神代・高天原(歴代天皇が継承してきた三種の神器の世界
       古事記・日本書紀の記述


    支配者の象徴、三種の神器
  1. 鏡・八咫鏡ヤタノカガミ現在、伊勢神宮の神体
  2. 玉・八尺瓊勾玉ヤサカニノマガタマ皇居の御所に安置
  3. 剣・天叢雲剣アメノムラクモノツルギ(草薙剣)〜現在、熱田神宮の神体

伊勢式年遷宮に納められる御鏡:写真は遷宮広報部提供  伊勢式年遷宮に納められる御玉:写真は遷宮広報部提供  伊勢式年遷宮に納められる御剣:写真は遷宮広報部提供


  1. 三種の神器は帝祖・瓊瓊杵尊ににぎのみことが天界から地上に降臨した際、王者の証(支配者の象徴)として天照大神より授けられたものだという。儒教では、鏡は「知」、勾玉は「仁」、剣は「勇」といい、三種の神器は三徳を表わすという。

  2. 日本神話(高天原世界)では、鏡と玉は天照大神の岩戸籠もりの時に造られ、剣は素戔嗚尊すさのおのみこと山岐大蛇やまたのおろち/font>を退治したとき、その尾の中から出現し、霊剣故に素戔嗚が天照大神に献上したとされている。

  3. 後に、第12代景行天皇40年(110年)の時代、日本武尊が草薙剣(くさなぎのるぎ)を尾張国に持ち出した(熱海神宮縁起:焼津市)。東国征服に大いに役立ったといわれている。


1、熱田神宮 2、熱田神宮 第三鳥居 3、熱田神宮の草薙劔の由来
草薙劔を祀る熱田神宮 2017.7.21


【草岡神社奉賛会】