日本語名 |
香港(大埔)鐵路博物館 |
英語名 |
Hong Kong Railway Museum |
国名 |
中華人民共和国香港特別行政区 |
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鉄道博物館と聞いてほとんど義務的に博物館にやってきた。旧「大埔墟駅」を改造した小規模な博物館で、博物館というより公園である。しかし、公園好きな香港人。写真撮影に来ている人も多い。しかし、その被写体は鉄道よりもモデルが中心だったりする。ネットで大埔鐵路博物館と検索したらミニスカート姿の女の子の写真が出てきた。香港らしい・・・。
駅舎内に展示されている転轍機や、屋外の腕木式信号は日本で使っていたものと酷似しており、外国の鉄道とは思えない。客車も展示されており、どこか日本的だと思って製造銘板を見てみると近畿車輛・・・。日本製であった。
この博物館は九広鉄路の記念館といっても良い。九広鉄道は香港と広州を結ぶ179qの路線であるが、香港が中国から分離した1949年以来、香港内の経営は分離された。現在の香港側の路線は12両編成の列車が頻繁運転される通勤路線であるが、電化される1982年以前はディーゼル機関車が客車を牽引するローカル鉄道だったらしい。その後、香港の発展とともに鉄道も充実。イギリス製の通勤電車を導入して近代化を図った。現在の最新型は日本の近畿車輛製で、近畿車輛と縁があるようだ。写真を見ると沿線の風景も農村から急速に都市化されたのがわかる。
九広鉄路はKCRと呼ばれていたが、2007年に香港地下鉄を経営するMTRと合併した。MTRは韓国製の車両を好んで使っているので、今後の車両はどうなるのか興味深い。本数は少ないながら中国本土と直通する長距離列車も運転されている。
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大埔墟駅付近 |
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旧大埔墟駅 |
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電化の前に活躍したディーゼル機関車 |
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いかにもレトロな客車 |
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狭いところに5両の客車が保存されている |
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車内に入る事も出来る |
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TGVの下に成田エクスプレスも展示されているが、最高速度を示す表示が、300q/hと130q/h・・・。なぜ、成田エクスプレスが選ばれたのか解らない。 |
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