【U エギナ島のアフアイア神殿】 The City & its Monuments

神殿は神の家であり、信仰のよりどころであった。エギナ島に建つ女性の守護女神「アフアイア神殿」は
、遺跡発掘調査の結果、紀元前580年の建築物の上に、紀元前5世紀に建てられた。正面は6本の柱、側
面は12本のドリス式神殿である。
アルカイック時代の神殿の建築様式は紀元前7世紀に端を発している。
ドリス式神殿の平面図は前室(プロナオス)・神像を修めた神像安置室(室内聖域)を含む神の家(ナオス)。ナ
オスから聖所(アデュトン)に通じていた。後方には宝庫(オピスト
ドモス)があった。柱は基壇の上に直接立てられ、柱頭は簡素である。ア−キトレ−ヴは平らで、その上部にあ
るフリ−ズは屋根の木製の垂木(梁)をかくしているメト−ブ(浮き彫りがこらされた石版)とトリグリフ(3本
の縦溝又は縦棒を有する矩形部分)細分される。