国際豊かな神
七福神 信仰 垂迹画
神様それとも仏様!
七福神信仰は室町時代末期頃、京都に始まったといわれています。
仏の守護神(本地垂迹画)として個々に恵比須・大黒の信仰は平安末期まで遡ることができます。応仁の乱後、商業の発達が加速化し、今までの國や村の五穀豊穣の信仰から、庶民の個人的な願いを託す対象として”福の神信仰”が広がっていくことになります。南北朝時代には仏画として登場し、江戸初期に上野の寛永寺を開いた天海大僧正が徳川家康に「公はこの乱世を治め、天下泰平の基を築く福徳を備えている」と述べ、七福神のもつ七つの福徳を説いたとされ、家康は大いに喜び、狩野探幽に、その七福神の画を描かせたのが最初だといわれています。七福神信仰が盛んになるのは江戸後期(1800年代)に入ってからです。
国籍:日本
神徳:(商売繁昌・除災招福・漁業)
出生:大国主命の第4子、事代主命をいう。日本固有の神様を象徴的に偶
像化された。摂津の国、西宮の里に祭られ「恵比須様」と呼ばれた。
性別:男
国籍:印度
神徳:(五穀豊穣・子孫愛育)
出生:インド・ヒンズー教の破壊の神、シバ神
神道の大黒天 - 密教の大黒天が元になり、大国主命と神仏習合し
て出来た神道の神
性別:男
国籍:印度
神徳:(豊穣の神・音楽の神、弁舌の神・福徳神・学芸神・財宝神)
出生:インド・ヒンズー教の女神サラスヴァティーが仏教、神道に取り込
まれた呼び名。弁才天は、奈良時代に仏教とともに伝来した。
性別:女
国籍:印度
神徳:(大願成就・開運厄除)
出生:インド・ヒンズー教ではクベーラと呼ばれ財宝福徳を司る神武闘の
神様。別名多聞天。四天王のひとり。持物は宝塔を持ち、邪鬼と呼
ばれる鬼形の者の上に乗ることが多い。
性別:男
国籍:中国
神徳:(長寿延命・富貴招福)
出生:中国宋時代の元祐中の人。南極老人星(カノープス)の化身。仙人
は修行を積み不老不死になり、神と同じように信仰された。長寿と
自然との調和のシンボル鹿を従え、手に長寿のシンボル”桃”も持
っている。
性別:男
国籍:中国
神徳:(招徳人望・俸禄増加)
出生:中国・道教の星の神。南極老人星(カノープス)の化身。道教の教
(財産)・長寿の三徳を具現化した神。杖を右手に、左に長命の鳥、
え幸福・封禄中国の五山のひとつ、泰山(山東省)の王。宋の時代、
嘉祐年間(1056年〜)鶴を従える福神。に実在した道士と言われて
いる。
性別:男
国籍:中国
神徳:(富貴繁栄・夫婦円満・財宝賦与)
出生:中国唐末の明州(浙江省)に実在したとされる伝説的な禅僧。弥勒
菩薩の化身。鎌倉時代に禅画の題材として、大きな袋を背負った太
鼓腹の僧侶の姿で描かれている。袋は「堪忍袋」。
性別:男
原作 狩野安信 (1613-1685):法眼永真筆
【 恵比須 大黒天 弁財天 毘沙門天 福禄寿 寿老人 布袋和尚 】
偶像化された神