうちん穴は、ここから徒歩5分の沢向こうにあります。 沢に架る丸太橋が、増水のせいか流されていたのですが、 皆、何のためらいも無くジャブジャブ突き進んでいきます。 今回は、川原でBBQをやろうということで、多めの荷物を川原にデポし、 持ってきた大きなスイカとジュースを沢で冷やしておきました。
人数も多かったので2班に分け、ケイビング開始となりました。 A班は1洞〜通り抜け〜2洞。もうB班(いっぱいもぐりたいチーム)は、 先に2洞で、後から1洞〜通り抜け という班分けでした。
B班は、第2洞口から入洞します。 入洞すると、中は泥の水溜りもありますが、三十数度のこの熱さに比べると、 つなぎでも汗をかかないほど快適そのものです。 泥水も、10Mも進むと、もう誰も気にしなくなります。 まず、奥へまっすぐ進み、1洞からの通り抜け出口を見学。 「ここが通り抜けの出口です。」の説明に、本当にこんな狭いところから出てくるの か?と 半信半疑の様子。 すると、なにやら声が聞えてきます。 しばらく待つこと5分。1洞に先に入ったA班の先頭が早くも来た様です。 もがきながら出てくる様子をカメラで捉えてから、とりあえずB班は先へ進むことと しました。
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少し戻って、「包丁岩」のところまで来ます。 「包丁岩」はその名の通り、またがると、その鋭さが結構なものです。 包丁岩にまたがってから、下にジャンプし、 ここから横穴を匍匐前進をします。 最後の辺りは、ヘルメットを外さないと通り抜けが難しくなります。 うめき声が歓声に変ると、そこは小さなホールです。 ここへ来るころには、A班も別ルートで合流し、 ここからは道も広く、まもなく際奥部へ到着しました。 際奥部のPCCプレート前で、記念撮影をし、 A班はB班が通ってきた匍匐前進ルートを戻っていきました。 B班の帰りは、ショートカットルートで一度出洞後、 次は1洞へ向いました。
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最奥部 ハートの溶食 1洞では、有名なハートの溶食の穴でプリクラ写真を撮り、一通り見学をした後、 2洞への通り抜けに向います。 しばらくの匍匐後、第一関門の左ヘアピンカーブへ突入。 ここは体を海老のようにして120度曲る必要があります。しかも、岩の突起が邪魔を してなかなか前へ進めません。 これを抜けると、上へ登る縦穴。 そして、この竪穴をすぎた最大関門の下り45度を頭から突っ込む「通り抜け」があり ました。 一度突っ込むと、下り傾斜+胴体いっぱいなので、後戻りできません。 万歳の姿勢ですべり落ち、もがいてやっと「生れる」のでした。 ここまでの所要時間は、約3時間。そろそろヘッドランプが暗くなってくるころ。
出洞し河原に下りると、下からは先に出たA班が作るBBQの煙が! もはや食われてしまったか? 焦っていくと、炭を起してくれ、後は焼くだけでした。 今回のメニューは、炭焼ステーキと、キャベツのぶつ切りと、スイカ。 包丁が無いので、キャベツとスイカは、ワイヤーソーで切断。 あと、流木を集めて、焚火。
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焚火 バーベキュー 本来は、この後、聖滝下りをやる予定で、 ロープをセットしてためしにやってみたのですが、 つなぎの洗濯を兼ねて為、カッパを着なかったせいか、とにかく寒い寒い。 一人だけ途中まで行きましたが、水量も多くて、危ないので時間が取れる次回という ことにしました。 その代り、少し下流で、飛込み大会?になりましたが。
予定通り、日没で撤収し、奥多摩駅で解散となりました。
(藤井 記)
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飛込み大会 集合写真