草岡神社氏子各位

伊勢神宮式年遷宮への奉賛金の協力について
 



  20年に一度の式年遷宮は、今から約千三百年前の天武天皇の時代に溯ります。  第1回のご遷宮が690年(持統天皇4年) に実施され、平成25年10月に第62回を迎えます。長い歴史の間には一時の中断や延期もありましたが昭和28年以前まで国家の 重儀として国費をもって行われてきました。以後、時代の趨勢に従い全国の奉賛会の募財協力により行われています。 「式年遷宮」に掛かる総予算は550億円が見込まれています。その内330億円が伊勢神宮、残りの220億円が全国の奉賛会で募 財する運びとなっています。富山県神社庁では(財)伊勢神宮式年遷宮奉賛会富山県本部が設立され16万世帯から総額3億5千万 (1世帯2千円)の奉賛金を募っています。

伊勢神宮   「お伊勢さん」は何故20年に一度の式年遷宮にこだわるのでしょうか、この制度が定められたとき、すでに世界遺産として登録され ている法隆寺が建てられていました。当時の建築技術で立派に永久的社殿は造れたはずで朽損の理由ではありません。20年に一度造 り替えることで常に新しくみずみずしい神明造の神宮はより永遠をめざし、今も昔と変わらぬまま毎日おまつりがなされている文化は 世界のどこの国にも見られません。又、式年遷宮には約800種、1600点の御装束、神宝を古式より新しく作り替え”お供え”し ます。20年に一度繰り返されることで時代の最高の刀工、金工、漆工、繊工の職人が作り上げた国宝級の美術工芸の技法が受け継が れ伝承されています。絶えると技術が蘇らないことを頑なに守り続けているのが「お伊勢」さんです。大正12年から宮域林で200 年計画で檜の造林事業が進められています。遷宮に必要な巨木檜材は1万本が使用され、その用材の約4分の1が宮域林が充てらます。 第62回式年遷宮後のご用材(古材)は全国160社の神社に譲り渡されることになります。内宮・外宮の棟持柱は宇治橋や外宮の鳥居に 再利用され、内側・外側の鳥居は関の追分けや桑名の渡しの鳥居として移築され60年に渡って使用されることになります。


 奉賛金(1世帯2千円也)のお願いは、平成20年7月頃を目途とし氏子自治会にお願い致しました。遷宮の本会の趣旨にご賛同をた まわり、心からのご奉賛をお願い申し上げます。

    平成20年1月

                        草岡神社奉賛会 会長 菊  民夫
                        草岡神社     宮司 多田 良正


平成25年10月、62回の式年遷宮が行われます。

       



【草岡神社奉賛会】
Copyright© Kiku tamio Office 2008

| HOME |