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荃灣のフェリー船着場には記念写真を撮りあうレジャー客で溢れ、休日らしい雰囲気であった。やがて船は高層ビル街を離れ、巨大なつり橋の方向に向かう。そこにはまるで橋脚のひとつにされたような小島、馬湾島がある。ランタオ島(香港最大の島)と本土を結ぶ「青馬大橋は、この小島を橋桁代わりに使っている。隣の青衣島には駅が出来て、本土と変わらぬ賑わいを見せているが、馬湾島には駅も無く、通過するだけの島になってしまった。
過疎化が進む離島だった馬湾島であるが、2009年5月に「挪亞方舟というテーマパークがオープンした。旧約聖書の大洪水にまつわる「ノアの方舟をテーマにした施設で、原寸大で作られた船の中に、映像や展示物などの施設が作られている。これが大人気で、この日も入場までかなり並んで待たされた。
中国本土の基督教はバチカンと対立していると聞くが、香港ではどうなのだろうか。私はクリスチャンではないので、ここに来た最大の目的は馬湾島訪問である。さすがに離島情緒を感じる事は出来なかったが、アトラクション好きな香港人の一端を垣間見た気がする。
船乗り場はこれから遊びに行く人たちで賑わっている | |
テーマパークの入り口 | |
これが原寸大の箱舟とか・・・。座礁しているようだと思ってしまう。 | |
本土側は黄金海岸(ゴールデン・コースト)と呼ばれる風光明媚な場所。青馬大橋は鉄道併用橋であるが、防風壁に覆われて列車を見る事はできない。 | |
帰りも船で・・・。荃灣の街が近づいてくる。 | |
船と奥に見える青衣島 |